年別アーカイブ:2012年

復旧復興予算の執行

2012年2月24日   岡本全勝

復旧復興が進んでいないという批判の一つに、予算が執行されていないという指摘があります。補正予算がどの程度執行されているか、各省の協力を得て、取りまとめました。平成23年度補正予算についての調べです。
何をもって「執行」というかは、いろいろな定義があります。建物が完成した時点、予算が支出された時点、契約が締結された時点、国から地方団体に予算が渡された時点などです。この調査では、国においてか所付けをした時点=地方団体が執行する金額が確定し、執行できる状態になったものを調べました。これより先の数字を調べようとすると、地方団体の協力が必要で、忙しい団体にさらに仕事を増やすことになるからです。
これで見ると、約55%が執行されています。予算額の多くを占める第3次補正予算は、11月に成立したので、それから数えると3か月経っていません。各省とも頑張っています。なお、例えば総務省は23%と低くなっていますが、復興特別交付税が3月に決定されるので、それが行われれば、一気に上がります。
進んでいない事業には、被災地での計画作りが進んでいない、住民合意が遅れている、専門職員が不足しているといった課題もあります。

職員の応援

2012年2月23日   岡本全勝

総務省が、被災地への地方公務員の派遣数を公表しました。延べで7万9千人です。現時点で、約800人が派遣されています。これは、消防や警察を除いた地方公務員の数です。今回の被災地支援の特徴の一つが、職員の派遣です。当初は、避難所の運営などの応援が多かったのですが、現在では施設の復旧や復興計画策定の支援が多くなっています。
復旧復興を進めるには、施設の復旧の技術者や街作りの専門家が、必要です。被災地の市町村にはそのような専門家が少ない上に、何年分もの事業があるのです。国からも応援に行っていますが、他の自治体からの職員の応援も、さらに増やしてもらう予定です。全国知事会、市長会、町村会や、国土交通省、総務省が全国の自治体に呼びかけて、専門職員の派遣をお願いしています。
もっとも、応援に出す自治体も、職員に余裕があるわけではありません。各自治体も行革で職員数を削減していますし、専門職となると数も限られています。そもそも、自らの自治体の業務量に応じて職員数を確保しているのです。民間の技術者も、OB職員も、それぞれに仕事があります。お金を出せばたくさん集まるというものではありません。

ところで、今朝2月23日の朝日新聞が、現地で技術職員が不足していることを取り上げていました。指摘は正しいのですが、次のような記述がありました。
・・国交省は4月から技術系職員150人を被災地に派遣することにしたが、岩手県のある市幹部は「時期も遅いし、人数も一けた少ない」と冷ややかだ・・
このような発言が出るのは、残念です。上にも書いたように、それぞれの自治体や国も、職員数に余裕があるわけではありません。限られた職員、忙しい職員をやりくりして、支援しているのです。その事情を理解してほしいです。

送り出す際と受け入れる際の、使い分け

2012年2月22日   岡本全勝

2月18日の日経新聞夕刊、宮島喬お茶の水女子大名誉教授のインタビュー「築こう多文化社会」から。
・・バブル期の労働者不足を補うため、日系人の受け入れが決まった。受け入れるなら日本人労働者と平等にと思い、見守っていましたが、そうならなかった。多文化共生という言葉には、対等な関係を築くという響きがある。でも日本では、ほとんどの大企業が日系人を直接雇用しなかった。受け入れたのは、中小や下請け企業。それが対等の受け入れにならなかった原因です。日系人は、派遣や契約社員など非正規労働者になってしまった。ドイツのフォルクスワーゲンもフランスのルノーも、自社の生産ラインに移民を受け入れていました・・
・・日本は米国や南米などに、大量の移民を出してきた。それだけに戦前、米国で排日移民法が成立したときは、日本の世論が激高した。それなら日系人などが日本で働きたいと扉をたたくとき、自分たちの過去を思い、温かく迎えても良いのにと思います。送り出し国は、伝統的に受け入れの姿勢ができていない・・

おやすみ終了

2012年2月21日   岡本全勝

先週金曜日からお休みを頂いて、今日火曜日で5日になります。お医者さんの言いつけを守ったので、明日から出勤します。
職場のみんなには申し訳ないのですが、神様の命令と思って、安静にしていました。私がいなくても、いいえ、いない方が、職場の仕事は円滑に進むのでしょうが。
日頃働いているときに、時間が経つのは早いですが、寝ていても、時間が経つのは早かったです。丸4日間以上、ほぼ眠っていました。ふだんだったら、こんなに毎日、長時間寝ることはできないでしょう。寝転がっても、たぶん本を読んだはずです。何もせず、何も考えず睡眠ばかり。やはり、病気だということですか。
次回は、元気な状態で休みがほしいですね。

医学の進歩

2012年2月20日   岡本全勝

今回、インフルエンザにかかって、医学の進歩を目の当たりにしました。
まず、検査です。先生が私の症状を聞いて、「じゃあ、検査をしましょう」とおっしゃいました。私は「結果が出るまで、何日かかるのですか?」と質問。先生曰く「5~6分ですよ」。
長い綿棒で鼻の奥をこすられ、それを小さな検査キットに移します。5分も経たないうちに、私の場合はAと示したところに線が出て、「A型のクロ判定」でした。仕組みは、このようなもの(協会の解説)らしいです。私が使ったモノとは違いますが。
次に、治療薬です。イナビルという新薬です。これも先生の説明を受けながら、とんちんかんな質問を繰り返しました。錠剤ではなく、粉を口から吸入することは理解できました。
私「で、毎日、何回飲むのですか。食後ですか?」。先生「1回です」。私「毎朝ですか」。先生「いいえ、1回です」。なんと、その日に1度飲めば、それで終わりでした。
なぜ効くかの仕組みは、この解説のようです。使用法は、会社の説明のページをご覧ください。2010年から発売されているとのこと。医学は進歩しています。
別途、解熱剤は飲みましたが。かつては、痛い注射を打ってもらい、毎食後に薬を飲むと、「病気を治しているなあ」と実感できました。今回は、何か拍子抜けでした。もっとも、そう簡単に体力は戻らず、引き続き、布団の中で、安静を続けています。