年別アーカイブ:2011年

自治大学校卒業式

2011年3月16日   岡本全勝

自治大学校では、昨日15日に第1部課程の、今日16日に第2部課程の卒業式を行いました。予定では18日だったのですが、繰り上げました。
計画停電期間中は、研修生に不便をかけましたが、無事に卒業式をすることができました。被災地方面の研修生も、帰宅のめどが立ったようです。
結果としてこの3日間は停電はなかったのですが、計画がある以上、インターネットのサーバーの電源落としやエレベーターの停止準備、食事の中止など、停電を想定した準備をしなければなりません。結果として停電が無くても、授業への影響は同じなのです。
これは、なかなかやっかいなことです。次の問題は、いつまでこの状態が続くかです。

続・東北大地震

2011年3月15日   岡本全勝

時間が経つにつれ、被害の大きさが判明しています。このような大災害の際には、致し方ないものです。役場が無くなったという町も、伝えられています。
阪神淡路大震災を教訓に、消防、警察、自衛隊の緊急出動が準備・訓練されてきました。今回も、直ちに現地に入って、活動しているようです。心強い限りです。発災直後の救助と応急は、素人が行っても、現地が困るのです。
長丁場になることを、覚悟しなければなりません。これらの部隊は、そのような準備をしています。そのほかの関係者や責任者も、休養を取りながら進めることが重要です。人間は、短期間なら無理はききますが、長期間は難しいです。睡眠時間を削ったりして、身体をこわしたり、判断が鈍ることは良くありません。
大規模な危機の際には、情報集約と部隊の投入・支援物資の配付の計画というその時点での全体像の把握と、時間軸でいつまでに何をするか・何ができるかの計画が重要です。(2011年3月13日)

東京地方は、計画停電に入りました。今日はまだ、自宅は停電しませんでした。これから、電車が動かない、電気がつかない、炊事洗濯ができないといった影響が出てくるでしょう。
JR中央線は本数を減らして運転していたので、立川まで行くことができました。大変な混雑で、積み残される人がたくさんいました。講師の先生や職員が来られない、午後には停電になるので、午後の授業は取りやめ。
大きな施設なので、電源やコンピュータを落とすのに、時間がかかります。もちろん、復帰させるときもです。食堂もガスが使えても、排気ができないので、停電に当たるとこれもダウン。食材の配送も、滞っています。トイレは、屋上タンクに水があり、手動のレバーのものは使えますが、電磁式の弁のものは使えません。200人の研修生がいるので、いろいろと大変です。
被災地から派遣されている研修生には、本人の希望で帰宅を認めました。もっとも、交通手段がないようです。また、このような停電なので、第1部課程にあっては15日に卒業式、第2部課程は政策課題研究発表会を15日に繰り上げ、16日に卒業式をすることにしました。研修がほぼ終わっていたことが、幸いでした。
明日以降の停電と電車の運行が、気になります。(2011年3月14日)

テレビや新聞での報道とともに、知人から被災地での生活の様子が送られてきています。もちろん、この人たちは電子メールが使える状態まで復旧した人ですが。水道、トイレ、お風呂、食事などに、苦労しておられます。
東京でも停電によって、少し不便がありますが、被災地では、比較にならない大変な苦労をしておられます。残念ながら、現時点では私たちは、有効な手助けの手段を持っていません。

世代間の負担と受益の差

2011年3月14日   岡本全勝

地震のような瞬間的衝撃的なリスクの他に、緩慢なリスクがあります。日々のリスクの高まりは少しずつで目立たないのですが、長期間でその結果を見ると、大変な「被害」が生じるものです。
3月14日の日経新聞経済教室は、島澤諭准教授の「人口減少と世代間格差。主要国で最悪、改革が急務」でした。既に指摘されていることですが、世代別の数字を表にしてみると、改めて、とんでもないことをしていることがわかります。
政府への負担と政府からの受益の差を見ると、70歳の人は1,500万円の受益超過、50歳の人は700万円の負担超過、20歳の若者は2,700万円の負担超過です。少子高齢化、経済成長の鈍化で、高齢者は年金負担が少なくても、たくさんの年金をもらえます。
若者は、少ない人数で高齢者の年金を負担します。日々の暮らしやニュースでは見えにくいので、若者はこの事実に「衝撃」を受けていません。

男女雇用機会均等法25年

2011年3月13日   岡本全勝

3月10日の朝日新聞オピニオン欄が、「女たちの25年」として、男女雇用機会均等法施行25年を取り上げていました。まだ25年なのですね。
岩田喜美枝さんは、次のように述べておられます。
・・男女でまったく別だった雇用管理、二分化されていた女性の雇用管理がだんだんと一本化され、短時間勤務だとか、勤務時間の柔軟な選択だとか、多様な働き方を認める制度とともに、女性がどんどん活躍するようになったことは感慨を覚えます。
でも、この25年間でほとんど変わっていないこと、むしろ悪化したことが目について、均等法にかかわった私としては情けない、という気持ちにもなります。
ほとんど変わらないこと。それは女性が育児をきっかけに仕事を辞めてしまうことです。・・むしろ悪化したこと。それは、非正規労働者が増えたことです。働く女性の5割以上が非正規で、男女の賃金格差がまだ大きい原因でもあります・・

東北大地震

2011年3月12日   岡本全勝

昨日11日午後、東北地方を中心に、巨大地震が発生しました。規模といい被害といい、かつて無い大きさです。その大きさに、呆然とします。犠牲になられた方にお悔やみを申し上げるとともに、行方不明者の早い救出、応急と復旧対策を期待します。

発生時、自治大学校では、第1部課程は課題研究発表を終え、教官による講評の最中でした。大きな揺れが長く続いたので、これは通常の地震でないと直感しました。直ちに出入り口を開放し、テレビニュースの第一報を見て、授業を中断。第2部課程の班別自主研究も中断させ、寮での待機にしました。大学校の施設は7年前にできたもので、耐震強度は強くしてあります。隣が、防災基地です。防火扉が自動で閉まり、エレベータが緊急停止。閉じこめられた人はいませんでしたが、この復旧には専門家を呼ぶ必要があります。

東京地方は物理的被害は少ないようなので、夜には鉄道が動くだろうと見込みました。しかし、日没後、JRがその日のうちの運転再開を断念。そのニュースが伝わると、「帰宅難民」が思い浮かびました。都心の人たちはどうなるのか。毎日の満員電車を見ていると、その数は膨大なものです。また、電車通学の小中学生のことが、心配になります。私も難民の仲間入りです。そうなると、泊まり込みと覚悟を決めて、まずは晩飯。
立川駅は乗降客数が多いので、どうなるのかと心配していました。後で聞くと、駅前のホテルは、すぐに満員になったそうです。市役所の対応は素早かったです。自治大学校にも、帰宅難民を受け入れることが可能かの問い合わせがあり、講堂などを開放できることをお伝えしました。玄関を開け、電気をつけ、トイレにペーパーを補給したり、誘導の紙を貼ったりして準備をしました。
市役所は、立川駅前の大勢の人を、近くの公共施設やホテルのロビーに収容し、10時頃には駅には、人だかりはなくなったそうです。当校は駅から1.5キロ離れていることもあり、来られた方はいませんでした。
帰宅難民対策にとっては、首都直下型地震などの、訓練になったと思います。交通機関が止まるというのは、大都市では大変なことです。これに、電気ガス水道が止まると、影響は大きいです。

テレビでは、津波が街や田畑を飲み込む様子が、生々しく映っていました。津波の恐ろしさがわかります。集落全体が飲み込まれた地区もあるようです。早い救出と復旧がなされることを祈っています。