カテゴリーアーカイブ:人生の達人

企業の不正リスク調査、半数で発生

2024年10月25日   岡本全勝

デロイトトーマツ社が「企業の不正リスク調査白書」を公開しました。ご関心ある方は、本文(全文)をお読みください。

過去3年間に何らかの不正・不祥事が発生した上場企業は、前回調査「2022年」と同じく50%です。半数の企業で、起きているのです。報道を賑わしたものでは、オリンピックでの贈賄、大手中古車ディーラーによる保険金の過大請求、大手自動車会社の認証試験不正などがありました。

不正の内容は、横領、会計不正、情報漏洩、サーバー攻撃、データ偽装、贈収賄などです。
その真因は、コンプライアンス意識の欠如、業務プロセスの未整備、過度に業績を優先する組織風土、第三者チェック機能の不足です。「割り組織、セクショナリズムによる部門・職制間のコミュニケーション不全」や、「上司の指示が絶対的であり疑問の声をあげることのできない職場環境」もあります。

不正の早期発見・予防対策としては、研修教育(経営層向け、従業員向け)、現場での内部統制の強化、リスクアセスメント(リスクを特定し、分析、評価する仕組み)の強化、不正の早期発見を目的とした内部監査の強化などが上げられています。
品質不正・データ偽装に対する取り組みとしては、定期的なコンプライアンス教育、不正を防止する企業方針、トップメッセージの発信、定期的な品質・コンプライアンス監査の実施などが上がっています。

夫の海外赴任同行休職

2024年10月22日   岡本全勝

10月2日の朝日新聞「記者から「駐夫」、見えた日本社会 「海外赴任同行休職制度」、元共同通信・小西一禎さんが経験を本に」から。

東京・永田町で、政治の最前線を追いかけていた政治記者が、妻の米国赴任に同行するため仕事を休み、2児を育てる主夫に――。元共同通信記者の小西一禎(かずよし)さん(52)は今年、そんな経験をベースに「妻に稼がれる夫のジレンマ」(ちくま新書)を出しました。「駐夫(ちゅうおっと)」になって見えた、日本男性や日本社会、企業の姿とは?

――永田町の政治記者から米国で主夫。なかなかの転身です。
妻の赴任先に同行し、2017年12月から3年3カ月、米国で暮らしました。当初から、妻は1人でも当時5歳と3歳の子どもを帯同する考えでした。自分はどうするのか。決断を迫られました。
「マッチョ・オブ・マッチョ」な永田町に身を置いて生きていました。ジェンダー平等意識も低く、「ジェンダー? 女性がやっていることね」というレベル。
悩んだのは自分のことです。「俺のキャリアどうなるんだ」と。自分勝手この上ないですよね。一方で、妻が1人で子ども2人を育てながら異国で働くことは非現実的に思えました。最終的に背中を押したのは社内の「配偶者海外赴任同行休職制度」です。キャリアは中断するけど、職場に戻ることはできる。そう考え、男性として初めて取得しました。

――周囲の反応は?
肯定的な意見を言ってくれたのは女性記者や大学の友達、後輩の男性ですね。一方、私が「粘土層」と呼ぶ、長時間労働を当たり前とする昭和な価値観を引きずる男性群からは「あいつ、終わったな」といった声を間接的に聞きました。

――米国で不安がなかったとは思えません。
妻に依存する生き方に不安がありました。根源は、私の中の「男は仕事」という価値観。キャリアを中断し、収入が断たれることは「男から降りた」という認識でした。
ふさぎ込みましたよ。渡米翌年の3月、首都ワシントンで働く他社の記者の姿を見て、10日ほど起き上がれなくなりました。一方で、長時間労働と引き換えに、家事育児を免除されることを当然視していた自分に気づきました。
気持ちの波は次第になだらかになりましたが、焦りや不満を妻にぶちまけたことはあります。帰国後の自分のキャリアも気になり、難しかったですね。

――18年、SNS上で「世界に広がる駐夫・主夫友の会」を立ち上げました。会員は180人近くになったそうですね。
現地で日本人の「パパ友」と飲み会をしても、途中からは仕事の話になる。当然、入れないんです。同じ思いをしている男性がいると思い、会を作りました。今、各地で駐夫たちがリアルで交流しています。まさに私が求めていたものです。

学があることと頭がよいこととは別2

2024年10月20日   岡本全勝

学があることと頭がよいこととは別」の続きです。
もう一つ、頭がよいことについて、世間で教えてもらったことがあります。
「気が利く」です。これも、相手がある話です。相手の行動の先を読んで、その準備をすることです。

その例の一つが、木下藤吉郎が織田信長の草履取りをしたとき、懐に入れて温めていたという話です。また、かつて多くの人がタバコを吸っていた時代、相手がタバコを取り出すと、マッチかライター、そして灰皿を出すとか。
そのような「ゴマすり」ではなく、対話や議論の際に、相手の言いたいことを先読みすることは重要です。受け答えを準備でき、想像していない質問にあたふたすることなくすみます。

状況は異なりますが、相手のあるスポーツやゲーム(将棋、碁など)は相手の行動を読む・先を読む競技です。もっとも、相手にあわせるのではなく、その裏をかくのですが。

川北英隆先生のブログ2

2024年10月16日   岡本全勝

以前にも紹介した「川北英隆先生のブログ」です。山歩きの記を楽しみに読んでいます。京都や奈良近くに、低いけどよい山があるのですね。

時々、更新されない日が続きます。「きっと、遠征に行っておられるのだな」と想像しています。当たりです。
ギリシャ、オリンポス山など」(続き)「インド北西部の端、ラダック地方」(続き)「南米パタゴニア」(続き)。このリンクを張ったページの後のページに、山歩きの記が写真入りで載っています。

70歳まで働きますか

2024年10月12日   岡本全勝

9月22日の朝日新聞に「いつまで働きますか?」が載っていました。
・・・高年齢者雇用安定法の改正により、すべての企業に対して、70歳までの雇用確保が努力義務となっています。「70歳定年」や「定年廃止」に踏み切る大手企業も出てきました。この流れは、日本社会に定着するのでしょうか。あなたは、70歳まで働きますか?・・・

そこにアンケート結果が載っています。

問 あなたは、70歳まで働きたいですか?
働きたい 70票 50.4%
働きたくない 46票 33.1%
その他、わからない 23票 16.5%

問 もし、あなたが70歳を過ぎても働き続けるとしたら、その理由、動機は何でしょうか。(二つまで回答可)
収入が必要だから 76票 54.7%
社会との関係を保ちたいから 70票 50.4%
働きがい、生きがいが欲しいから 52票 37.4%
健康を維持するため 21票 15.1%
仕事をしないと退屈だから 17票 12.2%
家に居場所がないから 3票 2.2%
その他、わからない 9票 6.5%