カテゴリーアーカイブ:著作と講演

講義の収録

2024年1月30日   岡本全勝

昨日29日に、市町村アカデミーで、講義の録画をしました。
市町村アカデミーでは、コロナ禍で集合・対面研修が難しくなり、オンライン研修も取り入れました。また市町村からは、「千葉まで行くのが時間がかかり、オンライン研修を増やせないか」との要望もあります。
本校の特徴は、
・最高の講師による最新の講義、だけでなく
・課題演習や討議による参加型学習
・全国の市町村職員との人脈づくり
なので、集まってもらうことが本筋です。
とはいえ、遠くから集まることの困難さ、多くの人に学んでもらうことを考慮して、試行としていくつかの講義を録画して、市町村から見ることができるようにします。その第1陣の一つに、選ばれたのです。悪い部下たちです、学長を働かすとは。

私は、画面の向こうにいる人たちに向けて話すのは嫌いです。内閣人事局の幹部候補研修など経験はあるのですが。聴衆の反応を見て、話したいのです。笑いを取って、集中してもらうとかも。質疑応答も重要だと考えています。それができないと、どうも乗りが悪いのです。

職員にサクラとして座ってもらい、その人たちに語りかける形を取りました。ただし担当者からは、「職員を見ずに、カメラに向かって話してください」との注文がつきました。講義の途中で職員を指名して、質疑をしたかったのですが・・・。
市町村から見ることができるように、準備中です。

連載「公共を創る」第175回

2024年1月25日   岡本全勝

連載「公共を創る 新たな行政の役割」の第175回「政府の役割の再定義ー官僚の職場を巡る課題─その解決に向けて」が、発行されました。成熟社会の官僚に必要とされる能力として、構想力を説明しています。

官僚には所管している政策の知識だけでなく、広い分野について日本の、そして世界の動向も踏まえることが求められます。特に幹部官僚は、特定の業界の発展やサービスの提供といった「部分最適」を超え、例えば省の所管政策を全体として考える「所管の全体最適」を考えなければなりませんが、それをも超え、所管政策もまたその一部である日本と世界のことを考える「大きな全体最適」の思考が必要となります。がむしゃらに所管政策を広げて「所管の全体最適」を確保したとしても、数十年の単位で見れば「大きな全体最適」になっていなかったこともありえます。
ただしこの問題の基本には、日本社会がどのような方向に進んで行くのか、将来の構想が必要です。各省と各局は、それに従って目標を考えるからです。将来の日本社会をどのようなものにするか。その構想は本来、首相をはじめとする政治家の役割です。

もう一つ、これからの官僚には、自らの人生を企画するという能力、あるいは意思が必要になることも挙げておきます。

官僚に求められるものの変化の次に、職場側の変化を議論します。若者に敬遠される職場をどのように改善するかです。その第一は、労働時間の短縮です。

雑誌「ウェッジ」2月号に載りました。

2024年1月21日   岡本全勝

雑誌「ウェッジ」2月号特集「霞が関の危機は日本の危機 官僚制再生に必要なこと」に、私の発言「明治型国家から成熟国家へ 求められる新たな行政手法」が載りました。4ページも取ってくださいました。1ページだけ、インターネットで読むことができます(試し読みの10ページ目)。

官僚という職業は、かつての高い評価から大きく低下しました。その時期に立ち会った官僚の一人として、反省も込めてその理由を説明し、対策も提示しました。今、連載「公共を創る」で議論している内容の要約になっています。編集部の方が、上手にまとめてくださいました。

ウェッジ」は、東海道新幹線のグリーン車で配られています。宣伝には、「東京―新大阪間の約2時間30分で読める Wedgeは東海道・山陽新幹線のグリーン車搭載誌でもあり、グリーン車を日々利用する政界・経財界のエグゼクティブリーダー、文化芸能・スポーツ関係者などのトレンドリーダー達が移動中の車内でお読みいただけるよう独自の編集を行っています」とあります。
私の主張が、社会の有識者の目に触れることは、ありがたいことです。

ふくしまSDGs推進フォーラム登壇

2024年1月20日   岡本全勝

今日1月20日は、「ふくしまSDGs推進フォーラム」に出席するため、郡山市に行ってきました。いくつかの実践事例の発表があり、私の出番はそれについての感想を述べる役です。
高校生や大学生が、身近なことから取り組んでいます。自分たちで考えて行動することが、素晴らしいですね。自分が学生時代だった頃を思い出すと、恥ずかしいです。

とても興味深かったのが、「外来カミキリバスターズ」の活動です。代表の方が、カミキリ虫の顔の帽子をかぶって説明しました。ちょっと、仮面ライダーに似ています。長い触覚が特徴的でした。
日本のカミキリ虫は枯れ木などをすみかにして悪さをしないのですが、外来種は木を枯らしたり果樹をダメにします。詳しくは、ホームページをご覧ください。この10年ほどで広がった種もあり、なんと福島県から広がっているのだそうです。「いわき市の港に運ばれてきた材木についてきたのですか」と聞いたら、「郡山市からです」とのこと。支援物資についてきたのでしょうか。
「どのようにして見つけたのですか」と聞くと、樹木医だそうです。
去年、虫取り会を開いたら250匹も捕まえました。と言うことは、広い山には膨大な数がいると推測されます。
世の中には、さまざまな活動で社会に貢献している人がおられます。