カテゴリーアーカイブ:行政

山崎和之国連大使のインタビュー

2025年1月1日   岡本全勝

12月31日の読売新聞に「「安保理、悪化止められず」 露侵略・中東紛争 山崎国連大使 改革訴え」が載っていました。
山崎和之国連大使のインタビューです。山崎大使は、麻生内閣での首相秘書官仲間です。格好良い姿で写真が載っています。

・・・日本の山崎和之国連大使は、国連安全保障理事会で非常任理事国を務める日本の任期が31日に満了となるのを前に読売新聞の単独インタビューに応じた。ロシアのウクライナ侵略や中東の紛争を巡って「(安保理は)情勢悪化を止められなかった」と振り返り、常任理事国の拡大や拒否権行使の見直しなど安保理改革の必要性を訴えた。

ウクライナ侵略や中東情勢、北朝鮮問題を巡っては、露中米の拒否権行使によって紛争解決に向けた停戦や露軍撤退を求める決議などが採択されず、安保理の機能不全が問題視されている。山崎氏は「安保理は約80年前に基本形が作られた組織。改革の必要がある」と指摘し、「日本を含めた新たな常任・非常任メンバーの双方を2030年までに拡大し、拒否権の行使を制限するべきだ」と訴えた。
山崎氏は「加盟国193か国のうち110か国以上が首脳レベルで(安保理の)改革を求めており、機運は高まっている」と説明した。日本の常任理事国入りについては、拒否権を持つ中露などとの折り合いをつける必要があり、「非常に難しいプロセスになる」との認識を示した・・・

電子メールで連絡を取ったら、より深く教えてくれました。苦労しているのでしょうね。

紹介、今年の地方10大ニュース

2024年12月31日   岡本全勝

大晦日なので、「自治体のツボ」の「地方10大ニュース」を紹介します。
ご覧ください。皆さんは、どれくらい同意しますか。
またこのほかに、どのようなことを思い浮かべますか。私は正直言って、あまり思いつきませんでした。

「ツボ」さんによると、「新しいムーブメントといったが、今年はろくでもないニュースが多く、社会を正しく変える力はあまり働かなかった。残念だ。首長が全てだが、あえて地方公務員に期待したい」とのことです。
過去5年間の10大ニュースも載っています。これは、忘れていますねえ。

記事も2000回だそうです。私のホームページと違い、各回とも労力をかけて各地のニュースを集めています。脱帽です。時々料理の写真が添えられていますが、脂っこいものが多いので、少々心配です。若くて元気だと言うことでしょう。

自民党内の意見の集約

2024年12月30日   岡本全勝

12月8日の日経新聞に「自民党の財政本部「健全」「積極」再編へ 政調内で一本化案」が載っていました。

・・・自民党は財政を巡り「健全派」と「積極派」の2つの本部が存在する党内組織の再編に動く。2025年初めにも政策の立案を担う政務調査会のもとに一本化した組織を置く案が浮上する。経済政策に関する党内の路線対立を象徴してきた2つの本部の統合を見越し、せめぎ合いが始まった。

いまは政調に健全派の「財政健全化推進本部」(古川禎久本部長)と積極派の「財政政策検討本部」(西田昌司本部長)がある。党内には「同じテーマを議論するのに主張の違いによって場が分かれてきたことが異常だった」との声が出ている。
2組織が存在するため経済財政運営と改革の基本方針(骨太の方針)を巡る提言も別々に出すような状況が生じていた。

政府が6月の閣議で決定した24年の骨太の方針は国と地方の基礎的財政収支(プライマリーバランス、PB)について「25年度の黒字化をめざす」と明記した。これを前に西田、古川両本部長が両本部の提言の内容を擦り合わせた。
西田氏は政府が骨太の方針の原案を示した6月の政調全体会議で「財政部分の文言修正は要求しない」と言明した。検討本部の提言の「25年度のPB黒字化には断固反対」という当初の表現は「固執することに断固反対」と抑制的になった・・・

党内にいろんな意見があることは当然のことです。しかし、それを集約するのが政党の役割でしょう。板挟みになって苦労するのが、官僚です。それぞれの本部に呼び出されて、指導を受け、時にはお叱りを受けるのです。

民主党政権の失敗

2024年12月29日   岡本全勝

日経新聞「私の履歴書」ジェラルド・カーティスさん、26日の「民主党の興亡」から。

・・・政権交代が視野に入った09年の衆院選前、私は鳩山氏に3点アドバイスをした。第1に普天間基地に関し拙速な判断は避けること。第2に米国を含まず反米に映りうる「東アジア共同体」に肩入れしすぎないこと。第3に官僚機構をうまく活用する戦略を描き、決して彼らを敵として扱わないこと、の3つだ。
だが首相に就いた彼は逆のことをした。普天間基地の県外移設を唱え、東アジア共同体を支持し、官僚機構を排除した。今年6月に会った彼は「先生の言うことをもっと聴けばよかったな」と話した・・・

・・・結局、鳩山政権は9カ月足らずで終わり、菅直人氏が後を継いだ。
菅氏のことは1970年代、彼が婦人運動家の市川房枝氏の参院選挙を手伝っている時から知っていた。
やはり民主党政権の発足直前に会い、米国よりも同じ議院内閣制の英国のほうが政策決定の参考になるので、見てはどうかと勧めた。
これに彼は興味をもち、ロンドンを訪れてブラウン首相らに会った。だが結局、民主党が官僚制度をうまく動かして政策を実現する方法を学ぶことはなかった。むしろ官僚の排除によって政策は混乱した。これが同党をつまずかせる大きな要因になった・・・

社会党の終焉

2024年12月28日   岡本全勝

日経新聞「私の履歴書」、12月はジェラルド・カーティスさんです。25日の「社会党の人々」に、次のような話が書かれています。

江田三郎・社会党書記長が、1962年に「江田ビション」を発表しました。米国並みの生活水準、ソビエト並みの福祉、英国の議会制民主主義と日本の平和憲法を組み合わせた、国の将来像を唱えました。しかし、社会党左派は江田氏を攻撃し、書記長から引きずり下ろします。

・・・65年前、ドイツ社民党がマルクス主義と決別した時、逆に左に振れたのが致命的だった。長い歴史をもつ日本の社会主義運動には、そうして終止符が打たれた・・・

同時の関係者は、どのように自らの行動を説明するのでしょうか。