カテゴリーアーカイブ:人生の達人

同時に7台のスマートフォン

2024年6月22日   岡本全勝

電車の中で、スマートフォンを2つ持って使っている人を見ます。どのように使い分けているのか、聞いてみたいですが。

先日の北陸新幹線で、近くの席の男性が、卓の上に7台のスマートフォンを乗せて、充電しつつ、使っていました。椅子にあるコンセントは1つなので、いくつも枝分かれする充電機器を使ってです。スマートフォンは、全部を使っているようではなく、時たまいくつかを操作していました。
どのように、使い分けているのでしょうか。7台もあると、どれがどの用途か忘れることはないのでしょうか。
降りるときには、全部を手提げ袋に入れていきましたが、重いでしょうね。

フリーランスは一人で働いているのではない

2024年6月20日   岡本全勝

6月13日の読売新聞「組織を離れて フリーランス」が、組織に所属しないフリーランスという働き方を解説していました。
そこに、フリーランスが加盟する「プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会」の平田麻莉・代表理事の話しが載っています。

・・・平田さんは、フリーに必要な資質として〈1〉自己研さんを怠らない〈2〉他人を巻き込む力がある〈3〉セルフマネジメントができる――などを挙げる。
取引先のニーズに応える能力を磨かなければ仕事が得られない。ひとりで働いているようでいて、フリー仲間と協力したり、仕事を紹介してもらったりすることがある。そして勤め人のように、予定やモチベーションを気にかけてくれる上司や同僚はいない。・・・

フリーランスは、決して一人で働いているのではないのですね。
組織に属していると、組織がやってくれることを、一人でこなさなければならないので、大変だと思います。仕事の受注といった仕事そのもののほか、税金の計算など庶務業務なども。結構いろいろあるのです。

フリーランスへの調査が載っていて、仕事に満足している人の割合が7割近くあります。従業員への職場への愛着度調査は日本ではとても低いのに比べ、これらの人は仕事を自分で選んだので、満足度が高いのでしょう。

仕事ができない上司の扱い方

2024年6月18日   岡本全勝

6月15日の日経新聞「なやみのとびら」欄に、次のような相談が載っていました(ウエッブサイトでは出てこないようです)。

「仕事ができない上司にイライラしています。パソコンの使い方も分からないし、仕事上の相談をしても解決策を示せません。休みだけは人一倍取るため、部下の負担は増すばかり。人事部は人を見抜くことができなかったのでしょうか。」
中園ミホさんの回答は、紙面をお読みください。

今どき、こんな上司がいるのでしょうか。
こんな上司は席にいるだけで仕事の邪魔になりますから、休んでくれる方が部下にとってはよいと思うのですが。この相談者は、そのような方に仕事で相談を持ちかけているのですよね。不思議です。このあたりの事情も、もう少し聞きたいです。

私が聞かれたら、「明るい公務員講座」の基本は「一人で悩むな」ですから、「同僚はどのように考えているか聞いてみましょう」です。
みんな同じ考えなら、人事課に伝えましょう。もしあなた一人がそう思っているのなら、あなたが変わる必要があります。

情報セキュリティ研修

2024年6月6日   岡本全勝

先日、市町村アカデミーで職員向けの情報セキュリティ研修を実施して、私も参加しました。詐欺メールは、学長だからと言って遠慮してはくれませんから。

今回の講師は、行政現場に詳しい方です。一般論でなく、これまでに起きた事故、引っかかった事案を説明してくださったので、わかりやすかったです。「へえ、こんなことが起きるのだ」と感心してしまいます。成功事例より失敗事例の方が、身につきます。

組織としては最先端の仕組みで「防御」していますが、攻撃側の進化はとどまりません。隙を突いてやってくる攻撃には、職員それぞれが対応しなければなりません。さらに、内部から問題が起きることもあります。これは電子化の問題ではなく、職場の働き方の問題です。

佐藤 直子著『女性公務員のリアル』

2024年6月2日   岡本全勝

佐藤直子著『女性公務員のリアル なぜ彼女は「昇進」できないのか』(2023年、学陽書房)を紹介します。
次のような話が紹介されています。
「やる気、体力、時間があるときに、仕事をすることの楽しさを実感できる仕事を任されず、雑用に真面目に従事する。その後も、子どもを産み育てている間に、もしくはほかの仕事があると知らずに雑用だけやっている間に、考える頭と体力を失い経験・知識不足に陥り、自信を喪失。40近くで現状に気付き、退職までの十数年をいかに無難に過ごすかが一番の関心事となる。今から昇任しても雑用の長になるだけだから、なりたくないと思ってしまう。(40代前半・主任・女性)」

男女共同参画がようやく進み、採用試験でもその後の配属でも、男女差はなくなりつつあります。しかし依然として、女性管理職は少ないです。その理由は、これまで女性職員を男性と同じように育ててこなかったことがあります。庶務や定型業務に従事させて、企画、財政、人事など基幹的な部署に配属せず、その後の管理職への登用が難しかったのです。私は、富山県総務部長の時(1994年~98年)に、気がつきました。

ところで、このような議論ができるようになったのは、ここ最近のことです。昭和の時代では「女性は補助業務」が通念でした。男女差別が禁止された際に、企業では総合職と一般職という区分を持ち込み、女性を一般職として昇進が少ない職としました。
他方で、総合職で採用された女性も、配属部署と経験で、男性とは差がつけられることが多かったのです。昭和に育った上司も、女性幹部候補をどのように育成したら良いか、わかりませんでした。そこには、家庭を犠牲にして長時間労働を強いる職場の問題もありました。家庭でも、夫は家事を分担せず、たまにすると「協力」と表現したのです。保育所も充実してませんでした。

その時代を見ている私からすると、ようやく職場での男女平等が進みつつあるなと思います。職場の通念と社会の通念が変わるには、ひと世代がかかるのかもしれません。今後、急速に変化するでしょう。働き方や家庭での男女の役割については、私たちは革命の中にいると言えるでしょう。憲法や法律では変わらなかったことが、変わりつつあるのです。