カテゴリーアーカイブ:著作

平成28年の回顧2、執筆

2016年12月30日   岡本全勝

回顧の2つ目は、執筆や講演です。
3月に、『東日本大震災―復興が日本を変える』を出版しました。私が5年間に考え、実行したことの集大成です。発災直後のこれまでにない対応と、復興過程での新しい挑戦の記録だけでなく、社会を構成するには官共私の3つが必要なことを書きました。さらに視野を広げて、福祉サービス提供国家から安心保障国家への転換も主張しました。これらは、これまで考えていたことなのですが、少々欲張りましたかね。

2015年11月から連載している「明るい公務員講座」は、「初級編」が2016年9月まで35回になりました。引き続き「中級編」に入り、10回を重ねました。いろんな人から「読んでますよ」と、好意的な反応をいただきます。ありがとうございます。お休みすることなく、毎週の連載を続けることができたことは、褒めてやりたいですね。原稿に手を入れてくれる右筆にも、感謝しなければなりません。
「初級編」は本にして出版する予定で、編集と校正をしています。乞うご期待。
このほかに雑誌などへの寄稿の他、講演会もたくさんこなしました。
連載はしばらく続く予定ですし、既にいくつかのフォーラムなどへのお呼びもかかっています。声がかかるのは、ありがたいですね。ホイホイ引き受けては、後で難儀するのですが(苦笑)。

このホームページも、懲りずに執筆を続けました。表紙の右のアーカイブを見ると、記事は1年間で500本を越えています。実は古いホームページから移植していない記事(10月分)があるので、数字はもう少し上がるのですが。つまらない記事に付き合ってくださっている読者に、感謝します。訪問者は、累計250万人を達成しました。
9月にはURLが変わり、11月には作成ソフトを入れ替えました。これで、外からも加筆できるようになりました。6年間使った前のソフトと、「設計思想」「仕組み」が違うので、少々とまどっています。社長の指導の下、徐々に慣れてきました。まだ、前のホームページから移植できていないページがあり、目次など作成していないページがあります。順に作りますわ。

明るい公務員講座・中級編10

2016年12月27日   岡本全勝

『地方行政』連載「明るい公務員講座・中級編」の第10回「交渉(1)庁内での交渉―論点整理」が発行されました。課の外との関係は、課長の重要な仕事です。庁内他部局、庁外関係者、住民、マスコミなど。仕事を進める際の交渉や、仕事を理解してもらうための発信など。
私は、「課の仕事の管理」「部下の指導」とあわせて「外との交渉」の3つが、課長の基礎科目だと考えています。今回の内容は、次の通り。
部下の交渉の支援、論点整理、着地点を探す、熱くなってはいけません。

交渉の話は、今回の「庁内での交渉―論点整理」に続き、「庁内での交渉―合意の術」「外との付き合い―庁外関係者」「外との付き合い―嫌な仕事」と続きます。なかなか他では教えてもらえない事柄です。乞うご期待。「部下の指導」は、交渉の項が終わってからお教えします。

明るい公務員講座・中級編9

2016年12月21日   岡本全勝

『地方行政』連載「明るい公務員講座・中級編」第9回「企画と立案(3)案を実現する」が発行されました。仕事の課題を見つけ、解決案を考える。良い案を考えることは、重要です。しかし、あなたがいかに良い案だと考えても、それを実現しないと意味はありません。実現するためには、上司の了解を取り付け、予算を確保してと、いくつかの段階が必要です。
さらに、新規事業を作るだけでなく、それが効果を生まないと、これまた意義がありません。新規事業を作っただけで満足する仕事ぶりを、「爬虫類行政」と呼びます。卵を産みますが、産みっぱなしで子育てをしないのです。
課題を見つけて、解決策を考える。新しい仕事に挑戦する。その際に、上司と部下動かす。それができるのが、課長職の醍醐味です。「課長の頃が、一番仕事ができた」と言う先輩は多いです。
また、私が取り組んだ「千年に一度の仕事」を紹介しておきました。目の前の課題を片付けるだけでなく、大きな視野から何が必要かを考え、そしてその仕事の位置づけを考えながら、新たな分野に手を広げる。その経験です。今回の内容は、次の通り。
実現するための戦略を考える、仕掛けを考える、「爬虫類行政」になるな、千年に一度の仕事に取り組む、復興政策を変える、民間の人たちと協働する、考えていたことが実現できた、課長職は楽しい。

 

明るい公務員講座・中級編8

2016年12月14日   岡本全勝

『地方行政』連載「明るい公務員講座・中級編」第8回「企画と立案(2)新しい事業に取り組む」が発行されました。
企画と立案(1)で、ある仕事を改善することについて述べました。今回は、これまでにない新しい課題に取り組むことについてです。上司から新しい課題を与えられた場合と、自ら新しい課題を見つけ取り組む場合があります。去年通りの仕事をするなら、課長は不要です。新しい仕事に取り組み、付加価値をつけてこそ、管理職です。もっとも、思いつきだけでは、新しい仕事は進みません。関係者の同意を取り付けるなど、実現にはけっこうな手間がかかります。
批判の上手な人がいます。でも、批判だけなら誰でもできます。解決策を考え、実現してこそ、良い課長です。内容は、次の通り。
新しい仕事に取り組む、課題を考える、段取りを考える、状況対応型と予測準備型、解決策を考える、部長と相談する、財政課長と企画課長の役割、課の進むべき方向を考える。
今回は、5ページにわたる長編です。

明るい公務員講座・中級編7

2016年12月1日   岡本全勝

『地方行政』連載「明るい公務員講座・中級編」第7回「企画と立案(1)改革は課長の任務」が発行されました。前回までは、部下の仕事を管理することについて説明しました。しかし、部下の仕事を管理するだけでなく、事務を改善することや、新しい課題に取り組むことも、課長の重要な仕事です。課長が指示をしなくても、職員は仕事をします。しかしそれは、既に与えられている課題や定例業務です。変えること、新しいことに取り組むのは、課長です。今回の内容は、次の通り。
変えることで付加価値をつける、残業を減らす、仕事を改善する、事業の縮小と廃止、外の敵と内の敵、故郷に残るか新天地を目指すか。