報告は紙1枚で・チャーチルの場合

冨田浩司著『危機の指導者チャーチル』(2011年、新潮選書)に、次のような記述があります。チャーチルが第1次大戦中、軍需大臣を務めた頃の話です(p151)。
・・興味深いことは、こうした膨大な課題に取り組みながら、チャーチルが第2次大戦下の首相として採用した仕事のスタイルを開発していった点である。例えば、部下に対して書類での報告を義務付け、しかも報告の内容は必ず1ページ以内に収めるよう命じたことなどは、第2次大戦の予行演習と言っても良い・・

我が意を得たりです。「報告はメモにして、1枚。必要な資料があれば、その後ろにつける」。私のモットーです。『明るい係長講座 初級編
もちろん、首相としてチャーチルが毎日目を通した書類は、膨大なものがありました(例えば同書p252)。私などと比べると、失礼です。