薄れゆく方言、私の場合

薄れゆく方言」の続きです。笑い話として読んでください。

35年ほど前に鹿児島県で、職員から「鹿児島弁に慣れてください」としかられました。そこで、努力しましたが、ぜんぜんものになりませんでした。教育界の重鎮である新納先生(「にいろ」と読みます)に尋ねたら、「18歳までに習得しないと、無理でしょう」と言われました。それで、努力を止めました。

私は、その後も、関西標準語を通しています。総理大臣との会話でも、意思疎通に苦労したことはありません。ただし、何かの会議で「全勝さんも、(東京)標準語を話すことがあるんですね」と、参加者から指摘されたことがあります。「不覚だった」と反省しました(笑い)。

NHKテレビにも、雨の予想を伝える予報士さんに向かって「アメと違う。アメや」と叫んでいます(前のアメは東京アクセント、語の後ろが低い↓。後ろのアメは関西アクセント、語の後ろが高い↑。これに、疑問の場合の後ろ上がりのイントネーションが入ると、さらにややこしくなります)。「関西弁は奥深い
とはいえ、私も奈良の実家に帰ると、親族たちの話している奈良弁と、私の言葉が違っていることに気づきます。

過去の記事「皇太子殿下の前で」「清朝の高官との違い」「シャンポリオン」「去年も同じ話題」。何度も同じことを言っていますな。反省しなはれ。