年別アーカイブ:2012年

国民生活省構想

2012年9月18日   岡本全勝

私の願いに、「国民生活省」があります。各府省に散らばっている、国民の生活に関する部局を集めて、一つの省にするのです。
「国民生活」といっても広いですが、軸は、生活者、消費者、社会的弱者を守る施策です。そのような施策を任務としている課や局を、統合して一つの省を作りたいのです。想定している部局は、次のようなものです。
内閣官房=社会的包摂室
内閣府=共生社会政策政策統括官、男女共同参画局、経済社会システム政策統括官の一部(新しい公共、市民活動促進)
消費者庁、公正取引委員会、食品安全委員会
法務省=保護局、人権擁護局
文部科学省=スポーツ・青少年局の一部(青少年育成)
厚生労働省=職業安定局、職業能力開発局、雇用均等・児童家庭局、社会・援護局、(労働基準局)
農林水産省=消費・安全局
これら対象となる部局は、まだ、たたき台です。議論を深めて、成案を得れば良いと思います。医療や年金なども、国民生活に密接に関係していますが、これは制度ができています。また、これらも統合すると大きくなりすぎるので、厚生労働省に残しましょう。

2001年に省庁再編を行いました。しかし、あの際に行ったのは、「省庁の大括り」でした。今回提案しているのは、これまで生産者育成、サービス提供の視点で作られてきた府省構成に、生活者や消費者の視点を持ち込むことです。
総理官邸のウエッブ・サイトでも、「国民生活」という分野があります。
消費者保護は、庁ができました。家庭や子育て、少子化対策、自殺対策、ホームレスや非正規雇用の問題なども、大きな課題になりました。再チャレンジ政策や社会的包摂という社会的弱者政策も、認知されました。国民生活という視点で見ると、かなりの部局があり、かつ分散しています。
これはまた、大きくなりすぎたと言われる厚生労働省の一部を切り出す案です。

新しい部局や政策を作ろうとしているのではありません。すでにある組織(部局)を、再編するだけです。省の数が一つ増えますが、そこは認めてもらいましょう。
大臣は、現在の数の範囲内で指名します。消費者問題担当大臣か誰かに、横滑りしてもらいます。局や課は、各府省から集めるので、増えも減りもしません(官房組織を作る必要はあります)。
しかし、「国民生活省」という目に見える役所ができることで、政府の仕事がより見やすくなります。そして、組織ができれば、政策も充実していくでしょう。
皆さんの、ご意見をお待ちします。

武装警備員の是非

2012年9月17日   岡本全勝

9月17日の日経新聞の法務欄が、海運業界が海賊対策として、民間の武装警備員が乗船できるように法制の整備を求めていることを、解説していました。
ソマリア沖での、海賊による商船襲撃は続いています。世界での海賊発生件数は昨年は439件、うちソマリア沖が237件です。日本の船も被害に遭っています。海上自衛隊が、護衛活動に派遣されています。このホームページでも、何回か紹介しました。
しかし、自衛隊による護衛には限界があり、船主協会は、自衛官の乗船か、無理なときは武装警備員の乗船を求めています。アメリカやイギリスは、武装警備員の乗船を認めているとのことです。日本船籍の船は、日本国に管轄権があります。一方、日本の銃刀法では、武器の所持を制限していて、武装警備員は認められていません。
先日、紛争地域での、外国の民間軍事会社を紹介しました(8月16日の記事)。あれは外国のことだと思っていましたが、そうでもなさそうです。

9月17日も、気温は30度以上

2012年9月17日   岡本全勝

それにしても、9月も半ばを過ぎたというのに、暑いですね。昼は、30度を超しています。夜も汗をかいて、朝起きたらぐっしょり。例年、こんなに暑かったでしたっけ。
今日の東京高円寺付近は、時々、強い通り雨がありましたが、気温は下がらず。
本を読むにも、お片付けをするにも、汗が出て、元気が出ません。何度シャワーを浴びても、効果なく。歳を取ったせいか、暑さがきつく感じられます。
「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉を、信じましょう。

閑話休題、来賓の胸のリボン

2012年9月16日   岡本全勝

式典や集会の際に、来賓の胸にリボン(赤や白の花の形をしていて、足が生えたような徽章)をつけることがあります。私は、以前から、この風習は変だと思っています。
若い頃、知事の代理で式典に出席すると、大きなバラか菊の形をしたリボンを胸につけてもらい、「偉くなったようで」うれしかったです。でも、あるときから、「これは、何のためにあるのか」、疑問に思うようになりました。
安全ピンで服に刺す場合は落ちないのですが、短いプラスチックの定規が刺してあって、これを胸ポケットに刺して留めるものもあります。これって、お辞儀をして前屈みになると、落ちるのですよね。
また、そんなに偉くもないのに、大きなリボンをつけるのが恥ずかしくなりました。それで、リボンをつけるのがいやになって、受付で拒否するようになりました。すると、主催者側の人に、しかられるのです。「つけてもらわないと、困ります」「皆さん、つけておられます」と。でも、これでは、理屈になりません。
そして、あるとき、気がつきました。「胸のリボンは、来賓のためにあるのではない。主催者側の職員が、来賓の個体識別が付かないので、リボンで識別しているのだ」と。
天皇陛下が、リボンをつけておられるのを、見たことがありません。宮中の儀式でも、たぶん誰もつけないのでしょう。勲章はつけますが。服装のルールを書いた本には、どのように載っているのでしょうか。
特に、リボン(花の大きさ)に大中小とランクが付いているのも、いやですねえ。特大をつけてもらって喜ぶのは、子供じみていてい。もっとも、それを喜ぶ人がいるから、この風習は続いているのでしょう。よって、そのような方が、より大きなリボンをおつけになることを、私は否定しません。でも、私は、恥ずかしいのです(失礼があったら、お詫びします)。
それ以来、私は胸にリボンをつけることを、拒否しています。ただし、入場券代わりにみんながつけるリボンは、拒否しません。これは、重要な機能を果たしていますから。そのような場合は、大きなバラの花ではなく、ごく簡単なもので、全員共通です。

被災地で役場と住民をつなぐNPO

2012年9月16日   岡本全勝

NPOが、被災地で活躍しています。避難所での炊き出しやがれき片付けと違って、復興に際しての活動は見えにくく、一般にはあまり理解されていません。
産経新聞に、市役所と住民との間に立って、両者をつなぐ働きをしている例が、取り上げられていました。「高台の住宅、安全でもつらい」の後段。一般社団法人「RCF復興支援チーム」の岡本敬史さんです。
・・9月上旬、岡本さんの携帯電話に、担当する同市唐丹(とうに)地区の仮設住宅団地自治会長が連絡してきた。「市から移転するかどうかのアンケートが来たが、計画が分からないから返事ができない」。岡本さんは翌日、市の担当者を呼び、住民相談会を開いた。
質問は「移転先で井戸を掘る費用は出るのか」「土地はいくらで買ってくれるのか」など具体的な内容が大半。「従来の行政では答えにくい個別の相談に乗らないと住民は決断はできない」と岡本さんはいう・・
詳しくは、記事をお読みください。
宮城県では、被災者支援やまちづくり支援に携わるNPOなどの協力を得て、被災地と県の橋渡し役を務める「復興支援専門員」を置くとのことです。
それぞれ、藤沢烈さんに教えてもらいました。