年別アーカイブ:2019年

忘れることはよいことだ、その2

2019年6月16日   岡本全勝

忘れることはよいことだ」の続きです。

嫌な仕事を抱えていると、気分が落ち込みますよね。
この解決方法は、嫌な仕事ほど早く片付けることと、早く上司や同僚に相談することです。一人で悩まないことです。参照『明るい公務員講座』。

私は、それを実践してきました。
とはいえ、すべてがうまく行ったわけではありません。嫌なことも、たくさんありました。でも、深く悩んだり、悩み続けたことは少ないです。悩んだ例は、『明るい公務員講座』に書きました。
しかし、その後は仕事が忙しくて、次々持ち込まれる案件に集中して、嫌なことは忘れたのでしょう。どうやら、それで、くよくよ悩まずに生きてこられたようです。

自分は、嫌なことを長引かせない性格だと思っていました。持って生まれた「楽天的な性格」と「すぐに忘れてしまう能力」によってです。ところが、このようなことを思い出すと、どうもそうではなかったような気がしてきました。ただ単に、忙しかっただけかもしれません。
これからは、「すぐれた忘却力」で、嫌なことは忘れたいです。
もちろん、重要な案件は忘れないように、メモに書いておく必要があります。そして、生煮えで良いので人に相談し、適切な人にその「球」を渡して、自分は楽になりましょう。

アルフォンソ・ミューシャのポスター

2019年6月15日   岡本全勝

先日ヨーロッパ旅行をした際に、プラハのミューシャ美術館に寄りました。町中にある、小ぶりな美術館です。なかなか良かったです。これまでは、印象派が好きだったのですが。
ウイーンでベルベデーレ宮殿で、クリムトを見たばかりでした。私は、クリムトより、ミューシャの方が気に入りました。

売店で、ポスターを売っていたので、2枚買ってきました。連作「4つの時」の「朝の目覚め」と「夕べの夢想」のようです。丸めて、中に詰め物をして、スーツケースに入れてです。帰って開けてみたら、傷んではいませんでした。
世界堂に行って、額に入れてもらいました。縦に長いので既製品がなく、作ってもらいました。安いポスターなので、額の方が高くなるのですが。
と思いつつ、世界堂の壁を見ると、ミューシャの「四季」でしょうか、立派な額に入れてかけてあります。4万円近くしていました。店員さんに聞くと、「ほとんど、額の値段でしょう」とのこと。

家の階段の壁に飾ってあった、ベネチアの風景の版画の額と、入れ替えました。昔、ベネチアで買ってきたもので、私はこちらも気に入っているのですが。たくさん絵を飾るほどの壁がないので。

被災地に移住する人たち

2019年6月15日   岡本全勝

6月14日のNHKネットニュースが、「川内村在住の4分の1は移住者」を伝えていました。
・・・東京電力福島第一原発の事故による避難指示が3年前までにすべて解除された川内村で、村に移住してくる人が毎年100人前後で推移し、村内で暮らす人の4分の1を占めていることがわかりました・・・

・・・原発事故が起きたとき、村に住民票を登録していたのは3038人でしたが、今月1日時点では400人以上減って2599人となっています。
このうち実際に村で暮らしている人は、80.6%にあたる2095人となっています。
一方で川内村では、首都圏などから村に移住する人が多い傾向があります。
村に転入する人の数はこの3年間、毎年100人前後で推移し、震災後、村に移住して生活する人はあわせて486人と、村の中で暮らす人の23.2%を占めています。
これについて村は、原発周辺の復興事業や原発の廃炉に関わる人が転入していることや、補助金などを活用して工場が進出していることが理由だとみています・・・

うれしいことですね。川内村は、山間部に開けた盆地の村です。自然豊かなきれいな所です。
東日本大震災の被災地の多くは、震災前から人口減少が続いていました。そこに大災害が起きて、たくさんの人が故郷を離れました。町が復興して戻ってくる住民もいますが、戻らないと決めた人もいます。すると、地域のにぎわいを取り戻すためには、新しく人を呼び込むことが重要です。自然に恵まれているので、定年後の人が移ってくることもありますが、若い人を呼び込むには働く場が重要です。
各市町村が、力を入れています。

関西大学経済学部で講演

2019年6月14日   岡本全勝

今日6月14日は、関西大学経済学部で講演をしてきました。大震災の復興から考える「町とは何か」です。
すべてを流された町を復興することで、町のにぎわいを取り戻すには何が必要かがわかりました。それを、お話ししました。これは、緩やかに衰退している日本各地の過疎地域に通じる課題です。

学生の多くは、発災時には小学生でした。あの惨状を、はっきりとは、記憶していないと思います。もちろん、阪神淡路大震災は知りません。
金曜日の夕方ですが、多くの学生が熱心に聞いてくれました。

国民の怒りが動かす政治

2019年6月13日   岡本全勝

6月10日の朝日新聞別刷り特集は「怒りの正体」でした。その中から、「怒りは票になる 右翼も左翼も壮絶な「怒れる人々」の奪い合い」を紹介します。

・・・人びとの怒りをエネルギーにしようとする政治家。怒りは票になる。だがそれはうつろいやすい。左右の勢力が攻守所を変えるスペインやギリシャで、そんな怒りと政治の関係が見てとれる。

「今日の『怒れる人びと』は、極右の人びとなのかも知れない」。スペインの左派ポデモス系の前議員マノロ・モネレオ(68)は4月下旬、総選挙を前にそう話した。モネレオは元共産党幹部で、ポデモス党首のパブロ・イグレシアスも慕う。2011年5月、緊縮財政や体制に不満を募らせた若者らが首都マドリードの広場を占拠した「インディグナードス(怒れる者たち)」運動から14年のポデモス結成までを間近に見てきた人物だ。人びとの怒りはポデモス側にあったのではなかったのか?・・・

・・・移民排斥問題などで怒りや不満をあおるポピュリズムは右派の得意技だった。座視できなくなった左派も、若者や高齢者の怒りをすくい取り、一つの勢力にまとめて参加型の政治を促すことで民主主義を深化させようと戦術を転換している。政治理論家シャンタル・ムフが言う「左派ポピュリズム」だ。アプローチは異なるが、左右両派が人びとの怒りを奪い合う構図といえる・・・

民主政治が安定するのは、成長が続くとき、そして格差が広がらないときだけなのでしょうか。