カテゴリーアーカイブ:社会

台風19号、運休や休業の予告

2019年10月12日   岡本全勝

大型の台風19号が、日本列島を襲っています。大きな被害が出ないとよいのですが。せっかくの秋の良い季節。外出を予定していた人や、行楽地にも、残念なことです。

この台風の接近で、鉄道の運休やお店の休業が、事前に予告されました。事故や混乱を防ぐためには、よいことです。中途半端に交通機関が動くと、混乱が大きくなります。
従業員も、出勤できないでしょう。病院や介護施設など、閉店できない施設は、従業員のやりくりが大変でしょうね。

12日午後に都心で開かれる催し物の切符を買ってあったのですが。前日にインターネットで中止が掲載され、主催者からも電子メールで「延期します」との通知が来ました。インターネットで切符を買うと、こんなお知らせもできるのですね。

わが家も、昼前から、雨脚が強くなりました。町のお店がどうなっているか、午後に、近くの商店街まで調査に出かけました。
ほとんどの店が休んでいました。コンビニとマクドナルドが開いていましたが、夕方には店を閉じるというお知らせも貼ってありました。そもそも、自動車の交通量も少なく、歩いている人もわずかです。
町内見回りは短時間だったのですが、ずぶ濡れになった帰ってきて、キョーコさんに叱られました。
新聞は「夕刊は遅れる可能性と、配達できない可能性があります」とチラシが入っていましたが、配達する職員のことを考えたら、早めに休刊を決めた方がよいと思います。

ラグビーワールドカップの試合も、取りやめになりました。雨が降っても中止にならないラグビーですが、交通機関が止まると、関係者も観客も会場までたどり着けませんわね。
高校時代に、サッカーをやっていました。インターハイの予選が、6月ごろに行われます。梅雨のさなかでした。試合前に大雨になって、「中止にならないのですか」と尋ねたら、「槍が降るか、雷が鳴らない限り、予定通りに行う」との答え。雷は鉄でできたゴールポストに落ちる可能性があるので、危険なので中止するそうです。田んぼのような状態のグラウンドで、試合をした経験があります。

教員の魅力の低下、やりがいと実態と

2019年10月11日   岡本全勝

10月7日の朝日新聞記者解説、氏岡真弓編集委員の「教員のなり手が減少 「ブラック職場」敬遠、対策も後手」から。

・・・教員のなり手不足が各地で問題となるなか、実態を調べようとした。
結果は予想より深刻だった。今年度から働き始めた公立小中学校教員向けの採用試験の受験者は、全国で約9万8千人。2012年度の約12万2千人から約2万4千人減っていた。さらに動きがあったのは、採用者に対する受験者の割合(競争倍率)だ。近年は採用人数が増えていることもあり、今年度は小学校が約2・8倍、中学校が約5・5倍と、00年度の約12・5倍、約17・9倍から大きく落ち込んだ。
非正規の教員のなり手が見つからない件数はどうか。今年5月1日現在、全国で1241件が配置されていなかった。教育委員会が独自に進める少人数学級の担当や病休、産休・育休をとっている教員の代役などが見つからないためで、教頭が代わりに授業をしたり、少人数学級をあきらめたりする学校が出ている・・・

・・・ 非正規教員の需要も拡大してきた。小泉政権が進めた規制改革のなかで、教員の人数や給与は自治体が決められるようになり、少人数学級などの取り組みが広がった。しかし自治体の財政は厳しく、多くの場合は安い給与で雇える非正規に頼ることになった。
その間、教員をめぐる状況は厳しさを増してきた。学力向上、いじめや不登校の指導、保護者への対応、部活動、事務仕事……。社会や政治からの要請にともない、学校の役割は膨らみ、教員の仕事も増えてきた。
文科省は06年、40年ぶりに勤務実態調査を行ったが、目的だった教員の給与改革が頓挫すると、成果は活用されなくなった。働き方が問題となって、改めて実態を調査したのは16年。労働時間が06年の調査よりさらに増え、小学校教諭の約3割、中学校教諭の約6割が「過労死ライン」に達していた・・・・

荷物が増え鞄が大きくなっている

2019年10月9日   岡本全勝

10月6日の日経新聞文化欄、恩田陸さんの「荷物が重い」が、面白かったです。
・・・私の記憶では、当時(恩田さんがOL時代、バブル期と書いておられます)は会社の先輩方を含め世間一般(むろん、職種にもよるのだろうが)、皆荷物が少なかったように思う。男の人たちはほぼ手ぶらだし、お姉さま方のハンドバッグはおしゃれで小さく、なぜあんな小さいバッグに全てが収まるのだろうとずっと不思議に思っていたものだ。
ところが、携帯電話が登場し、ノートパソコンが個人に普及し始めた辺りから皆がカバンを持つようになった。そのカバンも、じわじわと男女を問わず大きくなっていった気がする。ペットボトル飲料が登場し、気軽に持ち運べるようになったことも大きい。
現在、街を歩けば老若男女を問わず、リュックサック率の高さに驚く。しかも、どのリュックもかなりごつくてボリュームがある。かつてリュックサックと言えば、登山、ハイキング、買い出し。重い荷物を象徴していたが、確実に現代人の持ち物は重くなっている・・・

