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2007年秋学期

2007.10.13

今日は、第3回目の授業。順調に進み、そして例によって少し遅れています。最初は地方自治の仕組みの解説なので、学生にとっては、あまりおもしろくないところもあります。なるべく実例を入れて、身近に感じてもらえるように、そして理解してもらえるように、工夫しています。
各回の出席者数は、50人足らずで安定してきたようです。毎回入れ替わり何人かの欠席者もいるので、資料は60人分が必要です。

2007.10.06

今日は、第二回目の授業。順調に進んでいます。各自が記載する出席簿では、今日の出席者は51人。前回欠席で、今日から出席した者が、19人。50枚印刷した資料が、2枚残りました???。

秋学期の開始

今日から、秋学期が始まりました。ネクタイを締めて、気合いを入れて行きました。重い資料をたくさん抱えて。今月までクールビズなので、ネクタイを締めるのは数ヶ月ぶりです。昨日の最高気温が30度を越えたのに対し、今日は20度とひんやりとした日だったので、ちょうどくらいでしたが。
出席者は39人、事前欠席届が1人いますから、40人前後でしょう。これくらいだと、授業はやりやすいですね。内容は地方自治の意義など、正統派で進めています。しかし、参考書のほか自治六法や自治法の逐条解説を回覧したり、憲法と地方自治ついても、普通の教科書にない視点から解説したり。「日本国憲法は三権分立ではない」とか。いろんな資料も配って、全勝色の濃い授業にしています。

慶応大学2007秋学期

秋学期:行政学特論Ⅱ「地方自治論」
授業計画
前半は、地方行財政の仕組みを説明します。後半は、地方行政と地方自治体が抱えている課題と、それに対しどのような改革が取り組まれているかを解説します。
地方行政や地方財政といったときには、1,800団体(都道府県、市区町村)の集合体としての地方行政や地方財政と、一つ一つの団体(例えばある市役所)の行政や財政があります。前者はマクロの見方であり、後者はミクロの見方です。前者では国家行財政との対比や関連が議論になり、後者ではその団体のあり方とともに、住民との関係が議論になります。さらに、地方や地域といった場合には、市役所という行政機関の課題だけでなく、市域という地域社会の問題もあります。
第1部 地方行財政の仕組み
1 地方自治の意味と機能
2 市役所の仕事
3 市役所の仕組み
4 住民と自治
5 市の財政
6 地方財政
第2部 課題と改革
7 分権改革
8 財政の課題
9 地方行革
10 地域の課題と政策
授業予定
 9月29日 授業計画の説明、第1章地方自治の意味と機能
10月 6日 第1章続き、第2章市役所の仕事 
10月13日 第2章続き
10月20日 第2章の残り、第3章市役所の仕組み
10月27日(早慶戦で休講。雨天中止の場合も休講)
11月10日(公務のため休講)
11月17日 第3章の残り、第4章住民と自治
11月24日(三田祭で休講)
12月 1日 第5章市の財政
12月 8日 第6章地方財政
12月15日 第6章続き、第7章分権改革
12月22日 第7章続き 
 1月12日 第8章財政の課題
 1月19日 第9章地方行革、第10章地域の課題と政策
配付資料
(レジュメ)
p1~5(9月29日)、p6,7(10月6日)、p8,9(10月13日)、p10(10月20日)、p11~13、「レポート課題」(12月1日)、「レポート課題、選択課題追加」(12月8日)、p16,17(12月15日)、p18(12月22日)、p19~21(1月12日)
(資料)
資1-1~1-5(9月29日)、資2-1~2-7(10月6日)、資p13再、資2-8、資3-1、3-2(10月13日)、資3-3(10月20日)、資5-1~5-4、資6-1~6-8(12月1日)、資7-1~7-4(12月15日)、資8-1~8-7(12月22日)、資8-8~8-13、資9-1~9-6、資10-1~10-3(1月12日)
(参考配布)
拙稿・連載「行政構造改革」9月号(10月6日)、10月号(10月20日)、11月号(11月17日)、12月号(12月8日)、1月号(1月19日)
参考書
その都度、紹介します。
拙著「新地方自治入門-行政の現在と未来」(2003年、時事通信社)が、参考になります。ただし、この本は大学院での授業をもとにしてあり、地方公務員を読者と考えて書きました。すなわち、地方自治について、ある程度の知識があることを前提に書いてあります。授業は、仕組みの解説から始めます。
成績評価
平常点(出席状況)とレポートにより、評価します。出席回数4回以下は、不可。
レポートの課題は、配布済み。提出日は、1月24日、25日。

2007.09.24

29日から秋学期が始まるので、準備を続けています。テーマは地方自治なので、話すことには事欠きません。今回も、何をしゃべり、何を切り捨てるかが問題です。自治の仕組みと機能をお話しするため、あらためて勉強し直しています。骨子と内容はすぐにできるのですが、資料の準備が大変です。多くの人の協力を得ています。ありがとうございます。