天皇陛下、お誕生日記者会見

12月23日の、天皇陛下のお誕生日記者会見についてです。ご譲位を前に、平成の30年間を振り返るものとなっています。

第一に取り上げられているのが、災害です。次に、戦争と平和です。
「平成が戦争のない時代として終わろうとしていることに,心から安堵しています。」
私たちは、この平和な日常を当然のものと考えていますが、この平和のありがたさをあらためて国民に思い起こされました。歴史としては、昭和という戦争の時代を引き継がれ、国の内外に慰霊を続けられたことも、忘れてはなりません。あわせて、海外の紛争にも言及されています。

その後、障害者について語られました。さらに、次のようなことを話されています。
「日系の人たちが各国で助けを受けながら,それぞれの社会の一員として活躍していることに思いを致しつつ,各国から我が国に来て仕事をする人々を,社会の一員として私ども皆が温かく迎えることができるよう願っています。また,外国からの訪問者も年々増えています。この訪問者が我が国を自らの目で見て理解を深め,各国との親善友好関係が進むことを願っています。」
これからの外国人の受け入れ、内なる国際化について言及されました。このことも、重要なことだと思います。

短い文章の中に、日本の政治と社会が考えなければならない要素が含まれています。