昨日18日今日19日と、五百旗頭真復興構想会議議長のお供をして、宮城県と岩手県で、被災地の復興状況を視察してきました。現地では、がれきの片付けや仮設住宅の建設も進み、避難所を解消したところもあります。復旧が本格化し、復興に向けて、復興計画の策定に取り組んでいます。
地理的条件や、被災の状況が違うので、復興計画も町によって異なります。平地の少ない場所では、高台移転が必要です。一方、水産加工業などは、津波が来たら逃げることを前提に、元の場所で再建を計画しているところもあります。地震被害の場合は、その場所での再建が主になりますが、津波の場合は同じ場所に建てると、また被害に遭うのです。かといって、リアス式海岸の場合は、平野は少なく、難しいです。
19日午前は、ちょうど大船渡市で、岩手県沿岸12市町村の会議があったので、私は本隊と別れそこに出席し、現在の国の取組を説明してきました。帰りの新幹線は、地震の影響で遅れました。
移動の間に、防衛大学校長である五百旗頭議長と会話する機会に恵まれ、いろんなことを教えてもらいました。役得ですね。
復興本部では、できる限り地方自治体の要望をお聞きすることを、心がけています。現地に行くと、いろんな意見を聞くことができます。「基本方針」を策定する際も、関係自治体から意見を聞きました。その意見をどのように反映したか。概要をホームページに載せるとともに、各団体には個別に文書で回答しました。聞きっぱなしに、しないようにです。