働く高齢者

2月18日の日経新聞に、「高齢者、働く人の1割に」という記事が載っていました。
65歳以上の就業者数は、2013年に636万人で、前年に比べ7%も増え、就業者全体に占める割合が初めて1割を超えたとのことです。
2012年で比べると、日本の9.5%に比べ、アメリカが5.1%、イギリスが3.2%、ドイツが1.9%、フランスは0.9%でしかありません。日本の高齢者の雇用が、際立っています。
また同じ調べで、65歳以上人口のうち労働力率(仕事に就いている人や働く意欲のある人の割合)は、日本は19.9%、アメリカは18.5%ですが、イギリスは9.2%、ドイツは4.6%、フランスは2.3%です。
これは、日本の高齢者が元気だからとか、生きがいがあると喜んで良いのか、それとも高齢者になっても働かなければならないと悲しむべきことなのでしょうか。かつて、西欧の労働者たちは、早く引退して年金生活でゆっくりしたい人が多いと、聞いたことがあります。
70歳くらいまでは多くの人が元気ですから、65歳以上とひとくくりにせずに、65歳から70歳までの数字、そして70歳以上の数字が知りたいですね。
私は、元気なうちは、そして社会に役立つのなら、何らかの形で働きたいですね。でも、「迷惑だから出てこないでください」と、言われないようにしなければ(参考「働く高齢者」2006年7月3日)。