今朝3月11日の毎日新聞オピニオン欄に、私のインタビュー「産業再生へと視野広げ」が載りました。写真付きです。紙面(有料)では白黒写真ですが、インターネット(無料)だとカラーです。と、指摘してくれる人がいました(笑い)。
先日、竹内良和記者の取材を受けました。まあ上手にまとめて、記事にするものですね。私の主張の要点を、的確にまとめてくれました。竹内記者の筆力に感謝します。私は彼に、「ほんまに、現役次官の発言を、毎日新聞が記事にするんかいな?」と、逆質問してしまいました。
・・・「被災者に数千万円ずつ渡し、都会で暮らしてもらった方が効率はいい」との考え方もあるようだ。だが、日本には「この地域で暮らしたい」という方には精いっぱいのことをする国柄がある。戦後、「国土の均衡ある発展」や「ナショナルミニマム」を掲げ、どこに住んでも、最低限の生活ができるよう国が支援してきたことの延長線上にある。最低限の支援をして個人責任にするアメリカとも、チェルノブイリ原発事故のときに住民を強制移住させた旧ソ連とも異なる価値観だ・・・
・・・大震災で復興庁が示した復興事業の哲学の変化は、国土の復旧という従来の一次元の考え方から、産業とコミュニティーの再生までをも手がける三次元に考えを広げたことだ・・・
5年間この仕事に携わって、いろいろなことを考え、実行することができました。拙著に書いたとおりですが、記者さんの質問に答えると、私が気がつかなかったことを引き出してくれます。
年別アーカイブ:2016年
5年目の3月11日
今日は、5年目の3月11日です。各地で追悼式典が開かれました。政府の追悼式、天皇陛下のお言葉。関連の総理官邸ホームページ。
各新聞、放送局が、たくさんの記事や番組を組んでいます。ありがたいことです。そのうちの一つは、亡くなられた方々を追悼するもの。もう一つは、復興の現状を伝えるものです。5年経つのは、早かったです。しかし、肉親を亡くされた方にとって、まだ昨日のことでしょう。悲しみは、減ることはありません。私たちにできることは、一日も早く復興することであり、次の災害に備えることです。
報道が伝えるように、まだ復興は道半ばです。「遅い」とおっしゃる方もいます。しかし、元の土地に再建できない事情から、今回の復興は時間がかかります。5年前の惨状を見た私としては、正直、5年後にここまで復興するとは思いませんでした。これは、当時現場を見た多くの関係者、記者さんたちの共通した意見です。
昨日10日は、夕方から総理官邸で、復興推進会議を開き、現状を報告するとともに、後期5か年の基本方針を決定しました(関係資料)。事業の進捗状況をなるべく数値化し、見えるようにして随時公表するとともに、今後の方向性も明示する。日本で一番開かれた、わかりやすい行政を実行しているつもりです。総理はその後、記者会見をされました。
私は、東北新幹線で仙台へ。11日は早朝から、同友会の被災地視察に同行。午後は、同友会の追悼シンポジウムで、基調報告をし、セッションに出席しました。経済同友会は、発災以来、イッポイッポニッポンをはじめとした、大きな被災地支援をしてくださっています。その一端は、拙著でも紹介しました。また、今後の産業復興と新たな振興には、企業の支援が必要です。今日は、お礼を申し上げるとともに、お願いをしてきました。登壇者の一人、大山健太郎・アイリスオーヤマ社長は、今月ちょうど、日経新聞に「私の履歴書」を書いておられます。今日の原稿では、「・・・なりわいの復興を進めるために、2016年4月から5年間、復興・創生期間として政府は6兆円超の予算を付けてくれた。私たち被災地の起業家が踏ん張るべき時だ・・・」と書いてくださいました。そうなのです、行政が補助金で支援している限りは、産業の自立はないのです。
明日12日は、13日の大船渡市での式典に出席するため、盛岡に前泊します。これで、1週間のうちに3県を1泊2日で訪問することになります。着替え一式とパジャマを持って、行ってきます。
台湾での復興テレビ番組
TBSテレビが、台湾の放送局と震災復興番組を作ってくださいました。大震災の際、最も多くの支援をしてくださったのが台湾です。被災地の復興の姿を見てもらおうと、番組が制作されました。
海外では、原発事故の印象が強く、復興は進んでいないとか、風評被害が続いてます。このような番組が事実を海外の人に知らせてくださるのは、とてもありがたいことです。政府広報もしていますが、たぶん、このような地元の放送番組の影響は大きいでしょう。内容は見ていないのですが、ありがとうございます。
明るい公務員講座、第13回
連載「明るい公務員講座」第13回が、発行されました。今回は、「資料の分類と保管」の3回目「電子データ」です。今回の記述には、困りました。私は、紙文書で育ったので、電子書類の整理については、達人ではありません。もっとも、私だけでなく、多くの社会人が同じ状況だと思います。だって、電子機器類やソフトウエアが日進月歩で、定番が定まらないのです。本屋に並んでいる資料整理術や、文書の手引きの本も、紙媒体ばかりです。「これだ」という電子データの整理術の本があれば、教えてください。今回の内容は、次の通り。
電子データの整理が難しい、フォルダーによる分類保管、共有文書の管理、個人の勉強資料、自宅での資料整理、自分に合った整理術を作ろう。
この見出しだけでも、これまでのハウツー本にはない内容だと、わかっていただけるでしょう。今回の第13回で、第1章が終わり、次号からは第2章「自分を磨こう」に入ります。
何かと忙しい
7日、8日(月曜日と火曜日)と出張したので、今朝は7時半過ぎに出勤。たまっていた電子メール200通ほどを、急ぎのものとそうでないものに分別して、せっせと処理しました。しかし、敵もさるもの。8時過ぎに出勤して、次官室に攻めてくる職員がいました。笑い。「明日までにお願いします」という、原稿依頼とか。おいおい。
決裁などは処理できたのですが、積まれている資料はすべては片づかず、持ち越しへ。
明日10日(木曜日)は夕刻から宮城県へ1泊2日の出張、12日(土曜日)からは岩手県へ1泊2日の出張です。今週はそれぞれ1泊2日の出張で、3県を訪れることになります。