今日は、用事を早めに切り上げて、江戸東京博物館へ。今年も恒例の「発掘された日本列島展」が開かれています。そして、土曜日曜には、文化庁の専門家による解説があるのです。今年も、ポスターに使われているハニワを始め、「こんなモノが残っていたのだ」と感心する遺物が展示されています。ハニワの顔は、皆同じような眼です(リンク先の4体をご覧ください)。どうしてこんなに単純化して、ほほえましい表情になるのでしょうか。
文化庁のMさんの説明は、予定時間を超過して大サービス。いつもわかりやすく、ありがたいです。よく通る声で、観客を引きずり込む話術は、プロですね。
ところで、Mさんに教えてもらったのですが、日本では1年間に約8千件の発掘調査が行われているのだそうです。他国では2千件がせいぜいだとのこと。法律があること以上に、国民の意識が高く理解があるからでしょうね。いくら法律で義務づけても、工事を進めてしまえば(ブルドーザーで壊してしまえば)、わかりませんから。それにしても、日本だけが、他国よりたくさん遺物が残っているのですかねえ・・
今年も、東日本大震災の復興事業に際して行われた、発掘調査の結果が紹介されています。わかりやすいパンフレットも、作られています。高台移転して住宅を造る場所から、しばしば遺跡が見つかるのです。縄文人も、津波の来ない場所を知っていたと思われます。さて、急がなければならない工事と文化財調査をどう両立させるか。関係者の方が、知恵を出してくださいました。重要な遺跡がある場所は事業を避ける、発掘調査と工事を並行して行う、最新機器を用いて調査を効率化する。そして、全国から専門調査員を派遣するなどです。
平成26年度は、83人が応援に行きました。なにせ野外での調査です。夏は暑い炎天下で、晩秋からは寒空の下で。発掘が順調に進み、住宅工事が順調に進められるのも、皆さんの協力のおかげです。ありがとうございます。副次的効果として、派遣された調査員は、他県の事情を勉強でき、最新の技術と情報を持ち帰ることができたのではないでしょうか。内に閉じこもらず、外に研修に行く効果です。今回の成果・特徴は、何かの形でまとめられるのでしょうか。高台移転工事は今年と来年がピークですが、発掘調査は26年度がピークだったようです。パンフレットには、次のような記述があります。
・・・当初は「復興の壁」と言われた遺跡の発掘調査も、今では「郷土の誇り」として、認識されつつあります・・・
発掘現場を見学した小学生のうれしそうな顔、岩手県野田村の宝物になった蕨手刀。大昔の遺跡は、今そこに住む人たちにとっても、誇りです。
宮城県岩沼市の地層が展示されています。今回の東日本大震災による津波堆積物(20センチほどの砂の層)の下に、慶長16年(1611年)の津波と貞観11年(869年)の津波と思われる砂の層が、積み重なっています。このようなことも、発掘調査の対象となり成果になっています。
お薦めです。そして行くなら、解説のある時間帯でどうぞ。東京では7月20日まで。その後、日本各地を巡回します。
カテゴリーアーカイブ:日記
地震、エレベーターの緊急停止
今日午後、関東では、比較的大きな地震がありました。東京でも、震度4だったとのこと。その際に、初めてエレベーターの緊急停止を経験しました。復興庁の入っているビルで、地下の駐車場からエレベーターで6階に上っているときです。突然エレベーターが停止してドアが開き、「緊急停止します。降りてください」との放送がありました。「なんじゃいな」と思って降りたら、大きな揺れが来ました。けっこう長い時間揺れていました。最初の縦揺れは、感じませんでした。それでも緊急停止する。日立のエレベーターは優れものです。ふだん待っているときは「なかなか来ない」と悪口を言っていましたが、エレベーターに謝ります。
2時間半並びました。鳥獣戯画