・・・そう、私のリュックは今も重い。けれど、それは今でもやはり本とノートのアナログの重さだ。どういうわけか、本の重さは気にならないのに、パソコンや端末の重さはひどく堪えるのである。なので普段はなるべく携帯電話以外持ち歩かないようにしている。しかし、数日間家を留守にしなければならない時は、パソコンを持ち歩かなければならないのが憂鬱だ。それはつまり、充電器やアダプターなどの付属品を持ち歩かなければならないということである。
最近、私は本体よりもそれらの付属品が苦手だということに気付いた。思うに、どれもケーブルでコンセントに繋げて電気を請わなければ使えないという、文字通り「紐付き」であるところに、何かに支配されているような抵抗を感じているのかもしれない・・・

同感です。前段の、30年前に比べて、男性も女性も鞄が大きくなったのは、なぜでしょう。
後段の、パソコン本体より充電器などが重いのは、旅行の旅に実感しています。パソコン本体は軽いのを選んだのですが・・。

紛らわしい活字

2019年10月7日   岡本全勝

先日の経験です。ある手続きをすることがありました。会社から、「パソコンかスマホか郵送で手続きしてください」と郵便で連絡が来ました。
パソコンが便利なので、挑戦しました。ところが、入るべき画面のURLがとても長いのです。アルファベットの大文字小文字、数字、符号が並んでいます。電子メールでこの通知が来たなら、それをコピペするのですが。紙で通知が来ているので、手で入力します。

困ったのは、Il1の3文字です。この3文字のうち、1文字目と2文字目が何か分かりますか。Lの小文字か、iの大文字か分かりませんよね。字が小さいと、3文字目が数字の1であるかも分かりにくいです。何回か変えてみて挑戦しましたが、だめでした。
正解は、1文字目がiの大文字、2文字目がLの小文字です。
仕方ないので、メールで問い合わせて、URLとパスワードを、電子メールで送ってもらいました。

そのあと、別の案件で、英数を並べる必要がありました。担当職員が、Ili1が入った案を作ってから、自ら「これは分かりませんね」と言って、ほかの英数に変えてくれました。
7と1も、手書きだと区別しにくいです。ヨーロッパでは、7に横棒を足して書くことが多いですよね。
いまさらアルファベットを変えるのは難しいのでしょうが、将来のことを考えると、区別できるようにした方が、間違いが起こらないと思います。

日本人は助け合いが嫌い

2019年9月30日   岡本全勝

9月26日の朝日新聞の論壇時評に、紹介されていたので、インターネットで読みました。坂本治也関西大学法学部教授の「日本人は、実は「助け合い」が嫌いだった…国際比較で見る驚きの事実 そして背後にある「政治嫌い」の意識」(『現代ビジネス』)

・・・2011年、東日本大震災が発生した直後、被災地の支援・復興のため、多数のボランティアと多額の寄付金が日本全国から集まった。自然と湧き上がった人々の助け合いの気持ちに、激しく心を揺り動かされた人は決して少なくなかったはずだ。あの時、私たちは「やっぱり日本人には、強い助け合いの精神があるんだ!」と再確認できたような気になっていた。
しかし、それは一時的な熱狂にほだされる中で目にした「錯覚」だったのかもしれない。国際比較の観点から見れば、平時において「日本人に強い助け合いの精神がある」とは言い難い。むしろ現状では、「困っている他者に冷淡な日本人」と言った方がより正確なのかもしれない・・・

・・・イギリスのNPOであるCharities Aid Foundationが公表したWorld Giving Index 20181というレポートでは、寄付やボランティアの頻度を基に世界各国の「共助」レベルのランキングが示されている。調査対象となった世界144カ国の中で、日本の順位は128位である。先進国として最低ランクに位置する。
同レポートの調査では、過去1ヶ月の間に、(1)困っている見知らぬ他者の手助けをした者の割合、(2)慈善団体に寄付した者の割合、(3)ボランティア活動に時間を割いた者の割合、が各国ごとに調べられている。日本の割合は、(1)=23%(世界142位)、(2)=18%(99位)、(3)=23%(56位)である。とくに(1)と(2)が他国と比べて低調といえる(図1)・・・
・・・同様に、内閣府が2018年に実施した「我が国と諸外国の若者の意識に関する調査」2では、日本を含む7カ国で13〜29歳の若者を対象に「ボランティア活動に対する興味」の有無を尋ねているが、日本の若者のボランティア意欲は調査対象国の中で最も低いことが明らかとなっている(図2)・・・

・・・これらの分析結果から、政治に対して不信感をもち、政治から距離を取りたがる人ほど、NPO・自治会・寄付・ボランティアなどの「共助」活動からも遠ざかろうとする傾向が確認できる。そこからうかがえるのは、「政治嫌い」が「共助嫌い」を助長してしまっている可能性である。政治によって毀損されてしまった「公共」のイメージが、「新しい公共」である「共助」活動にも投影されてしまっている恐れがある・・・

この説に同感です。「政治は「彼ら」がするもので、私たちには関係がない」という意識が、社会の問題に自発的に参画しないことにつながっています。税金を公共を支えるための会費と考えるのか、国に取られるものと考えるのか。その違いが出てきます。
マスコミはしばしば、政治を批判し、おとしめるような評価をします。それは、国民の政治離れを後押しします。政治は「彼らのもの」として批判するのではなく、「自分たちが作るもの、彼らはその代理」という意識が必要です。
いま連載している「公共を創る」でも、その点を議論する予定です。