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明るい公務員講座

明るい公務員講座・中級編12

『地方行政』連載「明るい公務員講座・中級編」の第12回「交渉(3)外との付き合い―庁外関係者」が発行されました。庁外の関係者に説明に行くことも多いです。庁内での説明なら課長補佐に任せることもできますが、外部の人との説明や交渉は課長の仕事です。あなただって、交渉の場に、相手の課長でなく部下の若手職員が出てきたら、「なんで課長が出てこないんだ(課長を出せ)」と思うでしょう。今回は、根回しの術や、意見の異なる人との付き合い、答弁の術などをお教えします。今回の内容は、次の通り。
関係者への根回し、日頃からの付き合い、考え方の異なる人たち、答弁―事前の準備、答弁―本番での注意、想定問答の罪

連載執筆

明るい公務員講座・中級編」第3章第2節3の「(6)情報発信」と「(7)付き合いの基本」を書き上げました。先週ほぼ書き上げて、右筆に手を入れてもらいました。いつものように、大胆に朱が入って返ってきました。悔しいですが、ありがたいことです。それを参考に、今日一日がかりで加筆して、ほぼ完成です。明日もう一度、ゆっくりと読み直して、編集長に送りましょう。
これで、「第2節 部下の仕事と上司の仕事」は完結です。「3交渉」を書き始めたときは、3、4回かなと思っていたのですが、7回分にもなりました。
次は、「第3節 職員の指導」に入ります。さてさて、何回になるのやら。早く仕上げないと、4月からは大学での講義も始まります。
でも、連載はこのように締めきりが来るので、少しずつ書き続けることができ、そして長い原稿を書くことができるのですよね。

「明るい公務員講座」単行本作業

連載「明るい公務員講座」を、本にする作業をしています。この週末に、最後の校正を終えました。
昨年秋から作業に入りました。出版社と相談し、分量も考えて、初級編35回のうち、ほぼ21回分を加筆して1冊にします。各回を並び替え、6つの章に構成しました。文章も加筆、というより削減し、磨き上げました。出版社の校閲の方に手も入れてもらい、ほぼ完成です。
目を通す度に、気になるか所が出てきます。「離れてみてみると、違ったことが見えてくる」という良い例です。とはいえ、これで手を放すことにします。
本屋に並ぶのは、2月か3月でしょうか。乞うご期待。

明るい公務員講座・中級編11

『地方行政』連載「明るい公務員講座・中級編」の第11回「交渉(2)庁内での交渉―合意の術」が発行されました。前回、庁内での交渉の論点整理をお話ししました。今回は、合意に持っていく術です。難しい交渉はなかなかまとまりません。当事者は大変悩みます。では、どうしたら合意できるか。
実は、後から考えると、意外と簡単なのです。役所の中の交渉で、交渉がまとまらなかったという事例は少ないです。また、「こんな結果なら、私は役所を辞めます」という事例もほぼありません。そう考えると、いつかは、どこかに落ち着くのです。そう言ってしまうと、身も蓋もありませんが。
もちろん課長であるあなたは、所管行政を進めるために、正しいと思うことを主張しなければなりません。しかし、当事者が熱くなっているほどには、対立は絶望的ではないのです。冷静になる、第三者あるいは両者の上司になってみる、結果を先取りして遡ってみると、どのような結論が良いか見えてきます。今回の内容は、次の通り。
なぜ合意できないのか、相手と応援団を納得させる、決め手のない場合の合意方法、課の利益より全体の利益、消極的所管争い、上司との関係、部下への配慮。

明るい公務員講座・中級編10

『地方行政』連載「明るい公務員講座・中級編」の第10回「交渉(1)庁内での交渉―論点整理」が発行されました。課の外との関係は、課長の重要な仕事です。庁内他部局、庁外関係者、住民、マスコミなど。仕事を進める際の交渉や、仕事を理解してもらうための発信など。
私は、「課の仕事の管理」「部下の指導」とあわせて「外との交渉」の3つが、課長の基礎科目だと考えています。今回の内容は、次の通り。
部下の交渉の支援、論点整理、着地点を探す、熱くなってはいけません。

交渉の話は、今回の「庁内での交渉―論点整理」に続き、「庁内での交渉―合意の術」「外との付き合い―庁外関係者」「外との付き合い―嫌な仕事」と続きます。なかなか他では教えてもらえない事柄です。乞うご期待。「部下の指導」は、交渉の項が終わってからお教えします。