年別アーカイブ:2021年

連載「公共を創る」第83回

2021年6月19日   岡本全勝

連載「公共を創る 新たな行政の役割」の第83回「社会の課題の変化―格差縮小へ正規雇用増と最低賃金引き上げ」が、発行されました。

現在の非正規雇用格差を放置すると、社会の不安が高まり、亀裂が入るでしょう。早急に対応しなければなりません。主な手法は、同一労働同一賃金の実現と、最低賃金の引き上げでしょう。
先進諸国の中で、日本の賃金は低いのです。マクドナルドのビッグマックの価格は、アメリカ590円、イギリス493円に対し、日本は390円です。タイの443円、韓国の428円よりも安いのです。喜んでいてはいけません。(原材料費などが大きく違わないとすると)それだけ労働者の時給が低いと言うことです。

本来、労働者を守るのは労働組合の任務です。しかし、正社員から構成される労働組合は既得権を守るために、非正規社員との格差是正に反対することもあるとのことです。知人の社長が、ぼやいていました。

日本NPO学会に登壇

2021年6月19日   岡本全勝

今日19日は、日本NPO学会の公開シンポジウムに登壇しました。「非営利セクターの現在地―東日本大震災から10年、達成されたこと、積み残された課題」

先日の「とうほくNPOフォーラム」に続いての、NPO関係シンポジウムです。私は非営利活動の専門家ではないのですが。東日本大震災で協力いただいたことから、恩返しで登壇しました。今回も、自宅からオンラインで参加です。画面を見ると、150人ほどの人が参加しました。

大震災での非営利団体の活躍、復興庁や市町村との協働で、非営利団体とその活動は、社会に認知されたと思います。
その後の災害では、非営利団体の活動は「標準」になりました。また、地方創生や子どもの貧困対策では、重要な主体となっています。これは、10年前には想像できなかったことでしょう。
公私二元論から官共業三元論とすべきこと、その際の論点を述べました。

湯浅誠さんとは登壇時間が別だったのですが、お互いに相手を意識した発言をしていました(苦笑)。

子どもを産み育てにくい国

2021年6月18日   岡本全勝

6月12日の朝日新聞が「日本「子ども、生み育てづらい」6割 欧州3カ国と国際調査」を伝えていました。
・・・日本と欧州3カ国で「子どもを生み育てやすい国と思うか」と質問したところ、日本は「育てづらい」との回答が6割を超え、他国より圧倒的に高い割合だったことが内閣府の国際調査でわかった・・・国際調査は5年に1回、少子化対策に役立てるため、内閣府が行っている。今回は昨年10月~今年1月に日本、フランス、ドイツ、スウェーデンの各国で20~49歳の男女を対象に実施した。日本では1400人近くから、欧州3カ国では約1千人から回答を得た。
「子どもを生み育てやすい国と思うか」との問いに対し、日本では「そう思わない」が61・1%を占め、フランスの17・6%、ドイツの22・8%、スウェーデンの2・1%と比べても、ずば抜けて多かった・・・

令和3年版 少子化社会対策白書」のトピックス「少子化社会に関する国際意識調査について」です。
子供を生み育てやすい国だと思う理由は、調査結果があるのですが、そう思わないという理由は載っていません。ただし、「そう思う」という理由のうち、他国に多くて日本に少ない項目は、次の通り。雇用の安定、柔軟な働き方、職場環境、所得保障、地域や社会の理解です。

たまる「借り」

2021年6月18日   岡本全勝

新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、行動制限が続いています。夜の飲み会が、できません。定期や不定期でやっている意見交換会はもちろん、お礼の会もできません。

わからないことがあったりすると、知人に教えてもらいます。これは、電子メールで簡単にできます(相手にとっては、迷惑でしょうが。苦笑)。しばしば、そのお礼に、夜の会食を設営します。さらに話を聞くには、よい機会です。ところが、それができないのです。
結構な数の「お礼の場」が延期され、貯まっています。時々、電子メールで「忘れていませんよ」と、時効中断をしています。しかし時宜を失すると、気が抜けますね。でも、待っててくださいよ~。

韓国との相互不信

2021年6月17日   岡本全勝

6月9日の読売新聞が、韓国日報社との共同世論調査結果を載せていました。
・・・日韓関係を巡っては、「戦後最悪」と言われる状況に改善の兆しはみられない。日韓関係が「悪い」との回答は、日本で81%(前回2020年調査84%)、韓国で89%(同91%)となり、厳しい見方のままだった。「悪い」は両国ともに3年連続で8割を超え、高止まりしている。
相手国への信頼や親しみについて聞いた質問でも、日韓関係の行き詰まりを反映し、変化はみられなかった。日本で韓国を「信頼できない」は69%(前回69%)で、韓国で日本を「信頼できない」は80%(同83%)だった。相手国への親しみを「感じない」は日本で57%(同58%)、韓国で76%(同77%)に上り、相互不信は固定化している・・・

近年の変化も、図で載っています。日本では、2011年頃までは、良いと悪いが拮抗していました。韓国では、1995年にはかなり接近していましたが、その後は悪化したままです。「質問と回答