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新しい住宅の形

2014年1月21日   岡本全勝

「新しい東北」住まいのこだわり設計事例集」を、復興庁のホームページで公開しました。これは、将来を見据え地域の課題を解決する工夫をした設計事例です。
例えば、岩手県大槌町の大ケ口地区公営住宅です。絵を見ていただくとわかるように、各家の南側に縁側を設置し、住民が自然と出会うようにしてあります。団地の入り口には、集会所と広場を配置してあります。既に完成しています。機会があれば、ぜひご覧ください。類例は、仮設住宅(例えば釜石市平田地区)でも、作りました。
これは、「新しい東北」で取り組んでいる、「高齢者標準による活力ある超高齢化社会」の例です。単に、元に戻すのではなく、日本の未来を見据えた試みをしています。東北は、過疎、少子化、高齢化、産業空洞化といった、日本の未来の最先端を進んでいるのです。
住宅も、数を作るのではなく、高齢者の住みやすいバリアフリーにすることはもちろん、孤立化しないための仕組みを埋め込もうとしています。もちろん、住宅の建て方だけでは、孤立化防止や豊かな老後は提供できません。これに合わせて、どのような人のつながり(サービス)を作るかが、次の課題です。皆さんの、お知恵を待っています。

復興推進会議

2014年1月17日   岡本全勝

今日、官邸で復興推進会議(全閣僚等の会議)を開きました。今回のテーマは、この1年間の取り組みとその成果、もう一つは、平成26年度の取り組み方針です。それぞれ簡潔にまとめてあるので、ご利用ください。津波被災地域では、高台移転などの計画が出そろい、工事が本格化します。原発事故被災地では、区域ごとの方針とそれを進める道具立てが出そろい、早期帰還や長期避難者の生活拠点の整備事業が本格化します。
このほか、定期的に改訂している「復興の現状」(23ページ)、「復興の取り組みと関係諸制度」(83ページ)も、大きく見なおしました。事業が進むと課題も新しくなるので、これまでの資料ではピントがずれるのです。がんばってくれた職員に、お礼を言います。
さて次は、ここに示した施策を、着実に実行することです。もちろん、現場では、さまざまな課題が生まれます。

さりげなく応援

2014年1月14日   岡本全勝

このような、被災地応援もあります。
一月前、12月13日の新聞朝刊に、夜、めがね橋の上を通る列車と、その下の川岸でチェロを演奏する女性を写した広告が載りました。会社の名前だけが書かれていて、他に宣伝もなければ、どこかという場所の説明もありません。
でも、私は見た瞬間に、ぴんときました。「いつも通っている、あの場所だ」と。東北新幹線を降りて、釜石に向かう途中に(2時間半かかります)、いつも休憩する道の駅から見る風景でした。
調べたのですが、ソニーのホームページには出ていません。ようやく、動画を教えてもらいました。この動画の19秒ごろに、出てきます。遠野市宮守にある、宮守川橋梁です。新聞広告では女性演奏者で、それも幻想的でした。

街の賑わいつくり、商店街の整備

2014年1月9日   岡本全勝

復興庁では、今日9日に、「住宅再建・復興まちづくりの加速化措置(第4弾)」を公表しました。
今回のポイントの一つは、商店街の再生です。住宅やインフラの復旧が進むと、街の諸機能が必要となります。住宅と道路が復旧しただけでは、人は暮らしていけないのです。商店や病院など、さまざまなサービスが必要です(もちろんこのほかに、働く場や人と人とのつながりなども必要です)。
これまでは、事業の再開支援や仮設商店が施策の中心でしたが、これからは、商店の本格再開や商店街を作ることが中心になります。そのために、必要な手順を示し、専門家の派遣や補助金も使って、商店街の整備を支援します。この施策作りには、経産省が、汗をかいてくれました。
街全体が流された地域では、街の賑わい再生のために、このような支援も必要です。政府の災害復旧としては、これまでにない施策です。