投稿者アーカイブ:岡本全勝

7月30日 自治大学校

2008年7月30日   岡本全勝
今日の午前中は、自治大学校での講義。「経済財政諮問会議と財政再建」についてです。椎川前校長のご指示で、昨年から出講しています。
諮問会議の機能と日本の財政状況を、いつものように「わかりやすく」しかし「とても大変なこと」を、お話ししたつもりです。
どこまで理解されたでしょうか。話す側の電圧は、必ずしも受け取る側の理解度に比例しないのですよね。わかっていながら、熱が入ってしまって・・・

分権、地方の気概

2008年7月29日   岡本全勝

29日の朝日新聞社説は、「地方分権―奪い取る気概がなければ」でした。
・・「地方分権は、霞が関の官僚から恩恵的にもたらされるものではない。地方が中央と戦って確立すべきものだ」 。政府の分権改革推進委員長として具体策を検討している丹羽宇一郎氏が、さきごろ開かれた全国知事会議で知事たちにこう喝を入れた。よほど歯がゆいのだろう。丹羽委員会はこれから、政府の出先機関を整理して仕事を自治体に任せたり、税財源の再配分といった分権改革の本丸に手をつける。だが、その最大の推進勢力であっていいはずの知事たちが何とも心もとない。
・・分権推進を掛け声に、小泉政権時代に行われた「三位一体」の改革では、結局、自治体の歳入の大きな部分を占める地方交付税を大幅に減らされた。また同じ目にあうのではと疑心暗鬼になるのも仕方ない面はある。 だが、それでは分権の推進力は生まれない。権限を奪われたくない役所や官僚。中央とのパイプ役の地位を失いたくない国会議員。こうした幾重もの壁を突破するには、丹羽氏が言うように「戦う」しかないのだ。権限とともにお金や人を奪い取る気概がなければ、分権は絵に描いた餅に終わる・・

カエル

2008年7月28日   岡本全勝

昨夜、雷雨のあと。あのカエルと思われるカエルが、近所の家の前を今度は、逆方向に進んでいました。どこかに出かけたあと、帰宅途中だったのかも知れません。友達か恋人が、いるのでしょうか。心配になります。(2008年7月30日)
昨日、27日の夕方のことです。少し雨が、ぱらついていました。息子と近くのスーパーマーケットから帰ってきたら、家の前の道を、大きなカエルが悠然と横切っていました。1昨年も、梅雨時に見かけました。去年は見なかったので、死んだのかなと思っていました。
ご近所の物知り奥さんに聞いても、近くに池は見あたらず、どこで生息しているか、謎です。

新聞記事の価値

2008年7月28日   岡本全勝
29日の朝日新聞星浩編集委員の「政態拝見」は、「5W1H掘り下げよう」でした。
・・北朝鮮の核問題を話し合う6者協議に出席した日本の外交官から、こんなぼやきを聞いたことがある。
「日本のメディアの関心は、会合がいつ(WHEN)開かれるのか、誰と誰(WHO)が会うのか、に集中しすぎている。何を(WHAT)論議するのか、なぜ(WHY)協議が大切なのか、といった点をもっと掘り下げて欲しい」
新聞記事の基本は、この4つに、どこ(WHERE)と、どのように(HOW)を加えた5W1Hだが、6者協議の報道は、WHENとWHOに偏りがちだというのだ。・・長文の解説記事を載せる欧米の新聞などと日本のメディアを比べると、この外交官の指摘も、うなずける面はある・・

難民鎖国・日本

2008年7月27日   岡本全勝
22日の日経新聞経済教室、滝澤三郎・国連難民高等弁務官事務所駐日代表の「難民受け入れへの日本の対応」から。
・・難民保護には、難民を自国で受け入れて保護する直接的方法と、難民を大量に受け入れる発展途上国へ資金援助する間接的方法の二つがある。日本の難民政策の特徴は、間接的難民保護の比重が大きく、難民受け入れが制限的な点にある。
受け入れ数の少なさは、世界的に有名だ。日本は1978年から2006年にかけてインドシナ難民11千人を受け入れたが、1981年に加入した難民条約のもとでは、今日までに451人の難民を受け入れたにすぎない。このため毎年難民を数千人受け入れている欧米諸国をはじめとする世界には、日本が「難民鎖国」をしていると映り、人道問題に対する関心の薄さ、国際的な責任分担姿勢の欠如、日本の「鎖国性」の象徴と考えられてきた。これは日本のイメージを悪化させる高い「機会費用」といえよう・・