カテゴリーアーカイブ:歴史遺産

双葉郡住民実態調査結果

2018年2月17日   岡本全勝

福島大学うつくしまふくしま未来支援センターが、平成29年2月に実施した「第2回双葉郡住民実態調査」結果を公表しました。「報告書
福島民友記事「震災前・非正規の6割「無職」」「7割が経済的に「不安」
暮らしを取り戻すことがいかに難しいかが、わかります。

NHKは、健康面を取り上げています。
・・・ 調査では、楽しい気分で過ごせたかや、落ち着いた気分で過ごせたかなど、精神的な健康度合いを測る、5つの質問への回答をWHO=世界保健機関の指標に基づいて点数化しました。
その結果、「精神的健康状態が低く、うつ病に近い状態」とされる、13点未満の人の割合は56.5%にのぼりました。
震災が起きた年の秋の調査での74.3%よりも17.8ポイント改善したものの、依然として精神的に不健康な状態が続いていることが明らかになりました。
一方で、みずからの健康状態について尋ねた質問に対しては、およそ60%の人が「よい」「ややよい」「普通」と回答していて、精神的な健康状態の悪化に気づいていないおそれもあるということです・・・

NPOの復興支援

2018年2月15日   岡本全勝

一般社団法人RCFが、引き続き被災地での復興支援をしてくれています。
今回の大震災では、組織的ボランティアであるNPO(非営利活動)の活躍が、特徴的でした。行政の手の届かないところ、例えばコミュニティ再建や、企業と被災地のマッチングなどです。また、復興にとどまらず、未来に向けての活動もしています。
具体的な活動内容は、メールマガジンをご覧ください。

慶應義塾大学、地方自治論Ⅱ期末試験講評

2018年2月2日   岡本全勝

82人の答案の採点をしました。全体について講評を書いておきます。

問1と問2は、大半の学生が、基本的なことを理解して答えていました。もっとも、「自治体の歳入の概要と特徴と地方税の概要を述べよ」という問に対し、(問に例示した)語句を羅列し、(問に例示した)分類をするだけの答案が多かったです。それだけでは、「概要と特徴」を答えていません。
問3は、機能については大半の学生が記述していましたが、果たしてきた成果について書いている学生は多くはありませんでした。
それらをしっかり書いている答案にはAをつけました。

地方税を述べる際に、所得税や法人税を上げている学生がいました。これらは、国税です。
「3割自治」を述べる際に、現在の税収が収入の3割だという答案が多かったですが、授業で取り上げたように現在は4割近くになっています。もちろん、これは自治体総額での割合です。自治体間でばらつきが大きいことを、しっかり書いていた学生もいます。

地方交付税の機能と成果を問う問題に、地方財政平衡交付金制度(地方交付税制度の前身)を書いている学生が数人いました。(試験に持ち込みを許した)私が授業で配付した資料にも出てこない、かなり専門的な話です。何か間違った参考書を見たのでしょうか。

避難指示解除区域での営農再開

2018年1月31日   岡本全勝

福島県南相馬市小高区のお米が、パックライスとして発売されました。
南相馬市小高区はその大半で、平成28年7月に避難指示が解除されました。29年4月から、アイリスグループと自治体の支援の下、地元の農業者が米作りを再開しました。収穫した米は舞台アグリイノベーション株式会社が全量を買い取ります。そして、国が指定する放射線検査を実施し、精米工場で高水準な品質管理をしています。この工場は、私も見学したことがあります。

この地区でも、高齢化が進んでいます。個人の農家で稲作を再開するには、ためらう人もいます。そこで、企業が参加することにより、高品質のお米ができ、安定した農業ができます。安定した経営のためには、一定程度の面積、技術力、そして労働力が必要です。それを売る販売力も。農業も、個人営業から法人営業への時代です。
他方で、アイリスオーヤマは、お米を生鮮食品とし、低温で扱い、精米してパックで販売しています。個食の時代に合っているようです。

来年も、耕作面積を広げてくださるそうです。ありがとうございます。
詳しくは、会社の発表をご覧ください。
アイリスオーヤマの発表」「舞台ファームの発表

双葉町復興拠点起工式

2018年1月28日   岡本全勝

今日(1月28日)は、福島県双葉町で行われた、中野地区復興拠点整備の起工式に参加してきました。
双葉町はほとんどの区域が帰還困難区域に指定され、全町民が避難をしています。 昨年秋に復興拠点計画が認定されました。今日は、その計画のうち、中野地区(交流や産業拠点)の起工式でした(概要2ページ目の地図の①⑤⑥)。
参加者の方々と意見を交わしてきました。「事故直後は、この日が来ることが想像できなかった」という方が多かったです。もっとも、まだ帰還に向けての第一歩でしかありません。
町の計画では、駅の周辺に居住区域を作る予定です。この準備も進んでいます。

早朝の特急ひたちは、満席。しかもスポーツウエアの人が多いのです。勝田でマラソン大会があるらしく、ほとんどの人が勝田駅で降りていかれました。