お隣の大きな柿の木、この秋も、たくさんの実を付けました。渋柿です。
ようやく熟して甘くなったらしく、年末から小鳥たちがたくさんやってきて、食べていました。朝から、賑やかなことで。ここ数日で、食べ尽くしましたようです。
ある日は、孫娘が数えたら、16羽いたそうです。いろんな種類の小鳥が来ますが、残念ながら私には名前がわかりません。
年別アーカイブ:2018年
スポーツ心理学。緊張は当たり前、高すぎる目標は駄目
1月4日の朝日新聞、荒木香織・スポーツ心理学者の「現実的な目標掲げ、目指すゴールへ」から。
・・・よく、平常心で臨めとか、リラックスしてとかいいますが、理にかなったアドバイスではありません。むしろ、適度の不安や興奮があって、「これをやりたい、あれをやりたい」と自覚している方がよいパフォーマンスに結びつくと言われています。W杯にラグビー日本代表が出場する際にも、「不安や緊張は当たり前。それを感じることは、むしろいいことなのだ」と伝えました。
一方で、「試合が近づいてきて、緊張して眠れない」といった過度な不安や緊張は悪影響を及ぼします・・・
「取り除くには、どうすればいいのでしょうか」という問に。
・・・有効な方法の一つは、なぜ不安を感じるのか、その原因を見極めて書き出すことです。不安の原因を解きほぐしていくのです。文字にして可視化した上で、問題を整理し、解消するために必要なことは何かを確認していきます。やるべきことを明確にした上で、それぞれに対応していくことが自信や実績につながっていきます。
ただ、自分の過去のミスや他人の言動、天候といった自分の力ではどうしようもないことは、いくら心配しても解決はしません。考えても不毛なことは心配をやめる。それもスキルの一つです・・・
「大きな達成を得るためには、高い目標に挑戦することが大切ですか」との問には。
・・・目標が高すぎると、掲げていないのと同じことになってしまいます。掲げた内容が現実的でないにもかかわらず失敗すると、自分の力不足と信じ込み、自信を失ってしまう。挑戦する目標とのギャップに苦しんでしまうのです。
スポーツ心理学では、少しがんばれば達成できる現実的な目標を設定することが、効果的だと言われています。期限を決めて達成できたら、次のステップに進んでいく。達成できない場合は、柔軟に目標の中身を変えた方がいい。
例えば、体重を2キロ減らす目標が無理だった場合、体脂肪を減らすことに着目する。長いスパンで考えれば、ゴールは同じだと考える心のゆとりを持つと楽になります。短期間で10キロやせるのは無理。そんな挑戦はやめましょう・・・
とても役に立つ助言です。全文をお読みください。
日経新聞夕刊コラム第1回
今日1月4日付けで、第1回「前例はない」が載りました。今回は名刺代わりに、大震災直後の話を書きました。
私の官僚生活の一番の思い出が、東日本大震災対応です。当時のことを広く知ってもらおうと思い、この話題を選びました。読者も、この話ならわかりやすいと思いました。お正月の4日から、このような話題で良いのか、少し悩んだのですが。
紙面では、顔写真付きです。
いただいた年賀状から
いただいた年賀状に、それぞれの近況が書かれています。若い人たちは子育て中で、写真付きで近況が書かれています。これも、年賀状の楽しみですね。
また、私への注文も書かれています。その中から、いくつかを紹介します。
「ホームページを毎日見ています」
このページは、時間と気力がある限り、続けたいですね。
「連載を楽しみに読んでいました。早く単行本にしてください」
単行本の作業は、年末年始も時間を見つけて格闘しています。個別の文章は右筆が手を入れてくれるので、それを反映すれば済みます。問題は、項目の再構成です。流れが良いように、ある項目をあっちに持っていったり、こっちに移動させたり。すると、隙間が見えてきます。それを加筆したりで、苦労しています。
「新聞記事の紹介を活用しています」
ありがとうございます。
「謝罪記者会見のやり方を実行することになりました。感謝です」
そうでしたか。お詫びの機会はない方が良いのですが。するとなったら、私の経験を生かしてください。
番外編で、「肝冷斎」の年賀状もご覧ください。
民主政を機能させる指導者がいるかどうか
12月23日の読売新聞解説欄、塩野七生さんの「民主政 アテネの教訓。指導者 衆愚の分かれ目」から。
・・・アテネの全盛期を築いて民主政を完成させたペリクレスは、人々が発する不安の声を冷静に説き鎮め、長期的な視野に立った政治をした。しかし彼の後の指導者は、逆に人々の不安や怒りをあおり立て、戦略を欠いていく。ペリクレス後のアテネが後世、衆愚政と呼ばれることになった。
衆愚政のアテネは、政治の仕組みや有権者のレベルが以前と変わったわけではない。民主政を機能させる指導者がいたかどうかの違い。民主、民主と唱えていれば民主政が実現するわけではないの。民主政を妄信してはいけない・・・
塩野さんは、12月26日の日経新聞オピニオン欄にも、出ておられました。「失望が生むポピュリズム」。坂本英二・編集委員 の解説から。
・・・塩野七生さんは紀元前からルネサンスまで2500年に及ぶ欧州の歴史を約50年かけて書き上げた。登場する国家の盛衰や政治リーダーの栄光と失敗は、21世紀の国際社会とも共通する多くの教訓を含んでいる。
塩野さんの歴史長編はたいてい静かに始まる。民族や文化が生まれた時代背景を丁寧に紹介。だが外敵などに対抗するため個性的な指導者が現れた瞬間から、歴史が一気に走り出す。「ローマ人の物語」ではスキピオ、スッラ、カエサルら適時に適切な男たちが現れて困難を克服する。どんなに強大な帝国も、優秀な指導者を選べなければ一気に坂を転げ落ちる・・・