カテゴリーアーカイブ:生き様

2026年オランダ・ベルギー旅行4

2026年4月30日   岡本全勝

2026年オランダ・ベルギー旅行2」の続きです。今回の旅行で改めて感じたことの一つに、オランダの国力と広さについてがあります。まず、広さから。

オランダの面積は 約4万km²、日本は38万km²ですから、日本の約9分の1しかありません。人口は 約1,800万人で、日本の7分の1です。人口密度は約500人/km²で、日本の340人/km²より多くなります。しかし可住地面積で比べると、オランダは約3万km²に対し、日本は約10万km²です。オランダの国土の7割が可住地であるのに、日本は3割でしかありません。日本は山が多いのです。可住地面積で比べると、日本の方がはるかに人口密度は高くなります。

オランダが広く感じられる理由は、都市と農村の風景にあると思います。都市では、3~4階建ての細長い建物が、隣家との隙間がなく建っています。あの特徴ある建物です。他方で、街を離れると、広い農地が広がっています。日本は、どこまでが街でどこからが農村なのかわからないように、住宅地が続いています。
オランダは、国土の約4分の1が干拓地で、「世界は神が創ったが、オランダはオランダ人が造った」と言われます。国土の4割が農地とのことです。この農地が、広く感じる要因でしょう。都市と農村で、人口密度が極端に違うのです。

オランダの一人あたりGDPは約74千ドル、日本は36千ドルです(2025年、IMF)。倍の開きがあります。有名なチーズとチューリップでは、こんな高い経済力は達成できません。天然ガスも採れますが、金融・流通を中心としたサービス産業、半導体、化学産業が支えています。かつて世界を制覇した国ですが、その後、覇権をイギリスに奪われます。しかしこの30年間も、停滞する日本を横目に、着実に成長を続けているようです。
岡崎久彦著『繁栄と衰退と: オランダ史に日本が見える』(1991年、文藝春秋)を読んで、なるほどと思った記憶があります。どのような内容だったか確認しようと思いましたが、先般の古書整理で捨ててしまいました。もう一度、買いますかね。

2026年オランダ・ベルギー旅行3

2026年4月28日   岡本全勝

2026年オランダ・ベルギー旅行1」の続きです。「今回も「日本に貸し出し中」の絵がありました」と書いたら、福島県の方から、「福島に来ています」とのお便りをもらいました。
福島県立美術館に、クレラー=ミュラー美術館の名品が来ているのです。「夜のカフェテラス」「自画像」「アルルの跳ね橋」など。こんな目玉作品を貸し出すのですね。
14時間も飛行機に乗って(高いお金を払って)行ったのに、見ることができなかったのです。お好きな方は、ぜひ日本で見てください。

買ってきたチーズは、おいしいです。日本酒のつまみによく合います。自分で運んできた(直輸入)と思うと、重かったことも良い思い出です。

本家の再活用、ハンバーガー店

2026年4月26日   岡本全勝

このホームページでも何度か取り上げた、「本家の再活用」。明日香スタンドという、観光客の休憩所となっています。
4月から、有名なハンバーガー屋さんが入ったそうです。「さくらバーガー明日香店オープン」。

景色も良く、石舞台に行く道路沿いで、駐車場も整備しました。場所としては最適です。流行っているとのことです。
近くに「あすか燻製工房」もあります。

2026年オランダ・ベルギー旅行2

2026年4月26日   岡本全勝

2026年オランダ・ベルギー旅行」の続きです。
歳を取ったせいか、経験を積んだせいか、旅行をしても「新たな発見」「驚き」を感じることが少なくなったようです。かつては、景色を見ても店を覗いても、発見がありました。写真も撮りました。

近年は、写真を撮ることがなくなりました。まず、写真機を持っていきません。私はスマートフォンを持っていないので、それでの撮影もしません。
写真を撮らなくなった理由は、たぶん次のようなものです。
一つには、どのような景色を見ても感激しなくなったことです。きれいな街並みは、日本にはないものです。お城や名所も。しかし、よく似た景色をすでに見ているのです。ある人が言っていました。「テレビで見たわ。番組の方が、詳しく見せてくれて解説してくれる」と。もちろん、実物と映像とは違います。
もう一つは、写真を撮っても、後で見ないことです。特にデジタル写真になって枚数が増え、ますます見ることがなくなりました。そしてこの歳になると、自分の顔を見てもねえ・・・。キョーコさんは写真を撮るのも、写るのも好きです。私は、景色を目に焼き付けるようにしています。必要なときは絵はがきを買います。

