カテゴリーアーカイブ:社会の見方

ニューヨーク、横断歩道での赤信号無視

2025年1月27日   岡本全勝

自治体国際化協会の「CLAIRメールマガジン」358号に、ニューヨーク事務所から「「ジェイウォーク(Jaywalk)」が合法化」(1月10日)が載っていました。

・・・赴任して最初に目の当たりにした当地ならではの習慣が、この「ジェイウォーク(Jaywalk)」でした。ジェイウォークとは、口語で横断歩道のない車道を横切る行為や赤信号を無視して横断歩道を渡る行為を指します。
日本では道交法で歩行者に対して罰則がありますが、ニューヨーク市では日常的に行われているため、当初は合法であると思い込んでいました。しかし実際は、1958年から「ジェイウォーク」が禁止されており、違反者には250ドル以下の罰金が適用されます。今年上半期だけでの取締りは、780件以上です。

2024年9月、ニューヨーク市議会において合法化法案が可決されたため、2025年2月の施行以降「ジェイウォーク」は正式に認められることになります。
この法案を提出したメルセデス・ナルシス市議は、召喚状を受けたジェイウォーク違反者のうち92%が黒人またはラテン系で占められていることを指摘し、この合法化の目的は、人種に基づく不平等を解消することにあると説明しています。信号無視が職務質問の口実となり、他の犯罪を取り締まる手段として利用されているという指摘もあります。

一方で、横断歩道のない車道の横切りや、信号無視による道路横断の結果、死亡した歩行者の数は過去5年間で200人に上り、歩行者死亡事故全体の34%を占めているとの報告もあります・・・

日本酒が30年間で3分の1に

2025年1月26日   岡本全勝

1月23日の朝日新聞「灘五郷の30年:下」に、次のような話が載っています。
・阪神大震災後に、灘では復興をめざしたものの、その後に廃業を決めた酒蔵が少なくなかった。震災前に50を超えた灘五郷酒造組合の酒造会社は、地震から10年が過ぎには40を割り、20年が過ぎるころには30を割った。
・国税庁によると、1995年度に126万キロリットルあった清酒の販売数量は、2022年度に40万キロリットルになった。
・日本酒造組合中央会によると、輸出は12年の57カ国・地域の約90億円から、23年は75カ国・地域の約411億円に拡大した。

30年間で、日本酒は3分の1に減っています。減っているとは聞いていたけど、ここまでとは。私も、飲む量は減ったけど・・・。宴会や職場の飲み会が減り、杯の交換がなくなり、新型コロナ流行があり、といった理由でしょうか。

次のような話もあります。
・世界では、日本酒の存在感はまだ低い。米国の日本酒市場は、アルコール飲料市場全体の0・2%程度とされる。
フランスワインと日本酒の輸出額

「トラブル」という言葉

2025年1月25日   岡本全勝

「トラブル」という言葉を、しばしば耳にします。しかし、それが具体的に何を指しているのか、よくわからない場合が多いです。
例えば、鉄道で「信号トラブル」と言えば、信号機の故障でしょう。では、「車内トラブル」は何でしょうか。たぶん、車内設備の故障ではなく、乗客にあるいは乗客間に、何らかの事故や事件が起きたのでしょうね。

「芸能人が女性とのトラブルを起こした」は、どうでしょうか。もめ事、いさかい、喧嘩・・・。芸能界を引退しなければならないような事案なら、もめ事やいさかいではなく、もっと深刻なことでしょう。
本人は、なるべく小さく表現したい、曖昧にしたいので「トラブル」という言葉で逃げるのでしょう。でも、報道機関がそれをそのまま使うのは、よくないです。
カタカナ語には、英語を格好良いと見せる機能だけでなく、意味を曖昧にするという機能もあります。トラブルは、後者でしょう。
カタカナ語乱造者」「変な日本語、カタカナ語

国内モスク、150か所

2025年1月24日   岡本全勝

1月11日の日経新聞に「国内モスク、25年で10倍」が載っていました。

・・・国内でモスクが増えている。2024年6月時点で全国のモスクは約150カ所と、25年でおよそ10倍になった。日本の人手不足を背景に在日イスラム教徒は増え続け、身近な存在となっている・・・

推計では、在日イスラム教徒はおよそ35万人、人口の350人に1人となります。35万人と言えば、和歌山市や奈良市の人口です。1990年には3万人弱、2005年では10万人ですから、急増しています。
ハラルフードの飲食店も増えています。学校給食も、対応しなければなりません。

ペットボトル、円柱から角形へ

2025年1月23日   岡本全勝

1月16日の朝日新聞に「ペットボトル、○形→□形 物流対策、形状を見直し」が載っていました。

・・・飲料メーカーの間で、ペットボトルを円柱形(丸形)から角柱形(角形)に変えるなどスリム化して、効率的に運べるようにする動きが広がっている。トラック運転手の残業時間が規制された「2024年問題」などで輸送力が減ることへの対策だ。ただ、ボトルのデザインは売り上げにも影響するため、判断に悩むメーカーもある。

サントリー食品インターナショナルは昨年2~5月、「サントリー烏龍(ウーロン)茶OTPP」「グリーンダカラ」「緑茶 伊右衛門 濃い味」の3商品について、600ミリリットル入りのペットボトルを丸形から角形に変えた。
ボトルの幅は丸形は7~7・2センチだったが、角形は6・4センチと細く、隙間なく詰められるため、24本入り段ボールの体積を約2割小さくできた。輸送時に使うパレット(台)に載せられる段ボールは35箱から45箱になり、トラック1台に積める数も増えた。
昨春には「サントリー天然水」の1リットル入りボトルも丸形から角形に変えた。これらの結果、輸送に必要なトラック台数を1割削減できたという・・・