続・東北大地震

時間が経つにつれ、被害の大きさが判明しています。このような大災害の際には、致し方ないものです。役場が無くなったという町も、伝えられています。
阪神淡路大震災を教訓に、消防、警察、自衛隊の緊急出動が準備・訓練されてきました。今回も、直ちに現地に入って、活動しているようです。心強い限りです。発災直後の救助と応急は、素人が行っても、現地が困るのです。
長丁場になることを、覚悟しなければなりません。これらの部隊は、そのような準備をしています。そのほかの関係者や責任者も、休養を取りながら進めることが重要です。人間は、短期間なら無理はききますが、長期間は難しいです。睡眠時間を削ったりして、身体をこわしたり、判断が鈍ることは良くありません。
大規模な危機の際には、情報集約と部隊の投入・支援物資の配付の計画というその時点での全体像の把握と、時間軸でいつまでに何をするか・何ができるかの計画が重要です。(2011年3月13日)

東京地方は、計画停電に入りました。今日はまだ、自宅は停電しませんでした。これから、電車が動かない、電気がつかない、炊事洗濯ができないといった影響が出てくるでしょう。
JR中央線は本数を減らして運転していたので、立川まで行くことができました。大変な混雑で、積み残される人がたくさんいました。講師の先生や職員が来られない、午後には停電になるので、午後の授業は取りやめ。
大きな施設なので、電源やコンピュータを落とすのに、時間がかかります。もちろん、復帰させるときもです。食堂もガスが使えても、排気ができないので、停電に当たるとこれもダウン。食材の配送も、滞っています。トイレは、屋上タンクに水があり、手動のレバーのものは使えますが、電磁式の弁のものは使えません。200人の研修生がいるので、いろいろと大変です。
被災地から派遣されている研修生には、本人の希望で帰宅を認めました。もっとも、交通手段がないようです。また、このような停電なので、第1部課程にあっては15日に卒業式、第2部課程は政策課題研究発表会を15日に繰り上げ、16日に卒業式をすることにしました。研修がほぼ終わっていたことが、幸いでした。
明日以降の停電と電車の運行が、気になります。(2011年3月14日)

テレビや新聞での報道とともに、知人から被災地での生活の様子が送られてきています。もちろん、この人たちは電子メールが使える状態まで復旧した人ですが。水道、トイレ、お風呂、食事などに、苦労しておられます。
東京でも停電によって、少し不便がありますが、被災地では、比較にならない大変な苦労をしておられます。残念ながら、現時点では私たちは、有効な手助けの手段を持っていません。