景色とともに、食事にも感激しなくなりました。たいがいのものは食べたことがあります。その土地土地の名物は「なるほど」と思うことがありますが、びっくりすることはありません。そして欧米の食事は、単調でかつ盛りが大きすぎます。途中で飽きてくるし、食べきれません。
日本食の繊細さには勝てないでしょう。日本食は、世界に誇ることができる料理です。欧米人が日本食の良さを知ったら、好きになると思います。これから、世界中で日本食の店が増えるでしょう。今は、ラーメン屋と寿司屋ですが。フランス料理店とイタリア料理店が世界中にあるように、日本料理店も世界を席巻してほしいです。普通の家庭料理から高級な懐石料理まで。うどんもおいしいですが、あの出汁の味はわかるかな。和菓子も。
料理など日本らしさを、世界に売り込みましょう。これまでは、西欧のものをありがたがって輸入していましたが、彼らも日本の良さを理解できるようになりました。日本を訪れる人も増えるでしょう。急速な観光客の増加は困りますが、世界的な観光地は客であふれています。

ベルギーは、数多くの種類のビールが有名です。息子に薦められ、日本でもベルギービールを飲むことがあります。度数が強く、独特の味わいです。今回も現地で、昼夜に違った種類を飲みました。これは良かったです。世界のお酒が日本にも輸入されていますが、味が違うように感じます。お酒は現地で飲むのが一番ですね。

次にお土産です。かつては職場や知人に配るお土産を買って帰りましたが(半ば義務でした)、最近はそれもしなくなりました。旅行会社が、海外で買ってこなくても、日本でお土産を売ってくれました。大昔は、海外旅行に行くときは餞別ももらいました。今回の旅行前に「ベルギーはチョコがおいしいですよね」と土産をそれとなく催促したみなさんにも、買ってきませんでした。すみません。
私は、記念になるようなもの(小さな文鎮に使えるようなものなど)と絵はがきを買います。今回は適当なものがなく、オランダで地元で売っているチーズ(塊)を買ってきました。いくつか買うと重いのですが、スーツケースに入れて。ベルギーはチョコレートが有名なので、これも有名店でなく、スーパーで安いのを買いました。オランダはダイアモンドの加工で有名ですが、これは店にも行かず、買っても帰りませんでした。小さくて軽いのですが(苦笑)。
あとは、美術館の切符ですかね。きれいなので、本のしおりとして使っています。思い出にもなります。

読売新聞「明日香村」

2026年4月25日   岡本全勝

4月19日の読売新聞別刷り「旅を旅して」は、明日香村でした。ビデオで映像も見ることができます。

1面「古代つかむ 石舞台の思索」には、桜の花がきれいな石舞台の写真が載っています。このホームページ「略歴」につけてあるあの石舞台です。

・・・山が美しいと思った時、私は其処(そこ)に健全な古代人を見附(みつ)けただけだ。それだけである。――――小林秀雄「蘇我馬子の墓」(1950年)

奈良県明日香村の石舞台古墳は、7世紀前半に造られたわが国を代表する方墳である。国の特別史跡だ。日本初の女帝となった推古天皇(在位592~628年)に仕え、権勢を誇った蘇我馬子(?~626年)の墓とされる。墳丘の封土は失われて天井石が露出、巨石がむき出しになったその威容は、歴史教科書でみた人も多いだろう。
そんな石舞台古墳を批評家の小林秀雄が訪ね、どうしたかといえば、「天井石の上で、弁当を食いながら、私はしきりと懐古の情に耽(ふけ)った」。何ということだろう。今夏に世界遺産になるかもしれない古墳の上で、弁当を食ったというのだ。案内してくれた橿原考古学研究所元調査課長の今尾文昭さん(70)(日本考古学)が笑う。「まあ、昔はおおらかでした」・・・

私の通った小学校は、この隣にありました。良い遊び場で、石の上に乗って遊びました。今は立ち入り禁止ですが。大きな石組みですが、登るにはコツがあって、子どもでも簡単に登ることができました。

2面「飛鳥宮跡 時代の息吹伝える」には、飛鳥宮跡の写真(中心にあった井戸の復元)も載っています。板蓋宮と呼んでいました。中学のカエルの解剖には、ここで捕まえたカエルを持っていきました。水たまりなので、いつもカエルがいたのです。捕まえやすかったし。