年別アーカイブ:2017年

春を越して初夏ですね

2017年4月16日   岡本全勝

昨日今日と、東京は良い天気でした。風が強く、昨日は通り雨もありましたが。皆さん、春そして桜を楽しみに、お出かけになったのではないでしょうか。先週までは毎週末、天候が悪かったので、行楽地はがっかりだったでしょう。お花見弁当も、売れなかったそうです。

私は、土曜日はキョーコさんのお供で、桜を見る会に行きましたが。締めきりが来た連載の原稿、来週の大学の講義の準備と、ゆっくりはしておられませんでした。早起きをして集中して、それぞれ仕上げました。
講義も、週に2コマは、きついですね。連載をあわせると、3正面作戦です(笑い)。人間、同時には複数のことを考えられないことが、よくわかります。また、1回ずつこなしていかないと、その先のことは考えにくいです。もちろん、大まかな配分は考えてあるのですが。
単に話すだけでなく、興味を持って理解してもらうために、学生に配付する資料を工夫しています。それをつくり、学内ラン(LAN)に掲載してと、初年度は何かと大変です。今朝もうまく画像処理ができず、息子の助けを借りましました。

連載は、一度は休載しようかとまで考えたのですが、右筆の助けも借りて、間に合わせました。次の締めきりは連休明けなので、これで一安心。もっとも、5月には講演を3回も引き受けていて、講義の準備もあわせると、のんびりしてはおられません。

午後から、散歩を兼ねて新宿まで5キロメートルを歩きました。今日は、最高気温26度とのこと。シャツにベスト姿でも暑かったです。
楽天は今日も逆転勝ち。首位を走っています。気持ちよく、晩ご飯を食べることができます。すると、紀伊國屋で買ってきた本は、読めないのです。

日本の公務員の質は

2017年4月16日   岡本全勝

4月8日の日経新聞読書欄に、真渕勝・立命館大学教授(京都大学名誉教授)が「日本の官僚、公務員の質は。行政サービスは効率的か」を書いておられます。
・・・キャリア官僚は近年、何かにつけて批判の的になっている。
筆者が大学生であった40年ほど前、キャリア官僚がやり玉にあげられることはまずなかった。多くが東京大学を優秀な成績で卒業していることを知ってか、国民は畏怖の目で見ていた。この傾向は「官尊民卑」という「前近代性」の現れとして指弾されたこともある。官僚バッシングが「国民情緒」に指示される現在、悪しき伝統は完全に打破されたかに見える。
それにしても評価の振れ幅が大きい。もっと距離をとって眺めることはできないものか・・・

・・・日本の公務員は数が多く、能率が悪いと指摘されることがある。まず、前段は「都市伝説」である・・・政府が毎年度発表する「公務員の数と種類」における公務員数は約338万人(2016年度)、人口千人あたり36.2人である。この数字には、独立行政法人や特殊法人の職員、国立大学法人の教職員も含まれている。他の先進国の人口千人あたりの公務員数はフランス89.1人、英国69.3人、米国64.1人、ドイツ60.4人であるから、日本は5か国のなかで、最も「小さな政府」に当たる・・・

(反対の主張を紹介した後で)・・・ここでの論点は、公務員数が相対的に少ないとしても、それはただちに行政の効率性の高さを意味するわけではないという厄介な現実があることである・・・
ごく一部を紹介したので、原文をお読みください。

先生がご指摘の通り、高い評価から批判の的へと、日本の官僚は尊敬を失いました。それだけの理由はあります。求められている機能を果たしているか、日本社会の問題を適確に解決しているかという機能論とともに、官官接待や権限を利用した天下りという倫理面からの問題によってです。
としても、官僚も公務員もなくすことができない職業です。では、どのように改革したら、国民の期待に応えることができるか。私の職業生活と研究テーマは、これを追求してきました。かつて連載していた「行政構造改革ー日本の行政と官僚の未来ー」もこれを考えていたのですが、総理秘書官になって中断しました。慶應大学での講義では、このテーマに再度取り組みます。

新卒者が辞める理由は上司との関係

2017年4月15日   岡本全勝

日本アンガーマネジメント協会の調査結果(2017年3月24日公表)です。新卒3年以内に仕事を辞めた男女と、新卒4年目以降でも在籍している男女約400人を対象したアンケートです。新卒入社3年以内の離職率が、問題になっています。では、何が原因か。それを探るための調査です。

「どうすれば退職を回避できたと思いますか?」の質問に対して、「新卒3年以内に仕事を辞めた男女」の28%が「上司との良好な関係」、23%が「適切な叱られ方」と回答しています。辞めた新卒の過半数が、上司とのコミュニケーションが不足していると感じているのです。
反対に、「新卒4年目以降でも仕事を続けている男女」の 32%は、「同僚との良好な関係」を築けていたことが、仕事を続けられた理由だと回答しました。

イライラの解消法は「誰かに話す」です。男性が43%に対し、女性では73%です。
男性は次に、「気持ちを落ち着かせる」「運動する」です。「飲む」は案外少ないです。女性は、「とにかく食べる」「気持ちを落ち着かせる」です。男女の違いが、表れていますね。

拙著『明るい公務員講座』で、「仕事の悩みは、実は人間関係」「相談に乗ってもらうと安心する」とお教えしました。まさにそれを裏付ける調査結果です。
原文をお読みください。

桜を見る会

2017年4月15日   岡本全勝

今日は、お招きをいただき、総理主催の桜を見る会に行ってきました。今年は、ソメイヨシノは盛りを過ぎましたが、八重桜が満開でした。今年も1万6千人とのこと。大変な人出でした。
数年前に退職された各省幹部の方、何人かにお会いしました。このような機会でもないと、なかなかお目にかかれないので、ご挨拶できる良い機会でした。

わが家の鉢植えの桜も、生き残った枝に花が咲きました。何度も買ってきては枯らしたのですが、今回のは4年ほどもっています。新しい枝も伸びてきたので、来年も咲きそうです。

慶應大学、地方自治論第2回目

2017年4月14日   岡本全勝

今日は、慶応大学法学部、地方自治論の第2回目の授業でした。
今回から出席した学生もいたので、前回のおさらいと、日本経済新聞社に提供してもらった「わかる日経」というパンフレットを配って、新聞記事の読み方を教えました。

そして、本来の自治論に入りました。今日は、地方自治の概要、日本国憲法での規定ぶり、地方自治の意義、団体自治と住民自治など、基本の解説です。
これらは基本中の基本なので、どの教科書にも載っていることです。まずは、覚えてもらわなければなりません、基本は、私のレジュメと教科書を読んでもらうとして。
江戸時代の分権、アメリカやヨーロッパでの自治の運用の違いなど、エピソードを使って、理解してもらいました。所と時代が変われば制度は変わること、現在の日本の地方自治が「絶対的なものではない」ことを話しました。

また、授業の反応を見るために、出席カードに感想やら質問を書いてもらいました。カードの総数は85枚でした。「私の授業は難しいですよ」と話したのに、先週より受講生が増えています。
学生に受けているのは、次のようなものでした。
・新聞の読み方指南
・私の官僚時代、特に総理秘書官の経験
・外国や江戸時代との比較をした「自治」の意味
それぞれに、私でなければ話すことができないものと、自負しています。無味乾燥な理論や歴史を話しても、学生には興味を持ってもらえませんよね。まずは、食いついてもらうように、工夫しました。
さて、多くの学生から、質問をいただきました。これについては、このホームページや授業でお話しします。