今朝、大学に向かう途中での出来事です。地下鉄新宿駅で、若い女性が、とても大きな旅行鞄を持って、階段を登ろうとしていました。エスカレータがないので、一苦労です。「お手伝いしましょうか」と話しかけたら、「はい」とのこと。そして自分は、すたすたと登っていきます。「???」
鞄はとても重く、ようやく階段上まで運んだら、彼女は「JPに乗るんです」、と少したどたどしい日本語で話し、先に改札を出ていきます。「しゃあないなあ」と思いつつ、「韓国から来たのですか」と聞くと、「台湾です。3年いました。これから、台湾に帰ります」とのこと。鞄にはコロコロが着いているので、押しながらJRの改札の中へ。私は違うホームなのですが、ここで逃げるわけにも行かず、今度は山手線への階段を鞄を持って登りました。
「台湾では、みんなが手伝ってくれますか?」と聞いたら、「ハイ、親切です」とのこと。彼女は、「日本人は冷たいですね」とは、言いませんでしたが。
この記事を書きながら、「日本ではこれは善行だけど、ヨーロッパや台湾では善行に入らない。当たり前のことだろうなあ」と反省しました。