株式会社ライオンが、社会人2年生の20代男女500人に、インターネットで調査した結果が、新聞に載っていました。上司の配慮の一言が、新入社員にはプレッシャーになっている場合です。
「言っている意味わかる?」が35%。「そんなこともわからないのか」が24%。「期待しているよ」が24%です。すみません、私も反省します。
上司からのプレッシャーによる症状は、下痢・胃痛・腹痛が64%、頭痛が44%です。解消法の一つに、「トイレで1人の時間を作る」があります。
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孟郊
昨日までの苦労、今朝の解放感
東大出版会PR誌『UP』4月号に、齋藤希史先生が「走馬看花」を書いておられました。この四字熟語は駆け足で観光するという意味ですが、その典拠である、孟郊の唐詩「登科後」についてです。
昔日齷齪不足誇
今朝放蕩思無涯
春風得意馬蹄疾
一日看尽長安花
インターネットで「登科後」を検索したら、たくさんの方が書いておられます。例えばこれ。
試験に受かって、このような晴れ晴れとした気分になった人も多いでしょう。特に、作者の孟郊は40歳を超えて、超難関の科挙に合格したのですから。
もっとも、合格したら終わりでなく、仕事場では次の苦労が待っているのですが。合格したばかりの若者に、それを言うのは酷ですね。
毎日あくせくしている私には、前の2行(起・承)のような感慨にふけることができる日が、いつ来るのでしょうか。
今日は桜が満開、トラブルも満開
今週も、怒濤のような1週間が過ぎました。月曜日には、職員と「福島特別法も成立したし、新年度になったから、少しは普通の公務員になるよね」と言っていました。Y秘書は、横で笑っていました・・。あなたは正しい。
今日、東京では、桜が満開になったそうです。一方、岡本統括官室では、朝からトラブルが満開でした。
まずは、一昨日あるところから指摘された、苦情のお詫び。これは、予定通り。お礼と今後の方針を説明して、解決。次は、昨晩携帯メールに入った、部下からの「ある人から、しかられました」の対策を検討。
そこへ、複数の関係者を巻き込んだ、トラブルの処理が持ち込まれ・・。これは詳しくは書くことができませんが、不思議なトラブルでした。AさんとBさんが、数日後には立場を逆転した主張をしておられます。さらにCさんが入ってきて・・。男子体操の、2回転半ひねりみたいな話でした。部下の経過説明を聞いても、すぐには理解できませんでした。
その間に、「ちょっといいですか。つまらない報告ですが・・」が、いくつか入り。
夕刻、民間の会合に呼ばれて打ち合わせに行ったら、「某県の幹部の出席が進んでいなくて・・」との泣き。「Dさん?」と聞いたら、「そうです」とのこと。Dさんに電話して、「どうなっているの?」と聞くと、「そんな話、聞いていませんよ」。「じゃあ、その日、空いていたら、出てね」とお願いして、解決。
夜には、後輩から「全勝さん。一つだけ、愚痴を聞いてもらって良いですか」があり。そこに、携帯メールで、トラブル処理の相談が・・。これくらいにしておきましょう。
そのたびに、「アドレナリンが出るなあ・・」「先輩たちは、こんな時にどう振る舞ったのだろう」と考え、「そうだ、笑って片付けよう」が答です。「よっしゃあ、早くお詫びに行こう」「××さんに、相談に行こう」。これでは、何も考えていないに近いですね(笑い)。
苦情処理を持ち込んでもらえることを、ありがたいと思いましょう。どうにもならなくなってから持ち込まれるより、はるかに良いことですから。でも、「何でもかんでも、全勝を使おう」と思っているだろう、S君、K君・・。君たちも、将来、私と同じ立場になるんだからね。
それぞれ解決したので、笑いながらこんなことを書いています。
申し訳ありません、久しぶりに挨拶に来ていただいたI君、Sさん。十分お話もできずに。
人は記憶を作る
4月4日の日経新聞夕刊「こころの玉手箱」に、益川敏英先生(ノーベル賞受賞者)が、次のような経験を書いておられました。
・・大学の学生時代、友人たちと映画を見た後、感想を語り合った。登場した女性について、ある者は「黄色い色の服を着ていた」と言い、別の人は「赤い服だった」と言う。また別の者は「違う、青色だった」と、てんでばらばらな議論になった。
そこで、確認するために、もう一度映画館に行こうと提案した。ところがその映画は白黒映画だった。色がついているはずがない。みんなキツネにつままれたような表情だった。
人間というものは、記憶を作ってしまうものだということが、その夜の議論の結論だった・・