ホームページソフト故障始末記

(パソコンの故障)
4月24日に、私のパソコンのホームページソフトが故障しました。正確には、ソフトは立ち上がるのですが、編集してきたサイトが開かなくなりました。別に過去のサイトを保存してあり、それは開けました。しかし、それは半年も前のデータなので、それをプロバイダー(ニフティ)のサーバーに送ると、この半年間の記述が反映されません。
またもや、お師匠さんである玉岡雅之神戸大学准教授に助けを求め、インターネット上の私のHPデータを保存して送ってもらいました。538ページ分です。5年前にパソコンを買い換えた時も、パソコンが壊れた時も、先生の指導でうまく復旧できました。ところが、今回はうまくいかないのです。データを取り込む途中で、凍り付いてしまいます。
(事態は悪化)
いろいろいじっているうちに、さらに状態は悪化しました。カウンターが消えたり。皆さんもご経験があると思いますが、パソコンっていじっていると、あっという間に時間が経ちます。しかも、うまくいかないと、いらいらするし。からだと精神に良くないですね(笑い)。
(ついにソフトを乗り換え)
ついに、慣れ親しんだソフト「ニンジャ2002」を捨て、新しく「ホームページ・ビルダー」に乗り換えました。インターネット販売でダウンロードして、これは簡単ですね。1万円余りです。ところが、ビルダーも538ページを取り込む途中で、凍るのです。しかたなく、1ページから作りかえることにしました。大決断というか、あきらめたというか。
過去のページは、玉岡先生に送ってもらってあり、私のパソコンに保存してあるので、時間さえかければ、それを素材にして復旧できると考えたのです。ところが、初めてのソフトで使い方がわからず、これにも手間取りました。ここまで、土曜日曜を、すべてつぎ込みました。トホホ・・。
(たくさんの人からの助言)
この間の事情をホームページで皆さんに報告しようにも、加筆ができないので、どうにもなりません。何人かの方には、メールでこの事情をお知らせしました。また、「どうなっているのですか」と問い合わせてくださる方も。そして、皆さん親切に、復旧方法を教えてくださいました。ありがたいことです。「なるべく既存のページを残してください」という陳情や「専門家を呼びなさい」という助言も。
(専門家の登場)
近くに、IT専門家がおられることに気づき、この状態をお話ししました。そして、診断と復旧に来てもらいました。鮮やかなものですね。あっという間に、保存されたデーターをビルダーに取り込み、一方でニフティのサーバーも最新の形で復旧してくださいました。万歳。
ところが、ビルダーも538ページを取り込むのですが、その全体地図を作る際に凍り付きます。何度やっても同じです。専門家の診断は次の通り。「ニンジャでもビルダーでも、538ページ間のリンクは反映されている。しかし、全ページが一枚の平面に載っている。この相互リンクが多すぎて、処理できなくなった。」
ニンジャの画面上でも、大分類の下に中分類、その下に各ページと、系統樹になって538ページが表示されます。きれいなツリー図です。しかし、視覚的にはそうなっていても、パソコン上では平面に並んでいるのです。カルタ取りみたいに。
本格的なコンピュータなら、大分類ごと、中分類ごとにファイルが作られ、それが関連づけ(リンク)されます。しかし、私のホームページは、1枚ずつ付け足していたので、そのような階層にはなっていません。「たぶん、ビルダーも500ページも作ることを想定していないのではないか」というご託宣です。
(今後の復旧)
現在では、インターネット上では、これまでと同様に、見ることができます。また、加筆もできます。しかし、加筆作業の際に538ページの系統樹が出てこないので、作業が面倒なのです。さらに、新しいページを付け加えるのは、ややこしいはずです。今後の復旧方向については、専門家と相談中です。いずれにせよ、古くなったページは捨てましょう。
今回の事件で、あらためて良く538ページもつくったものだと、我ながら感心しあきれました。毎日こつこつ8年間。最初の頃は毎日ではありませんでしたが。1日につき、30分から1時間作業したとして、累積では大変な作業時間数ですね。