きょうは金曜日。1週間が終わりました。今週まず月曜日は、放課後に慶應大学法学部大学院で講演。火曜日は、福島で勤務。水曜日は、宮城県南部被災地を視察。木曜と金曜日は、東京で勤務。今日夕方は、総理と面談。家に帰ってきて、少しほっとして、この文章を書いています。
その間に、さまざまな相談事や依頼があり、それなりに片付けました。すべてがうまく行ったわけではありません。できるものはそうして、できないものは早く「できませんでした」と返事する。これが、抱え込まない秘訣ですね。私のところに持ち込まれる相談は、うまく行かないから持ち込まれるものなので、そう簡単には片付きませんわ。それでも、「全勝に頼んでみるか」と思っていただいていることを、感謝しましょう。
今週は、夜の意見交換会も余り飲まずに早々に切り上げ、家に帰って原稿書きに励みました。来週までに、連載の続きと、単発で引き受けた原稿2本の締めきりが来ているのです。単発ものは、1つは完成させて送付しました。もう1つは粗々できた段階で送って、見てもらっています。連載は2週間分を書き上げ、右筆に見てもらいました。いつものように、彼は楽しんで「ズタズタ」に手を入れてくれたので、週末に加筆します。これで、原稿の債務は乗り切れそうです。
しかし、「明るい公務員講座」を単行本にするゲラが戻ってきたので、これを見なければいけません。そして、年賀状が待っています。
年別アーカイブ:2016年
明るい公務員講座・中級編7
『地方行政』連載「明るい公務員講座・中級編」第7回「企画と立案(1)改革は課長の任務」が発行されました。前回までは、部下の仕事を管理することについて説明しました。しかし、部下の仕事を管理するだけでなく、事務を改善することや、新しい課題に取り組むことも、課長の重要な仕事です。課長が指示をしなくても、職員は仕事をします。しかしそれは、既に与えられている課題や定例業務です。変えること、新しいことに取り組むのは、課長です。今回の内容は、次の通り。
変えることで付加価値をつける、残業を減らす、仕事を改善する、事業の縮小と廃止、外の敵と内の敵、故郷に残るか新天地を目指すか。
宮城県南部視察
11月7日8日と、宮城県北部沿岸被災地を視察しました。今日は、宮城県南部被災地を視察しました。多賀城市、仙台市、名取市、岩沼市、亘理町、山元町です。
仙台平野は、津波が内陸まで押し寄せ、多くの街並みと工場、田畑を飲み込みました。南北に走る高速道路が盛り土の上だったので、そこを境に内陸部は助かりました。これを機に、いくつかの町では、海沿いの集落が内陸部に移転し、コンパクトな街づくりを目指しました。いろいろと難しいことがあったのですが、一部を除きほぼ完成し、残る地域もめどが立っています。例えば、先週11月22日の福島県沖地震の際、沿岸各市町村が津波避難指示を出しましたが、岩沼市は出しませんでした。沿岸にあった6つの集落はすべて内陸部(玉浦西地区)に移転済み、防潮堤もできています。もう、よほどのことがない限り、津波は怖くないのです。
仙台市は、たくさんの仮設住宅を建て、市民だけでなく市外の被災者も受け入れてくださいました。そこでも、プレハブ仮設はすべて終了し、取り壊しが進んでいます。JR長町駅前東側の仮設住宅団地(仙台駅の一つ南の駅で、新幹線からもよく見えます)も、半分以上が解体されていました。実は解体工事は難しくなく、避難者全員に退去してもらうことが、労力がかかるのです。今年春からは、市役所職員を被災市町村に応援に出していただいています。ありがとうございます。
街づくりに、それぞれに工夫をしておられます。今日は、新しい街並みとともに、新しい工場を見せてもらいました。「ふ~ん」「へ~」と思うことが、たくさんあります。多賀城市の「松島かまぼこ」工場は、見学コースがあります。多賀城駅前の図書館+本屋+スターバックス+レストランは、「多賀城とは思えないしゃれた」ものです(失礼。でも地元の人の言葉です)。(う~ん、全体が一目でわかる資料が見当たりません)。8年ほど前に行ったときは、駅前は再開発中で「えらい田舎だ」と思ったのですが。その他の地域の工夫は、別途紹介します。
市町村長さんたちは、みんな自信を持っておられます。それぞれに、「5年半は長かったけど、早かったですね」と、あの頃を思い出し、お話をしてきました。発災当初に訪問(視察と御用聞き、今後の見通しの意見交換)したころとは、地域も市町村長さんたちも、まったく変わりました。
「明るい公務員講座の連載を読んでますよ。職員に、この通りだと、話しています」と言ってくださる首長さんも・・・。へへへ・・。
浪江町、復興まちづくりURの協力
今日は、浪江町とUR都市機構との協力覚書交換式に行ってきました。浪江町は原発事故で全町避難をしています。来年春に帰還を目指しています。復興拠点を作るに際して、経験と技術力を持つURが支援するのです。
UR(都市再生機構)は独立行政法人で、街づくり・住宅造りの専門家集団です。被災地において、高台移転や公営住宅建設の支援をしてもらっています。市町村役場にはこれだけの大工事をした経験もなく、技術者もいません。被災地でのまちづくりの大きな工事は、その大半をURに応援してもらいました。ありがとうございます。
現在の理事長は、中島正弘・元復興庁事務次官(私の2代前)・前福島復興再生総局事務局長(私の前任者)です。被災地の現状にも詳しく、頼もしい限りです。
復興の状況、国会報告
復興庁が、東日本大震災からの復興の状況を取りまとめ、国会に報告しました。「東日本大震災からの復興の状況に関する報告」です。毎年、この時期にとりまとめて、報告しています。現状がわかりやすく解説されています。また、図表もわかりやすいです。ご利用ください。