カテゴリーアーカイブ:2017年~海外旅行

アメリカ旅行2・3つの都市

2017年8月26日   岡本全勝

今回の旅行は、ボストンとニューヨークで子供たちに会うことでしたが、ワシントンも回ってきました。結果として、特徴の異なる3都市を、見ることになりました。

ボストンは、アメリカの古都。人口60万人あまりの、落ち着いた都市です。イギリス風の美しい町並みが残っています。高層ビルはありますが少なく、低い建物と緑の公園が美しいです。また、学生の街です。日本で言うと、京都より、金沢でしょうか。
ワシントンは言わずとしれた、首都です。政治的いきさつから首都が置かれた町で、その機能に特化しています。日本で言えば、永田町と霞が関が大きくなったものです。
そして、ニューヨーク。競争の町と言ったら良いでしょうか。マンハッタン島は、戸建て住宅が禁止され、高層ビルが建ち並ぶ、商業・金融などの業務都市+ミュージカルなどの娯楽の町です。改めて、その形に感嘆してきました。形だけだと、東京の大手町と丸の内がそのまま大きくなったようなものです。公園や暮らしが感じられない、コンクリートとガラスの町です。
彼の地で仕事をしたら、もっとすごさが分かるのでしょう。金の威力がすごいです。高層住宅の1フロアが100億円の住宅だとか・・・。トランプタワーも見てきました。ニューヨークには、ほかにもいくつかトランプ氏所有のビルがあります。

ボストンは、今のアメリカ合衆国発祥の地です。プリマス植民地(ボストンの南)から、イギリスからの移民が町を作り、それが独立革命を経て、今のアメリカ合衆国になります。ボストン・ティーパーティー事件の地です。
南北アメリカ大陸は、コロンブス以来、スペインとポルトガルが先行して植民地化しました。しかし、それはいわば「収奪の地」としてです。原住民とアフリカ大陸から連れてきた奴隷を使って、鉱産物や農作物を本国へと収奪します。「人は平等だ」という教えのはずのキリスト教・カソリックは、彼らを人間として扱わず、この収奪に手を貸します。
それに対し、イギリス植民地は、自営農民の定着です。故国を追われ、あるいは捨てて、この地で暮らすことを選びました。もちろん、原住民を追いやることになるのですが。こちらでは、住民の自立が基本にあり、自分たちで町を作るという民主主義が発達します。また、国よりも先に町ができるので、自治も発達します。

歴史のイフですが、もしイギリス人がアメリカ大陸に植民せず、スペインとポルトガル、さらにはフランス植民地だけだったら、アメリカ大陸の歴史も大きく変わったでしょう。また、南北戦争で、南(黒人奴隷を使った大規模プランテーション経済)が勝っていたら、アメリカ合衆国の歴史も変わっていたでしょう。そして、世界の歴史も変わっていたでしょう。

アメリカ旅行3に続く

アメリカ旅行1・見物

2017年8月25日   岡本全勝

夏休みをとって、キョーコさんと、アメリカ(ボストン、ワシントン、ニューヨーク)に行ってきました。

現地では、ツアーを使って、効率よく見所を見て回りました。
ボストン美術館とメトロポリタン美術館は、客は私たち夫婦だけという、ぜいたくなものになりました。興味のあるところを、ガイドにじっくりと解説してもらえました。特にこれを見たいという意図はなかったのですが、次の2つを見ることができました。
ボストン美術館では、ゴーギャンの我々はどこから来たのか。我々は何者なのか。我々はどこへ行くのか」です鎌田浩毅先生が、『地球の歴史』(2016年、中公新書。上中下3巻)の帯に使われたあの絵です。
メトロポリタン美術館では、ベラスケスの「オリバーレス公伯爵」に巡り会いました。オリバーレスは、先だって彼に関する本を読んだばかりだったのです(6月17日の記述)。あの本を読んでなかったら、絵の前を通り過ぎたでしょう。感慨を持ってしばらく眺めました。

と書いたら、25日の日経新聞文化欄「名作オペラで読む絵画」は、モネの「ラ・ジャポネーズ」(西洋女性が真っ赤な派手な着物を着て、扇子を持っているあの絵です)を取り上げていました。これも、ボストン美術館の目玉として飾ってありました。

ニューヨークでは、日食を見ることができました。皆既日食はアメリカでは99年ぶり。ニューヨークは75%の日食だそうです。町の通りには、たくさんの人が出て、空を見上げていました。大騒ぎです。
観察用のサングラスを持っていなかったので、雲を通してちらと見ていたのですが(これも目を痛めます)。ロックフェラ・センター69階の展望台に登ると、日食観察用のサングラスを配っていました。それをもらって、ばっちり見ることができました。
偶然は、いろんなところに転がっています。

アメリカ旅行2に続く