古くなりましたが、15日の読売新聞「進化論とあなた・菌を競合、いもち対策」に、次のような話が載っていました。
いもち病に強いコシヒカリを植える際に、3割ほどいもち病に弱い品種も混ぜて植えるのだそうです。新品種を開発しても、病原菌も進化して、すぐに追いつかれる。そういう、人間と病原菌の軍拡競争です。ところが、新品種開発にお金がかかるように、病原菌の方も新品種を攻撃できるような進化をするためには「費用」がかかります。進化するためには、ほかの機能を犠牲にしなければなりません。すると、菌は菌で、競合相手と競争しているのです。古い品種を植えておくと、それに強いいもち病菌が跋扈して、ほかのいもち病菌の発展を抑えるのでしょうね。
なるほど。