カテゴリーアーカイブ:生き様

秋の休日、美術展巡り

2019年11月2日   岡本全勝

連載原稿執筆が一息ついたので、また良い天気だったので、今日は上野公園に。既に、コートールド美術館展(都美術館)、ハプスブルク展(西洋美術館)、ゴッホ展(上野の森美術館)は見たので、東京国立博物館へ。

まず、「正倉院展」へ。40分待ちでしたが。1300年近く保存されてきた美術工芸品には、圧倒されます。
火や水に弱い木造倉庫で、これまた火や水に弱い紙や木でできた書や工芸品です。よくまあ、保存されたものです。昨日、首里城が全焼したばかりです。こちらは復元後約20年で燃えてしまいました。
世界でも、これだけのものがきれいにそのまま保存されたのは、例が少ないでしょう。アジアを見てもヨーロッパを見ても、戦乱などによって多くの宝物が失われています。引き続き残っているとしたら、キリスト教会にあるくらいですかね。

ヨーロッパの石造りのお城や教会でも、盗難などで貴重品は失われます。日本も、皇室や貴族、大名が持っていたものは、戦乱や火災に遭って、また家の衰退で失われたり散逸しています。
東大寺も大仏殿は焼け落ちているのに、正倉院は奇跡ですね。落雷で火災が発生し、消し止めたとは、初めて知りました。
正倉院の建物の一部が再現されています。その大きさに、改めて驚きます。これは良い展示企画です。

次に「住友財団修復展」へ。
木造の仏像は、補修をしないと、傷んできます。修復した仏像を見ると、平安時代や鎌倉時代のものが並んでいます。それも、京都や奈良ではなく、日本各地の寺に残っているのです。これまた、大したものですね。千年も700年も前のものです。
正倉院の御物は箱に入って倉庫の中でしたが、これらの仏さんたちは、千年の間、住民を見守り続けてこられたのです。「どうでしたか?」と、話を聞いてみたいです。

福島県のお寺の仏像も、並んでいました。東日本大震災で被害を受けたと書かれています。このような、文化財、あるいは伝来した宗教の文物を、財団が支援してくださっているのです。ありがたいことです。行政だけでは、手が行き届かないのです。
連載「公共を創る」で、行政(官、税金で)と企業(私、取引で)だけが、この社会をつくっているのではない。共助(助け合いで)も重要だと、書いているところです。

ところで、コートールド美術館の目玉であるマネの「フォリー=ベルジェールのバー」。
宣伝に『主人公の女性の謎めいた表情、鏡に映る人物の不思議、卓上のガラスの蠱惑的なきらめき…人々を魅了してやまない傑作中の傑作」とあるように、確かに引きつけるものがあります(リンクを張った頁の下の方に、解説があります)。
ところが、いくら見ても、テレビでの解説を聞いても、この売店が劇場のどの位置にあるのかが分からないのです。そもそも1階でしょうか2階でしょうか。
売り子さんの後ろの鏡に、二階席と思われる観客が写っています。また、空中ブランコをやっているらしき人の足も見えます。すると、売り子さんは通路でなく、観客席の中にいるのですよね。でも、劇場って、そんなつくりになっているのでしょうか。私の知っている劇場は、売店は観客席を出たところにあるのですが・・・。この項続く

急に寒くなりました

2019年10月18日   岡本全勝

東京は、急に寒くなりました。皆さんのところは、どうですか。
先週まで、半袖で過ごしていたのに。町では、コートやジャンパー姿の人も見かけます。気温が急に上下すると、しんどいですね。
上着や下着を、入れ替えました。夏用の上着などは、この週末にクリーニングに出しましょう。

アサガオは、まだ2~3つ小さな花をつけています。7匹いた青虫は、どうやら1~2匹になったようです。鳥に食べられたのでしょうか。
先日、地面に落ちて、クモ(ハエトリグモのようなクモ)に襲われている青虫を見かけたので、クモにやられているのかもしれません。

避難所におられる方は、つらいと思います。早く、空いている公営住宅などに、移ってもらえるとよいのですが。

アサガオと青虫

2019年10月14日   岡本全勝

今は、10月中旬。わが家のアサガオは、まだ花をたくさんつけています。さすがに大きな花は少なくなり、小さな花が少しになりました。今日の報告は、アサガオの花でなく、青虫です。

去年も出た青虫。今年も出ました。
1週間ほど前に気がつきました。葉っぱがなくなっていて、よく見ると大きな青虫が数匹、元気よく葉を食べています。そのうちに、花まで食べました。いくつかの茎は、葉も花もない、茎と種だけになっています。キョーコさんによると、7匹もいるそうです。
去年は突然いなくなったのですが、今年はどうなるのでしょうか。
2018年アサガオと青虫」「2018年アサガオと青虫2

本作り、編集が雑に?

2019年10月8日   岡本全勝

10月7日の日経新聞文化欄に、びっくりする記事が載っていました。
相次ぐ誤記や捏造なぜ……揺らぐ書籍の信頼 出版点数増、編集現場にしわ寄せ」です。取り上げられた2つの出版社とも、日本を代表する本屋さんですから、驚きは大きいです。

深井智朗さんの事件は、新聞で大きく取り上げられたこともあり、知っていました。同氏の『プロテスタンティズム - 宗教改革から現代政治まで 』(2017年、中公新書) は、良い本だと思い、このホームページでも紹介しました。
池内紀さんの『ヒトラーの時代』(中公新書)も、つい最近、このホームページでも紹介しました。67項目もの訂正があったとは。

・・・書籍の信頼を揺るがす事案が続く背景には、厳しい出版状況がある。出版科学研究所のデータによると、18年の書籍の販売額はピークの1996年から36%減った。逆に新刊点数は13%増。刊行点数を増やして売り上げ減を補う負のスパイラルに陥っている。
その無理のしわ寄せが編集現場に及び、品質低下を招いている。校正プロダクションの聚珍社では「以前は出版社から2回の校正作業を依頼されていたが、最近は初校だけという仕事が増えてきた」(鬼頭大介社長)・・・

本を読んでいて、時に誤植などに気がつくことがあります。重大なものは、出版社に電子メールで報告することもあります(山川出版の例)。
しかし、多くは読み飛ばしているのでしょうね。まあ、寝る前に布団に寝転がって読んでいますし、精読ではなく飛ばし読みが多いですから。

佐藤しのぶさん

2019年10月6日   岡本全勝

オペラ歌手の、佐藤しのぶさんが、お亡くなりになりました。
実は、20年ほど前のことですが、佐藤さんの前で、フルートを吹いたことがあります。
よくまあ、恥ずかしくもなく、吹いたものです。若かったのと、少々お酒が入っていたからでしょう。今なら、やりません。

ご冥福をお祈りします。