カテゴリーアーカイブ:人生の達人

まず本棚を買った

2023年10月9日   岡本全勝

9月25日の日経新聞夕刊「こころの玉手箱」、大久保恒夫・西友社長の「生き方を変えた本と勉強ノート」から。

・・・社長になりたいとは思っていた。だが、さして勉強せずに大学時代を過ごし、就職活動でも電機大手など様々な会社を受けては落ちて、最後に残ったイトーヨーカ堂に拾ってもらえた。
学生時代は遊びほうけて「こんな人生を送っていてはだめだ」と漠然と思っていた。その頃、書店に平積みされていた米国の作家、ウエイン・W・ダイアーの「自分の時代」を手に取った。著書では、「他人からの評価は関係なく、自分を評価するのは自分だ」といった内容が書かれていた。

読み終えて「これからの自分の人生をどう作っていこうか」と考えた。その結果、「とにかく仕事を一生懸命にがんばろう」という結論に達した。
「社長になるのに経営がわからないのはよくない」と思い立って、まず本棚を3つ買った。本棚を一杯にするのを目標に経営学やマーケティングの専門書などを読みあさった・・・

課題の設定とそれに責任を持つ人

2023年10月4日   岡本全勝

9月13日の日経新聞、中山淳史コメンテーターの「「流転」に挑む人・組織・東芝 キャリアの往来を奔流に」に興味深い話が載っていました。
スポーツの世界で、選手の力を強くするだけでなく、育成の戦略を作ること、そしてそれに責任を持つ人を置くことで、強くなっているのですね。行政の世界でも参考になります。

・・・陸上、ラグビー、バスケットボール、フェンシングと、このところ戦績がめざましい日本のアスリート界。時間をかけた選手育成と戦略の実践が実を結び、結果につながっているのは間違いない。
一方で、世界トップレベルを見据え、競技以外のところでも改革を進めてきたのは事実だ。多くの競技団体がガバナンスコード(組織統治規定)を導入したのをご存じだろうか。企業の統治改革を参考に理事や役員の任期、女性の登用などを定めている。
ハイパフォーマンスディレクター(HPD)も目玉の一つだろう。日本オリンピック委員会(JOC)が2024年のパリ五輪を前に、正式種目の39競技に置いた公募による新ポストだ。選手を指導するというより「パリの次の次」も視野に監督やコーチの長期育成、継承プランなどを考える・・・

・・・名門といわれる欧米のサッカークラブや野球チームには必ずある役職だという。結果を出すのは選手や監督だが、それらを後押しする仕事にもキャリアアップの競争原理が働き、様々な専門を持つ人材が縦横無尽に流動する・・・

発言の何をメモするか

2023年10月3日   岡本全勝

日経新聞夕刊コラム「こころの玉手箱」、9月26日は、大久保恒夫・西友社長の「手帳とシャーペンで経営コンサル」でした。

・・・私のコンサルは当時から、分析をせずに資料も作らないというスタイルを貫いている。手元には手帳とシャープペンシルのみ・・・
・・・手帳も1冊だけを愛用している。ノートは会社ごとにページを決める。経営会議などに出席するとできるだけ小さい字で細かくメモする。ペンの芯は「HB」が最適だ。細かく書けばページ数も節約できる。

会議の出席者が話した内容ではなく、自分ならどう考えるかを書き留める。丸印や矢印でまとめ、番号を振って話す順番を決める。発表が終わったら考えを一気に話す。その場で聞きながら資料をつくり、どうするかを話すスタイルだ・・・

なるほど。発言内容を書き留めるのではなく、それに対する自分の考えを書き留めるのですね。
私は新聞記者たちに、「記者会見の発言内容を書き留めるのに精力を使わず、次の質問を考えろ」と助言しています。

職場のストレス

2023年9月26日   岡本全勝

9月12日の日経新聞に「高ストレス社員 対策急ぐ」が載っていました。詳しくは記事を読んでください。

・・・働く人々にかかるストレスが過去最悪の水準に達している。周囲の支援が不十分な高ストレス者の割合は、80万人分を調査した民間のストレスチェックで2022年度に1割を超え、比較可能な18年度以降で最も高くなった。特に深刻なのは30代。累積する業務の多さなどで疲弊している。休職者の増加が組織をむしばむとあって、企業も対策を講じ始めている・・・

職場のストレス悪化は、世界的だそうです。世界1万人の労働者を対象とした調査では、「燃え尽き症候群を感じた」との回答が、42%に上ったそうです。心身の過度の疲労によって勤労意欲を失うことを、燃え尽き症候群と呼ぶようです。

大島理森先生の「私の履歴書」

2023年9月8日   岡本全勝

日経新聞連載「私の履歴書」、9月は、大島理森・前衆議院議長です。昨年10月には、読売新聞連載「時代の証言者」にも載りました。
活字にはできない話も多いのでしょうが、楽しみです。

私が、総理秘書官と東日本大震災復興で大島先生にお世話になったことは、「自民党、大島理森復興加速化本部長」「大島理森先生の回顧談」に書きました。