カテゴリーアーカイブ:著作と講演

立命館大学法学部「公務行政セミナー」講師2

2023年7月4日   岡本全勝

先日行った「立命館大学法学部「公務行政セミナー」講師」の学生感想文を読みました。講義の数日後に送られてきたのですが、すべてに目を通すのが遅れました。学生たちは、真面目で礼儀正しいですね。

大震災での被災者支援や復興での仕事については、学生たちは小学生低学年だったので、目新しかったようです。それ以上に、反応が良かったのが、公務員や社会人としての経験談と注意点でした。どうしたら悩まなくてもすむか、悩んだときはどうすればよいのか。学生時代やっておくべきことは何か。自分を磨くにはどうしたらよいか。新聞の読み方など。

かつて慶應義塾大学法学部に出講していた時も、そのような話が学生に受けました。そうですね、私の経験からしても、学生時代は何も知りませんでした。この職業に就いてから、さまざまな経験と失敗をして、今の私ができました。「人間修養道場
私の経験を伝えて、悩む人が少しでも減ったら、うれしいです。『明るい公務員講座』は、その趣旨で書いたものです。

人事院初任研修

2023年7月3日   岡本全勝

今日7月3日は、人事院の初任研修「行政政策事例研究・政策課題研究」で、基調講義をしてきました。北区西ヶ原の研修合同庁舎です。対象者約700人が8班に分かれて受講します。今日の組は約90人です。「2022年の研修

東日本大震災での経験を、話しました。彼ら彼女らは、当時小学生です。知らないことが多いでしょう。皆さん熱心に聞いてくれました。質疑の時間も超過しました。仕事の進め方、職場の風土づくりなど、公務員らしい質問も。
そして、課題を与えます。参加者は、いくつかの班に分かれて議論し、次回にそれを発表します。

今日の補足
1 仕事で悩まないコツは、「明るい公務員講座3部作
2 失敗をした場合の対応については、「お詫びの仕方」「責任をとる方法

サントリーみらいチャレンジプログラム、記者発表

2023年6月29日   岡本全勝

今日6月29日は、サントリーみらいチャレンジプログラムの記者発表に、福島まで行ってきました。先日審査した結果、今年度の助成先の発表です。

私の役割は、審査員として選定過程を話すことですが、この支援の意義も話してきました。
すなわち、被災地の復興に携わった際に、道路や住宅などのインフラ復旧だけでは街の暮らしは戻りませんでした。買い物の場と働く場が必要であり、さらにつながりを絶たれた住民に、つながりやコミュニティを作ってもらう必要がありました。これは、行政には難しい仕事であり、またお金ではつくることができません。
サントリーの支援は、この部分を補ってくれるのです。ありがとうございます。どのような企画を選んだかは、発表資料を見てください。

このような活動があることを、広く県民のみなさんに知ってもらって、理解してもらうとともに、参加して欲しいです。

ベトナム地方政府幹部研修

2023年6月26日   岡本全勝

今日6月26日は、ベトナム地方政府幹部研修に、政策研究大学院大学に行ってきました。4月19日にも、政策研究大学院大学でベトナム政府幹部研修をしました。

具体事例を入れたリーダーシップの講義で、東日本大震災で指揮を執った経験を話せとのことでした。地方政府幹部なので、大災害の際の心得と復興の際の心得をお話ししました。20人の方が、熱心に聞いてくださいました。

通訳の方は前回と同じ、ベトナム語を母語とされる方で、丁寧に通訳してくださいます。もっとも、聞いていても、全くわかりません。翻訳された資料も、理解できず。
質疑も充実していました。的確な質問が出ると、うれしいですね。なので、最近は質疑の時間を長めに取るようにしています。でも、時間を超過しました。

連載「公共を創る」第154回

2023年6月22日   岡本全勝

連載「公共を創る 新たな行政の役割」の第154回「社会像と行政手法の転換」が、発行されました。国家の役割と機能の見直しを迫る要因を説明しています。今回は、前提とする社会像や市民像が転換していることを説明しました。

西欧近代国家そして日本が前提とした「自由で自立した市民」は、理想であっても、現実ではありませんでした。自立できない市民を発見し、それへの支援を整備してきたのが、この200年の歴史です。そして、さらに「社会生活での自立が難しい人」が生まれてきたのです。人は自立しているのではなく、互いに依存して生きているのです。
それは、公私二元論にも修正を迫ります。

政府が取り組むべき課題が変わることで、手法も転換する必要があります。その一つは、実施の手法です。支援対象となる個人は、引きこもりのように役所の窓口には来ません。これまでのように、請求があって支給する方法は機能しません。
また、社会の意識を変える必要がある場合も多いです。それについても、経験は少ないです。