世界各国の若者の失業

18日の日経新聞に、世界の若者(15~24歳)の失業率が深刻であることが載っていました。このHPでも、何度か取り上げています。
2012年の若年層失業率は、ILOなどの調べによると、次の通りです。中東28%、北アフリカ24%、EU23%、アメリカ16%、東南アジア13%、中南米13%、日本8%です。4人に1人の国もあるのです。この失業者に非正規雇用を加えると、6割になる国もあるそうです。若者の失業率は全年齢平均より高く、失業が若者にしわ寄せされています。これでは、若者は結婚できず、社会も不安定になります。
先日、雇用機会が海外に流失し、国内の雇用がなくなることを取り上げましたが、世界中で「雇用喪失」が起きています。景気変動という時間的な波なのか、機械化やグローバル化が生んだ現代の構造的課題なのか。労働の配分が偏っているのか。
生活の安定の核は、労働です。政治と経済が解決しなければならない、大きな課題です。