年別アーカイブ:2020年

福島12市町村の将来像に関する有識者検討会

2020年6月6日   岡本全勝

今日は、「福島12市町村の将来像に関する有識者検討会」を開きました。東京の復興庁、福島県庁、富岡町の3か所をつないだ、テレビ会議です。そのほか3人の有識者は、それぞれ自宅などからの参加です。
まだ、東京と福島との往来が制限されているので、このような形になりました。準備は、職員たちが書面でやりとりしてくれました。

原発事故から9年余り。被災地では住民が戻り、活気が戻っている地域もできました。しかし、住民の帰還が少ない地域、まだ避難指示が解除されていない地域も多く、これからも長い復興作業が必要です。そして、被災地全域で一律の対策では、効果的でないことが見えてきました。
昨日、復興庁の設置期限を10年延長するなど、福島復興関係の法律が成立しました。
地域の実情に応じた政策が必要です。

ベルギービール

2020年6月5日   岡本全勝

教えてもらって、ベルギービールをいくつか飲みました。
ベルギービールといっても、たくさんの種類があります。ウィキペディアに項目が立つほどです。さらに、個別に詳しい説明もあります。「トラピストビール」「シメイビール

私が飲んだものには、アルコール度数が9%というのもありました。ふだん飲む日本のビールの2倍近いものです。クリスマスに飲むものもあるようです。
ビールの感覚で飲むと、一気に酔ってしまいます。
ジョッキでなく、ベルギービール用のグラスがあります。ワイングラスで代用しました。
なかなかこくがあって、おいしいものです。日本のビールとは、別物ですね。

「国民の皆さん・・・」

2020年6月5日   岡本全勝

「国民の皆さん・・」という呼びかけがあります。
例えば、総理が記者会見で使われます。5月25日「全ての国民の皆様の御協力、ここまで根気よく辛抱してくださった皆様に、心より感謝申し上げます。」
また、NHKの人気番組「チコちゃんに叱られる」で、森田美由紀アナウンサーが、「今こそすべての日本国民に問います・・・」という決めぜりふを使います。

ある人が、「在日外国人は、対象ではないのか」と、疑問を呈していました。
う~ん、難しい問題ですね。
森田アナウンサーのセリフは、お笑いでしょう。ところが、コロナ対策は、日本にいるすべての人が対象になります。逆に、海外にいる日本人は対象外でしょう。そんなに目くじらを立てる話ではないのでしょうが。

これまで意識せずに、「日本にいる人=日本人」と使っています。これだけ外国人(定住者、旅行者)が増えると、どのような表現を使うとよいのでしょうか。「みなさん」では、対象が確定できませんが、それを使うのですかね。あるいは「日本の皆さん」とか。

日本よりはるかに(その国にとっての)外国人が多い諸外国の指導者は、どのように呼びかけているのでしょうか。
アメリカでは、政治指導者が国民に呼びかける際に、次のような言葉を使っているようです。
「米国の皆様」Americans、American people 、American public
「米国の納税者」American taxpayers
「米国市民」citizens

「岡本行夫という生き方」

2020年6月4日   岡本全勝

NHKウエッブサイトに「岡本行夫という生き方」という特集が載っています。詳しくは原文を読んでいただくとして。

・・・「とにかく朝から晩までいないんですよ。私たちのボスなんだけど、省内にいないわけ。いろんなところで、いろんな人に会っていた。その中に、東京にいるアメリカの記者など外国の記者がいっぱいいた。もちろん日本の記者もね」
岡本は日本が何をしようとしているのか、国際的にも国内的にも少しでも理解を深めようと、記者たちへの非公式な背景説明を熱心に行っていたと言うのだ・・・
・・・岡本について語るとき、宮家氏が最も力説したのは、岡本が「政策を実行する人=政策マン」だったという点だ。
「実際に官僚を動かし、メディアに理解を深めさせ、政治家に働きかけて政策にしていく。そのためには、発想力と行動力と説得力が必要なんだけど、彼はそうした力を持っていた」
そして、こう締めくくった。
「彼の肩書きは『外交評論家』となっている。でも、彼は評論家ではない。評論なんかする気はないんです。彼は死ぬまで『政策マン』だった。政策を作り、それを自分で実行する。もしくは、実行するための環境を作っていく。『彼は政治的に動く』と言う人もいるが、政策とは、そもそも政治的なもの。岡本さんだからできたんです」・・・

・・・しかしそんな岡本の評価は、“霞が関”の中でも分かれていた。
「話しづらいですが、もう時効だろうからいいでしょう。総理大臣補佐官として、突然、イラク問題の政策決定過程に入ってきた岡本さんでしたから、官僚組織からは異分子のように思われていた部分もある。強烈な人が入ってきて、煙たく思った人もいたと思う」・・・
参考「追悼、岡本行夫さん

連載の推敲、三つの時間

2020年6月4日   岡本全勝

連載の推敲、三つの領域をまたぐ」の続きです。

「連載の推敲、三層構造」では、日々のできごと、それら問題群の位置づけ、そして近代憲法構造の再検討という3つの層で考えています。すると、時間を3つの層に分けて考えることになります。
・日々のできことは、毎日のことです。
・問題群の位置づけは、平成の30年間で変わったこと、戦後70年で変わったことです。毎日のできごとを追いかけても、それは見えてきません。
・そして近代憲法構造は、1世紀とか2世紀かけての変化です。

これは、ブローデルの、長い波、中くらいの波、短かい波という、歴史を三層構造として把握する手法です。

このように書くと、「三つに分けるのが好きですね」と突っ込みが飛んできそうです。
そうですね。この「連載の推敲」も、層構造、領域、時間と3回です。
「明るい公務員講座」でも、しばしば三分論がでてきます。物事を理解する際に、二分論が当てはまる場合と、三分論の方がぴったりくる場合がありますよね。