日経新聞夕刊コラム第21回

日経新聞夕刊コラム第21回「仏像」が載りました。前回に引き続き、私生活編です。

生家の隣には、岡本寺というお堂がありました。ご先祖様が、つくったようです。
中は暗くて、大きな本尊(子安観音)が怖かったです。今は、お堂は建て替えられ、明るくなっているので、あの当時の怖さはありません(お寺も、わが家とは関係なくなっています)。

仏様は、美術品として鑑賞するのではなく、信仰の対象なのですが。信仰の対象だからこそ、厳かなお顔になったのでしょう。
ミケランジェロと比較するのは、不謹慎ですかね。あり得ない話ですが、「東西巨匠対決」って、想像すると面白いじゃないですか。
写真集やインターネットで、世界中の絵画や彫刻を見ることができます。便利な世の中です。そして、展覧会には、世界中の美術品が来てくれます。海外旅行もその気になれば、行けます。
しかも、お堂に安置されているより、展覧会の方が間近で、かつ適切な照明の下で見ることができます。もちろん、臨場感と厳かさには欠けますが。見る前に、手を合わせなければなりませんね。

画像は、次のサイトをご覧ください。リンクを張っておきます。「山田寺仏頭」、本当は斜め下から見たお顔が、引き締まっているのですが。見つけられないので。
竜燈鬼と天燈鬼」「竜燈鬼と天燈鬼の模型」。
東大寺戒壇院四天王は、かつては飛鳥園の写真を見ることができたのですが、今は見ることができません。

飛鳥園の写真は、プロが撮ったものなので、きれいです。私が卓上に飾っているのも、飛鳥園で買ってきたものです。
奈良に行かれた時は、飛鳥園に寄って、写真や絵はがきを買ってくることをお勧めします。かさばらないので、お土産にぴったりです。お店は、東大寺の前にあります。