今日は午後から、「鳥獣戯画展」(東京国立博物館)を敢行。6月7日で終わるので、あと2週間しかありません。平日はとても無理なので、土日しかありません。すると、ほとんど行ける日がありません。
先週17日の日曜日に、息子に誘われて「大関ヶ原展」(江戸東京博物館)に行ったのです。数週間前に出かけていったのですが、余りの待ち時間に、あきらめて見ずに帰ってきました。17日はもう後がないので、前日に電子チケットを買い、当日朝9時半始まりのところ、8時半に並びました。これは効率的でした。もっとも、開館1時間前に並んでいるので、1時間待ちと同じでした。今朝も、その手を使おうと思ったのですが、いろいろやっているうちに時間が過ぎてしまいました。インターネットで調べたら、開館時点で、入場まで60分、お目当ての「鳥獣戯画甲」までさらに90分とのこと。昼に確認したら、入館に120分、「甲」まで160分とか。う~ん、東京中の人が上野に行っているのか。
よって、15時45分に東博に到着。この時間なら減っているだろうというもくろみです。入館は待ち時間なし。他の展示を見て、16時半に「甲」の列へ。少しは短くなっているかと思ったら、依然として160分待ちでした。「係員も少しはサバを読んでいるだろう」と期待しましたが、正確でした。150分(2時間半)並んで、3分間見せてもらいました。待っている間に、邪魔も入らず、少し硬めの本を読むことができました。照明が暗かったですが。こんなに並んだのは、「清明上河図」(2012年1月2日)以来ですかね。見終わったら、夜の7時過ぎでした。家に着いたら8時過ぎ。5時間、飲まず、トイレにも行かず、立ちっぱなし。
筆と墨で書いてある、勢いのある漫画です。かなりの達筆な人(当時は、僧侶か公家しかいませんが)でしょう。巻物になるのですから、何が物語り(ストーリー)があるのでしょうが。
大型連休、2
大型連休。皆さんは、どのようにお過ごしですか。気候もよく、お出かけの方も多いのではないでしょうか。
私は、1年ぶりに実家に顔を出し、また義父のお墓参り(反省)。それにあわせて、キョーコさんのお供をして観光と、奈良・兵庫・京都に行ってきました。めったに両親にも顔を見せない、親不孝者です。ふだんしないことをしましたが、雨の日は1日だけでした(苦笑)。仕事続きの毎日なので、非日常が続くと居心地が悪いです(笑い)。でも、携帯メールは、どこまでも追いかけてきます。その着信音で、現実に引き戻されます。仕方ないですね。もっとも、簡単な報告だけだったので、大したことはありません。
東海道新幹線をはじめ列車は満員、観光地は「日本中の人が集まっているのか」と思うくらいの人出でした。アジアからの観光客も多かったです。小さな子ども連れの家族も多く、少子化を感じさせませんでした。
大型連休中でも、休めないお仕事も多いです。交通、商店、飲食店、そして病院、警察、消防と。ありがとうございます。皆さんのおかげで、休日を楽しむことができます。
5月、大型連休
あっという間に、また1週間が過ぎ、4月が終わりました。私の許しも得ずに(笑い)。こんなに早く時間が経つと、困ります。したいこと、やらなければならないことが、たくさんあるのに。復興庁では、新年度予算の執行、福島特措法改正案の成立とその施行準備、後期5か年の事業計画に向けてこれまでの総括作業など、忙しい日が続いています。4月は、6回、東北新幹線に乗りました。復興庁の仕事は、時間の経過、事業の進捗に従って、課題が新しくなります。多くの役所で通じる「去年どおり」や「前回どおり」では、できない仕事が多いのです。新しく異動してきた職員と一緒に、職員たちも頑張ってくれています。連休中も、復興関係のイベントなどに「勤務」する職員もいます。ありがとう。
今日から、大型連休が始まりました。すでに昭和の日から、お休みをとっている人もおられるでしょう。各地とも、天気も良さそうですから、春(初夏の気候ですかね)を、お楽しみください。