カテゴリーアーカイブ:人生の達人

とりあえず・・

2012年4月20日   岡本全勝

街を歩いていて、耳にした会話です。中年のサラリーマンふうのおじさんが、その部下とおぼしき青年に話しかけていました。
「とりあえず、謝る」。
そのような表現、教え方もあるのですね。その直前に何があったか、想像がつきます。
私は、「頭は下げるため、口はお詫びをするため(あるいは、お礼を言うために)にある」と、後輩に教えています。もっとも、偏差値の高い後輩たちは、なかなか理解してくれません(笑い)。

「とりあえず」で思い浮かぶのは、なんと言っても「とりあえず、ビール」ですね。
皆さんなら「とりあえず、××」のところに、何を入れますか。
「とりあえず、わかりました」や「とりあえず、はい」では、納得していないことがバレバレですね。

新入社員への上司のプレッシャー

2012年4月15日   岡本全勝

株式会社ライオンが、社会人2年生の20代男女500人に、インターネットで調査した結果が、新聞に載っていました。上司の配慮の一言が、新入社員にはプレッシャーになっている場合です。
「言っている意味わかる?」が35%。「そんなこともわからないのか」が24%。「期待しているよ」が24%です。すみません、私も反省します。
上司からのプレッシャーによる症状は、下痢・胃痛・腹痛が64%、頭痛が44%です。解消法の一つに、「トイレで1人の時間を作る」があります。

孟郊

2012年4月13日   岡本全勝

先日、孟郊の唐詩「登科後」について書きました(4月10日の記事)。漢文のお師匠さんである肝冷斎先生が、解説をしてくださいました。
孟郊さんって、この詩の伸びやかさとは違って、そんなにおおらかな人ではなかったのですね。それでも、1200年も後まで、しかも異国にまで名が残るのは、男冥利でしょう。

昨日までの苦労、今朝の解放感

2012年4月10日   岡本全勝

東大出版会PR誌『UP』4月号に、齋藤希史先生が「走馬看花」を書いておられました。この四字熟語は駆け足で観光するという意味ですが、その典拠である、孟郊の唐詩「登科後」についてです。

昔日齷齪不足誇
今朝放蕩思無涯
春風得意馬蹄疾
一日看尽長安花

インターネットで「登科後」を検索したら、たくさんの方が書いておられます。例えばこれ
試験に受かって、このような晴れ晴れとした気分になった人も多いでしょう。特に、作者の孟郊は40歳を超えて、超難関の科挙に合格したのですから。
もっとも、合格したら終わりでなく、仕事場では次の苦労が待っているのですが。合格したばかりの若者に、それを言うのは酷ですね。
毎日あくせくしている私には、前の2行(起・承)のような感慨にふけることができる日が、いつ来るのでしょうか。

今日は桜が満開、トラブルも満開

2012年4月6日   岡本全勝

今週も、怒濤のような1週間が過ぎました。月曜日には、職員と「福島特別法も成立したし、新年度になったから、少しは普通の公務員になるよね」と言っていました。Y秘書は、横で笑っていました・・。あなたは正しい。
今日、東京では、桜が満開になったそうです。一方、岡本統括官室では、朝からトラブルが満開でした。

まずは、一昨日あるところから指摘された、苦情のお詫び。これは、予定通り。お礼と今後の方針を説明して、解決。次は、昨晩携帯メールに入った、部下からの「ある人から、しかられました」の対策を検討。
そこへ、複数の関係者を巻き込んだ、トラブルの処理が持ち込まれ・・。これは詳しくは書くことができませんが、不思議なトラブルでした。AさんとBさんが、数日後には立場を逆転した主張をしておられます。さらにCさんが入ってきて・・。男子体操の、2回転半ひねりみたいな話でした。部下の経過説明を聞いても、すぐには理解できませんでした。
その間に、「ちょっといいですか。つまらない報告ですが・・」が、いくつか入り。
夕刻、民間の会合に呼ばれて打ち合わせに行ったら、「某県の幹部の出席が進んでいなくて・・」との泣き。「Dさん?」と聞いたら、「そうです」とのこと。Dさんに電話して、「どうなっているの?」と聞くと、「そんな話、聞いていませんよ」。「じゃあ、その日、空いていたら、出てね」とお願いして、解決。
夜には、後輩から「全勝さん。一つだけ、愚痴を聞いてもらって良いですか」があり。そこに、携帯メールで、トラブル処理の相談が・・。これくらいにしておきましょう。

そのたびに、「アドレナリンが出るなあ・・」「先輩たちは、こんな時にどう振る舞ったのだろう」と考え、「そうだ、笑って片付けよう」が答です。「よっしゃあ、早くお詫びに行こう」「××さんに、相談に行こう」。これでは、何も考えていないに近いですね(笑い)。
苦情処理を持ち込んでもらえることを、ありがたいと思いましょう。どうにもならなくなってから持ち込まれるより、はるかに良いことですから。でも、「何でもかんでも、全勝を使おう」と思っているだろう、S君、K君・・。君たちも、将来、私と同じ立場になるんだからね。
それぞれ解決したので、笑いながらこんなことを書いています。
申し訳ありません、久しぶりに挨拶に来ていただいたI君、Sさん。十分お話もできずに。