今晩、駅からの帰り道での出来事です。高円寺駅から南に続く商店街を歩いていたら、若い男女二人連れから、声をかけられました。「高円寺駅に行くのは、どちらですか?」と。私は、「まっすぐこの道を行くと、600メートルでJR高円寺駅。後ろに戻ると、400メートルで地下鉄の新高円寺駅ですわ」と答えました。「ありがとうございます」と答えて、彼らは進んでいきました。
ここまでは、背景説明です。別れてから、「こんな光景って、かつてあったよなあ」と、頭に浮かびました。いわゆるデジャ・ビュです。男女二人連れ、そのうちの女性が道を尋ねて、男性が後ろで所在なさそうに、しかし見張っているという光景です。
しばらく歩いて、思い出しました。あれは15年ほど前、欧州出張の時です。イギリスからパリのシャルルドゴール空港への到着便が遅れて、ドイツへの乗り継ぎが、うまくいかなかったのです。私の団は3人。私が一番若いので、空港内を走り回って尋ね、ここで待てばよいというところまで、たどり着きました。その時です。私たちの前で、日本人の熟年夫婦と思われる二人連れが、私たちと同様に、乗り継ぎ便を探しておられました。
旦那さんと思われる人曰く、「お前聞いてこい」。奥さんと思われる人が、私のところに来られて、事情を話され、「どうしたらいいのでしょう?」と質問されました。私は、知っている限りのことを、お伝えしました。あのときと同じです。
そのとき思いました。「日本の男性って、なんて情けないのだろう」と。それを、思い出したのです。日本男児すべてに適用できる、一般論ではないと思いますが。
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肌触り
朝日新聞12月6日夕刊の「月曜ワーク」は、日産自動車の伴アカネさんでした。「6年間で車の部品なでた回数、12,000回」という見出しです。部品に触った時の触感から、自動車部品の品質を支えるお仕事だそうです。
「触感」って、私たちの暮らしにとても重要な要素なのに、良くわからない、説明しにくいものですよね。私は、昔から関心を持っていました。
木のぬくもり、金属の冷たさ、ガラスのはかなさ、ということまでは、文字にでき説明できますが、実際はもっと微妙なものです。織物や毛皮の肌触り、人肌の感触は、なかなか表現できません。写真にとっても、伝えられません。紙も、柔らかなティッシュペーパー(それにも商品によって差があります)、ポスターなどのてかてかした紙、和紙、便せん用のいろんな肌触り、インクの吸い方の違う紙があります。
色や硬さは、表現しやすいのですが。肌触りは、文字通り、触ってみないと、わからないのでしょうか。匂いやうまみも、表現しにくいです。
記事では、硬いプラスチックを加工して、しっとりとした柔らかさを感じる「さわり心地」にできると、紹介されています。シボをつけるのだそうです。細かいしわしわ、デコボコといったらよいのでしょうか。
読者からの反応
先日書いた「今日のささやかな善行」(12月2日)に、いくつも読者から反応がありました。
「最近では、一番面白かったです。」
う~ん。もっと他の記事を、参考にして欲しいのですが。確かに、「今日は××で講義をしました」というような記事では、面白くないですわね。
「私は独身なので、赤ちゃんのことはわかりませんでした。」
早く結婚して、子育てを経験してください。勉強になりますよ。部下と違って、言うことを聞いてくれませんから。
もっとも、私は自分の子どもでは、あまり子育てを手伝わなかったので、キョーコさんにしかられています。
独り者でも、子育てを手伝うことはできます。駅の階段で、ベビーカーを抱えているお母さんがいたら、運ぶのを手伝って上げてください。赤ちゃんと荷物を抱えて、お母さんは大変なのです。
「いつものように、関西弁で話しかけたのですか?」
ハイ。いつも、私の標準語を使っています。世間では、関西弁といいますが。関西弁は別としても、「変なおじさん」と、思われているのでしょうね。
今日のささやかな善行
今日、新幹線の車中でのことです。通路をはさんで反対側の座席で、赤ちゃんが、むずかっていました。私は、これから講演する内容をおさらいしつつ、いないないばーをして、相手をしていたのですが。途中で気がついて、若いお母さんに、話しかけました。
「ひょっとして、そのジャンパーが熱いのでは。子どもは体温が高いから。うちの子どもは、そうでした。個人差はありますがね」と。お母さんが、ジャンパーを脱がしたら、効果てきめんでした。
ホームページで、自慢するほどのことでは、ないのですが。
異業種勉強会
今週も、慌ただしいうちに、終わりました。いろんな案件が片付いたことを良しとしましょう。原稿は進みませんでしたが・・。
今日は、東大大学院客員教授時代の「塾頭」3人組との、久しぶりの懇談勉強会でした。初めて会った時から、もう8年も経つのですね。それぞれ立派になっておられて、うれしい限りです。
同じ「会社」の人と話しても、それはそれでうれしいのですが、刺激は少ないのです。同業他社や異業種の人、そして異なる年代の人と話すことは、勉強になりますねえ。もちろん、あまりに違う世界の人や関心が違う人とでは、会話が成り立ちません。適度な距離が、必要なのでしょう。もっとも、私の場合は、人の話を聞くことが下手で、専らしゃべってしまいます。反省。
明日から、また海外出張です。しばらくこのHPをお休みします。