カテゴリーアーカイブ:生き様

公文書館企画「ふしぎなふしぎな百人一首」

2017年7月22日   岡本全勝

国立公文書館で、企画展「ふしぎなふしぎな百人一首」が始まりました。関係者から「宣伝せよ」との指示が来たので、紹介します。
子ども向けの仕掛けもあります。夏休みの自由研究にもよいですよ。入場無料、冷房も効いているはずです。しかし、最近の子どもって、百人一首を知っているのかなあ。

ところで、リンク先のページの下に、カラー刷りのチラシが付いています。「企画① 教えて蓮生さん」「企画② うちわで塗り絵」などです。ここに出てくる貴族やお姫さまの絵って、どこかで見たことがありますよね。
かつて、このページに下宿していた「肝冷斎」、例えば「地仙ちゃん登場」に似ていると思いませんか。(新しいサイトでは、引っ越しの際に混乱したので、古いサイトを見てください。まだホームページを作り始めの頃で、作成年月日も入っていません。おぼろげな記憶では、2005年頃でしょうか)。
公文書館も、面白いことをしますね。肝冷斎が売り込んだのでしょうか。まあ、絵草紙の無表情な古典的挿絵より、子どもには親しみが持てるでしょう。
もっとも、最近の肝冷斎は、画風が変わってきています。

カルガモの親子

2017年7月20日   岡本全勝

皆さん、カルガモってご存じですよね。川や池にいて、親鳥が雛を連れて移動する光景が、ニュースで取り上げられます。
今朝、出勤の用意をしていたら、玄関に出たキョーコさんが大声で、私を呼びます。「早く来て!」と。「なんかいな。大声出さんでも・・」と言って、靴を履いて外へ。
そこで見えたのは、わが家の前を歩いている、カルガモの親子です。親鳥はトコトコと、その後ろを2羽の雛がよちよちと付いていきます。登校途上の小学生は喜び、犬を散歩中のおじさんは、犬を押さえつけて、カルガモ親子を通します。

ところが、わが家は都会の住宅街、家の前の道路は、4メートル幅の舗装道路です。カルガモが歩いていく方向に、入っていける庭はありません。そのまま100メートル進むと、青梅街道に出てしまいます。車がひっきりなしに通っています。これはいけないと、追いかけて、まずは方向転換をさせ、元来た方向へ誘導。しかし、解決にはなりません。
で、さらに100メートルほど先にある交番まで、ひとっ走り。運良くお巡りさんがいました。「困っているので、保護をお願いします」と、現場に来てもらいました。お巡りさん曰く「困りましたねえ。私が、ずーっと見張っているわけにも行かないし」。早くもカラスが2羽、電線から親子を狙っています。
私は、「動物保護は区役所に頼みましょう。電話してください」とお願いして、私も仕事があるので離れました。
地下鉄に乗ったら、汗びっしょりでした。久しぶりに走りました(苦笑)。

夜、家に帰ってキョーコさんに聞いたら、パトカーが来てくれたそうです。ひとしきり、ご近所の話題になっていたようです。
それにしても、池や川のないわが家の近くで、どうして卵をふ化させたのでしょうか。雛が2羽ということは、既に何羽かは犠牲になったのでしょうか。
何回かここに書きましたが、大きなカエルも住んでいるのです。キョーコさんによると、TさんちとHさんちの庭に、1匹ずつ生きているそうです。

読書のサーフィン

2017年7月18日   岡本全勝

ひょんなことから、高田康成著『キケローヨーロッパの知的伝統』(1999年、岩波新書)を読みました。なぜこの本を読もうとしたのか、もう忘れたのですが(反省。別の本に紹介されていたのでしょう)。キケロは、長年気になっていたのです。彼の人生と言うより、中世から近世まで、ヨーロッパの教養としてその雄弁術が引き継がれたことについてです。
次に、吉村忠典著『古代ローマ帝国―その支配の実像』(1997年、岩波新書)を読みました。古代ローマ帝国の時代の話は、興味があるとともに、現代日本とは時空が離れているので、お気楽に読めるのですよね。寝転がってです。

