平等ではトッププレーヤーは生まれない

2026年7月2日   岡本全勝

6月27日の読売新聞に「鈴木彩艶の身長伸ばすため「休養」増やしたコーチ、チーム内の反対意見に「平等ではトッププレーヤーは生まれない」」が載っていました。

・・・ガーナをルーツとする父と日本生まれの母の間に生まれた鈴木選手。Jリーグ・浦和レッズの下部組織に加入した小学生の頃から手足が長く、シュートへの反応も良かった。ただ、クラブにはプレー以外に心配なことがあった。
中学入学時の身長が約1メートル70だった鈴木選手について、クラブが両親の身長などから算出した将来の予想身長は1メートル80前後。GKは身長が大きいほどカバーできる範囲が広がり、ハイボールへの対応なども有利になる。「何もしないより、何かした方がいい」。杉尾さんが鈴木選手に提案したのは、身長を伸ばすために休養を増やすことだった。

チーム練習が週5日の中、中学1年の終わりから鈴木選手だけ休養日や、軽めのトレーニングだけで帰らせる日を設けた。チーム内には「平等ではない」という反対意見も出たが、杉尾さんは「平等ではトッププレーヤーは生まれない」と他のスタッフを説得した。
一方の鈴木選手は、練習開始1時間前にグラウンドに来て、自主練習してからチーム練習に臨むぐらいの練習好き。身長が求められることは理解しつつも、「ポジション争いで差が広がるのではないか」と不安を感じていたという。
結果的に、中学卒業時に1メートル80を超えた鈴木選手は、16歳で浦和レッズとプロ契約を結んだ・・・

平等を重んじるこれまでの日本社会への、良い警鐘です。