投稿者アーカイブ:岡本全勝

黄色い用箋

2024年11月17日   岡本全勝

リーガルパッドという商品をご存じですか。「伊東屋のリーガルパッド
普通の用箋は白ですが、これは黄色い用箋です。私も最初は「なんとケバケバしい」と思いました。ところが、意外と便利なのです。
原稿や講演の骨子を考えたりするときに使います。サインペンや太い万年筆です。思いつくことをバラバラに書くので、ええかげんなものです。白の用箋は、もう少し考えがまとまったときに、きっちりと書きます。半封筒に入れると、目立つのです。

用紙も筆記用具も、学生時代に、お気に入りのボールペンやサインペンはありませんでしたか。ほかの種類と、機能はほぼ同じですが。人間は気分で仕事や勉強をするものです。
残り少なくなったので、買いに行きました。1冊が50枚。3冊で1980円。

伊東屋は、外国人で賑わっていました。子ども連れも多いです。楽しそうに文房具を選んでいました。レジの前には列ができています。スマートフォンの画面を見せて、「これが欲しい」と注文する人も、店員と、片言の日本語と英語で通話しています。

(よけいなこと)
隣の建物が、ブルガリとティファニーです。伊東屋で買い物をする人が何人集まれば、それらの店の客1人分の購入額になりますかね。そしてそれらの店の売り上げと利益は、外国に行くのでしょうね。買う人が外国人旅行者で、消費税も日本には入らないし・・・

会社任せの職業人生

2024年11月17日   岡本全勝

10月29日の日経新聞に「転職で年収増」最高の4割 求められる成果厳しく、降格や退職勧奨も」が載っていました。
・・・転職によって年収が1割以上増える人の割合が約4割と過去最高水準にある。人手不足やジョブ型雇用の広がりを背景に、働き手は転職に踏み切りやすくなっている。一方、外資系企業のように結果が出ない社員に降格や退職勧奨を実施する制度を国内企業の2割が導入する。人材流動化に伴い、日本の労働市場は変化している・・・

記事には、転職希望者が1000万人を超えたこと、正社員の転職率は7%を超えていることも書かれています。
他方で、思うような結果が出ないと給与が減ること。業務改善計画を会社とその社員とで話し合って作ること。それでも結果が出ないと、降格や勧奨退職があることも紹介されています。
社員の流動性の低さは、年収の差にも出ています。外資系企業の年収は部長職で1916万円で、日本企業の1408万円に比べ、4割上回っています。

世界11カ国の転職者を対象にした調査では、将来のキャリア形成のために実施していることはないという比率が、日本は30%、アメリカは2%、中国は3%です。他の国に比べても、日本だけが突出しています。
自分の職業人生を会社に任せていることが、現れています。

JICA「強靱な国・社会づくり」講師2

2024年11月16日   岡本全勝

昨日午後は、国際協力機構(JICA)の「強靱な国・社会づくり」の講師を務めました。先日に続き、2度目です。
今回は「東日本大震災への対応」です。研修生たちが、このあと石巻市の被災地を見学するので、その準備としてです。

この内容は何度もやっているので、お手のものです。とはいえ、短時間で日本を知らない人に伝えることは、何度やっても難しいです。鎌田浩毅先生に作ってもらった、日本列島がいくつものプレートの上に乗っていて、その衝突と沈み込みで地震が起きることから話すのです。
要点を絞る、その他は大胆に削除する必要があります。

1時間の講義、30分の質疑応答です。
研修生からは、「どうして危険な地域に再度町を再建するのか」「政府が町の再建の場所などを決めず、住民の話し合いで決めたのは参考になった」「国土の復旧から生活の再建へ哲学を変えたことがよくわかった」との意見をもらいました。理解してもらえたようです。

昨日は、午前と午後と2回の講演でした。

東京都の人口増は外国人によるもの

2024年11月16日   岡本全勝

11月12日付け日経新聞「地方創生空転10年、深まる国依存 分配ありき、成長と逆行 かすむ分権」には、東京一極集中について、次のような指摘もあります。
2019年までは東京都の人口増が10万人程度で、その7割が日本人でした。ところが、2023年には7万人増えているのですが、その9割以上が外国人なのです。

日本人だけ見ると、ほとんど増えていません。地方からの転入が11万人もあるのに増えていないということは、自然減との相殺でしょうか。

市町村職員研修機関所長会議で講演

2024年11月15日   岡本全勝

今日の午前は、市町村職員中央研修所で開かれていた、市町村職員研修機関所長会議で講演をしました。
表題は「電子化が変える役所の流儀」です。デジタル変革や人工知能が入ってくることで、役所の仕事が変わることを整理して話しました。

「ルンバ問題(効果)」という言葉を知っていますか。業務を電子化しようとすると、まずはその業務を電子化しやすいように合理化する必要があることです。ルンバ(自動掃除機)を入れようとすると、まずは床の上を片付けないと、ルンバは動けないのです。
また、機械の導入によって便利になりますが、良い面ばかりではありません。この変化は進行中であり、日に日に変わっていきます。それをどう捉えるかが、私の問題意識です。日頃考えていることをお話しして、皆さんの意見を聞きました。

あわせて、社会での電子化の影響も、お話ししました。有名な経済学者のケインズは約100年前(1930年)に、「100年後は、一日3時間労働ですむようになるだろう」と話しました。大外れです。
かつてより、現代人は忙しくなっています。機械が人に代わって仕事をしてくれるはずが、人は機械に使われています。
スマートフォンを持つようになって、人は常に「つながり」「つながれ」て、緊張状態に置かれています。休日でも夜でも、メールが来て仕事が入ります。朝起きても、歩いていても、電車の中でも、布団の中でも、スマートフォンを見ている人がいます。「スマホ疲れ」「つながらない権利」が話題になっています。
参加者にも、共感してもらえたようです。