さらに本棚にあった、石川明人著『キリスト教と戦争ー愛と平和を説きつつ戦う論理』(2016年、中公新書)を読みました。連想ゲームのようにです。
へえ、と思うことが多いです。特に、『キリスト教と戦争』では、初期キリスト教が、私たちがイメージしているような、絶対平和主義・非暴力主義とは異なっていたこと。後のキリスト教徒も、異教徒や他教派を迫害し、戦争や植民地支配を行って勢力を拡大したこと。
愛と平和を説きつつ、イスラム教徒と激しい戦いを続け、新大陸では原住民を虐待し、黒人を奴隷にする。組織的かつ大量にです(もっともこの本には、そのあたりはあまり取り上げていません)。異教徒である私には、理解しがたいことも多いです。この本は、現代日本のキリスト教団の「平和主義」についても、冷静に批判しています。

キリスト教の成立については、かつて読んだ、佐藤研著『聖書時代史新約篇』(2003年、岩波現代文庫)と、山我哲雄著『聖書時代史旧約篇』(2003年、岩波現代文庫)が、勉強になりました。というか、刮目でした。イエスは生きているときに、キリスト教をつくったのではないことなどです。今、彼が再度復活してキリスト教会を見たら、びっくりするでしょうね。中世に復活したら、もっとびっくりでしょう。
私の場合は、宗教・信仰としてではなく、歴史として読んでいます。

3連休

2017年7月17日   岡本全勝

3連休、皆さんは、どのように過ごされましたか。暑いですねえ。

先週もよく働きました。月曜日は甲府で講演。火曜日は福島で勤務。水曜と金曜の午前中は、慶応大学で講義。夜は異業種交流(先週は少々控えめ)と。
霞が関では定例の人事異動があり、後輩たちが挨拶に来てくれました。みんな、紺の上着を着ているので、ネクタイなしでも汗だくでした。

私は、この週末は、比較的余裕を持った休みでした。毎週、このページでぼやきを書いているので、たまには気分のよいことも書かないと、読んでくださる皆さんに申し訳ありませんよね(笑い)。
連載「明るい公務員講座・中級編」は、続きを連休前に書き上げて、編集部に出稿しました。これで、8月7日号まで書いたことになります。とはいえ、すぐに次の締めきりが追いかけてくるのです。
日本財政学会(9月17日)の報告要旨が、17日締めきりだったのですが、これは土曜日の朝に完成させ、提出しました。慶應大学の講義の準備も、半分は進みました。最終週なので、これまでのおさらいと、私が伝えたかったことをお話しする予定です。
時々、風呂場で水のシャワーを浴びて、冷たいお茶を飲んで、頑張りました。
日曜と月曜は、京子さんのお供をして一泊旅行に。暑いときに外出はしたくないのですが、「はい」という返事しか許されていないので。

小説の読み方

2017年7月16日   岡本全勝

池澤夏樹著『世界文学を読みほどくースタンダールからピンチョンまで(増補版)』(2017年、新潮社)を読みました。この200年の世界の小説10本を、池澤さんが解説します。京都大学での講義を、文章にしたものです。名前は知っている本のほかに、聞いたこともない本も並んでいます。不勉強を恥じます。

私は、小説は読みません。というか、ほかに読みたい本がたくさんあって、とても手が回りません。それに、小説より現実世界の方が奇々怪々で、緊張し想像力を働かせなければならない舞台なので、「間に合っている」のです(苦笑)。司馬遼太郎さんや塩野七生さんは好きですが、小説として読んでいるより、事実を基にしたものの見方として勉強しています。学生の頃は、「赤と黒」や「罪と罰」なども読みましたが、どこまで理解できたやら。

この本を読んで、「なるほどそのように読むのか」と勉強になりました。近代小説って難しいことが分かりました。で、やはり、原著は読まないでしょうね。
当分の間は、読むより書くことに追われます。そして、買って積んである本をどうするかと、書斎と寝室にあふれている本を処分することを考えなければなりません。