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東北大地震

2011年3月12日   岡本全勝

昨日11日午後、東北地方を中心に、巨大地震が発生しました。規模といい被害といい、かつて無い大きさです。その大きさに、呆然とします。犠牲になられた方にお悔やみを申し上げるとともに、行方不明者の早い救出、応急と復旧対策を期待します。

発生時、自治大学校では、第1部課程は課題研究発表を終え、教官による講評の最中でした。大きな揺れが長く続いたので、これは通常の地震でないと直感しました。直ちに出入り口を開放し、テレビニュースの第一報を見て、授業を中断。第2部課程の班別自主研究も中断させ、寮での待機にしました。大学校の施設は7年前にできたもので、耐震強度は強くしてあります。隣が、防災基地です。防火扉が自動で閉まり、エレベータが緊急停止。閉じこめられた人はいませんでしたが、この復旧には専門家を呼ぶ必要があります。

東京地方は物理的被害は少ないようなので、夜には鉄道が動くだろうと見込みました。しかし、日没後、JRがその日のうちの運転再開を断念。そのニュースが伝わると、「帰宅難民」が思い浮かびました。都心の人たちはどうなるのか。毎日の満員電車を見ていると、その数は膨大なものです。また、電車通学の小中学生のことが、心配になります。私も難民の仲間入りです。そうなると、泊まり込みと覚悟を決めて、まずは晩飯。
立川駅は乗降客数が多いので、どうなるのかと心配していました。後で聞くと、駅前のホテルは、すぐに満員になったそうです。市役所の対応は素早かったです。自治大学校にも、帰宅難民を受け入れることが可能かの問い合わせがあり、講堂などを開放できることをお伝えしました。玄関を開け、電気をつけ、トイレにペーパーを補給したり、誘導の紙を貼ったりして準備をしました。
市役所は、立川駅前の大勢の人を、近くの公共施設やホテルのロビーに収容し、10時頃には駅には、人だかりはなくなったそうです。当校は駅から1.5キロ離れていることもあり、来られた方はいませんでした。
帰宅難民対策にとっては、首都直下型地震などの、訓練になったと思います。交通機関が止まるというのは、大都市では大変なことです。これに、電気ガス水道が止まると、影響は大きいです。

テレビでは、津波が街や田畑を飲み込む様子が、生々しく映っていました。津波の恐ろしさがわかります。集落全体が飲み込まれた地区もあるようです。早い救出と復旧がなされることを祈っています。

自治大学校政策課題研究発表

2011年3月10日   岡本全勝

今日10日と明日11日は、自治大学校第1部課程の「政策課題研究発表会」です。4~5人の班で、5か月間に研究した政策提言を、みんなの前で発表します。15分の発表の後、同僚の研修生の他、大森弥東大名誉教授、宮島勝東工大名誉教授、本学で講師を勤めていただいている先生からの、厳しい質問が待っています。
この演習は、自治大学校の「ウリ」の一つです。かつての研修は、高名な先生から最新最高の授業を受け、それを覚えることでした。しかし、今や課題は、地元から発生します。それを自分たちで考えて、解決しなければなりません。
今日のテーマは、博物館の評価手法、人材活用、太陽光発電普及、年寄りの安全など、地域に密着した課題の研究でした。それぞれ、苦労の跡が、うかがえます。当初考えていたテーマでは結論が導けないとか、既に先行事例があったなど。正直に「議論の過程で、班が分裂しそうになりました」と述べる班もありました。でも、その過程が、この研修の狙いなですよ。

突然の自治大訪問客

2011年2月10日   岡本全勝

昨日は、ある遠方の市長さんが突然、自治大学校を訪問してくださいました。ご自身が卒業生で、その時の経験を基に、毎年2人を自治大学校に送っておられます。「全国の精鋭と競うことで、大変な勉強になった。予算が厳しい時だからこそ、職員育成に力を入れなければ」との主張です。おっしゃるように、職員育成に力を入れるかどうかは、1年2年では影響は少ないでしょうが、中期的に利いてくるでしょう。私自身が、いろいろと違った職場を経験したことで、力をつけることができたと、感謝しています。
今日は、旧知のある市会議員さんが、これまた突然訪ねてこられました。「東京での会議で出てきたんだけど、少し時間ができたから」とのことでした。ありがたいことです。開口一番、「最近テレビで観なくなったけれど、あのときに比べて少し太ったね」と。その節は、多くの皆さんに、ご心配をおかけしました。でも、あのときは、仕事の重さと多さで、全く苦になりませんでした。やりがいと責任は、苦労を感じさせませんね。
自治大の研修を説明したら、びっくりしておられました。「東大や早稲田大学の先生の講義を、入学試験を通らなくても聞けるのか?」と。皆さんの印象は、大学での講義を思い浮かべられるようです。でも、私どもの研修は、最新最高の講義ととともに、自ら考える演習です。それも全国から集まった「知らない同僚」との共同作業であり、切磋琢磨です。

日大大学院院生評価

2011年2月7日   岡本全勝

昨日、日本大学法学部大学院の成績評価をしました。今回もレポートです。それぞれ立派なレポートで、読みやすく内容も良く、ありがたいことです。
この授業は、院生との少人数講義なので、お互いにかなり意思疎通ができています(と、私は思っています)。よって、院生のレポートも、的を外さず、私の関心に沿って書いてくれています。もちろん、私の説に沿う必要はなく、私とは違った意見や私の足らないところを指摘すると、評価は高くなります。

2011.02.04

2011年2月4日   岡本全勝

慶應義塾大学の試験答案、146人の採点を終えました。出題した3問とも、授業で配ったレジュメと資料から出したので、正解はそれを見てください。
多かった間違いを、指摘しておきます。所得税と法人税は国税であり、地方税ではありません。また、「地方税を回収する」という記述が多かったですが、税金は「徴収する」であって、「回収する」とは言いません。