年別アーカイブ:2008年

予算重視から結果重視へ

2008年4月15日   岡本全勝
15日の経済財政諮問会議では、ムダ・ゼロ政府を目指してで、民間ベストプラクティスの導入が取り上げられました。有識者提案が、興味深いことを指摘してます。
・・企業と官庁との大きな違いは、企業が結果主義であるのに対し、官庁が予算主義だということである。官庁は予算の獲得に力を入れ、その予算を使い切ることを重視する。国民からすると、結果が重要である。仕事の結果や効果を、国民に「見える化」する必要がある。
・・予算の効果が誰に及んでいるのかを、ホームページで国民にわかりやすくする。
・・政策評価は導入されており、職員の目標による評価も実施されるが、政策と職員の評価が、組織評価につながっていない。民間企業では、企画・管理部門でも目標管理制度が機能している。役所では、多くの組織で年間の業務目標が決められていない。各局各課で年度初めに年間の目標を決め、終了後に達成度を評価すべきである。
原文をお読みください。

地方分権委員長の考え

2008年4月14日   岡本全勝

12日の読売新聞に、丹羽宇一郎分権改革委員長のインタビューが、載っていました。5月下旬にも首相に出す第1次勧告に、「旧1級国道(58本)を除く直轄国道と、県内で完結する1級河川(53水系)の権限を、都道府県に移すことを盛り込む」と明言されたそうです。あわせて、それに関連する職員と財源も地方に移すとも述べておられます。各省の抵抗が激しいほど、やりがいがある。中途半端な改革にとどめたら、改悪になってしまうとも。是非、原文をお読みください。

講演録やインタビュー

2008年4月12日   岡本全勝

日本ミュージアム・マネージメント学会会報47号が出ました。その、これからの博物館の在り方に関する緊急合同フォーラム「考えよう!博物館の未来」に、私の基調講演「行財政から見た博物館」が収録されています。講演を文字にしてもらって、それに手を入れたのですが、読み返してみるとまだまだ読みにくい文章ですね。反省。

省庁間の調整

2008年4月12日   岡本全勝
古なりましたが、4月3日の日経新聞に、「中教審、振興計画で素案」「教育予算増、盛り込めず。財務省が反発、目標設定を断念」が載っていました。この計画は、今後10年の教育政策の針路を示すもので、教育予算の増額を数値目標として盛り込めるかが、議論の焦点だったそうです。計画は閣議決定されるので、各省協議をしたところ、財務省の反発で書き込めなかったとのことです。
審議会委員である片山善博教授は、「省庁間の裏の折衝で決まるなら、審議会はいらない」と、不満を述べられたそうです。
文科省など各省が、予算を増やそうというのは当然のことです。一方、財務省が予算を抑えようとすることも、当然のことです。それぞれ、それが省の使命なのですから。問題は、省の間で対立する案件を、誰がどう調整するかです。今回は、世間に出る前に、官僚同士で話をつけたと思われます。これまでは、それで良かったのかも知れません。しかし、文科省が負ける形で決着すると、審議会員からは不満の声が出るでしょう。何のための審議会か。それなら、審議会を使わない方が、エレガントです。
他方、道路整備計画は、10年間でほぼ道路特定財源を使い切る形で、作られました(もっとも、福田総理が見直す旨を、表明しておられます)。国民からすると、責任ある大臣同士が議論して決めたのなら、それはそれで納得できるでしょう。不満があれば、その政治家と内閣にぶつければいいのです。しかし官僚が、国民から見えないところで調整していると、「なぜ」と疑問がつくと思います。また、理屈や経緯がわかりません。
どのような案件を、官僚同士で決着つけるのか、どのような案件は、大臣が決めるのか。それが問題になります。

開講

2008年4月12日   岡本全勝
今日は、新学期第1回目の授業でした。2年目は勝手がわかっているので、1年目に比べて楽です。もっとも、何人受講生が集まるかが不明なので、それが不安でした。レジュメを何部用意していったらよいのか。悩ましいのですよね。出席表を回したところ、57人の名前が書き込まれていました。レジュメは、もっとなくなっていますが。学生さんの方も、「どんな授業か見てみよう」と、お試し期間ということでしょう。
今日は、授業の進め方などガイダンスと、行政学の入門部分を、お話ししました。それと、「新聞を読むこと」の意味について。皆さん寝ることもなく、まじめに聞いてくれました。寝るような学生は、そもそも土曜の朝から出席しませんわね。学生さんの期待に応えるためにも、私も力を入れなくては。面白くてためになる授業を。これから4か月間、一緒に勉強しましょう。まずは、新聞を毎日読むことですよ。