カテゴリー別アーカイブ: 著書「明るい公務員講座」

時事ドットコム「明るい仕事講座」3

時事ドットコムの連載「明るい仕事講座」は、第5回「中身の悩みと進め方の悩み」が掲載されました。

職員の悩みは、多くの場合、仕事の中身より、上司との人間関係です。その次が、難しい仕事をどのように進めてよいかが、わからないことです。まあ、上司との関係に悩むのも、進め方がわからないからなのですが。
進め方で悩むには、2つのものがあります。一つは、これまでにないような難しい課題の場合です。もう一つは、先行きがわからない不安です。
つらいのは、後者です。どんなに難しい課題でも、先行きがわかっておれば、そんなに悩みません。

登山に例えましょう。低い山(課題)より、高い山の方が、登るのは難しいです。でも、高い山でも、登山道が整備されていて、地図も持っていたら、地図のない低い山を登るより安心して登ることができます。そして登ったことのある先輩がいると、もっと安心できます。

時事ドットコム連載「明るい仕事講座」

時事通信社のウエッブサイト「時事ドットコム」で、「明るい仕事講座」が載りました。当初は、表紙の右「人気記事アーカイブ」に、漫画で入り口がありました。その後、漫画は、表紙下の「編集部セレクション」に移りました。
原本は「明るい公務員講座」ですが、公務員だけでなく民間の人にも役に立つとのことで、載せてくださるそうです。文章は、単行本に少し手が加わっています。補足説明

紹介 悩みに答える
第1回 9月1日 明るさは最大の武器
第2回 9月8日 返事は「ハイ」と元気よく
第3回 9月15日 一人で悩むな、抱えるな
第4回 9月22日 メンターを持とう
第5回 9月29日 中身の悩みと進め方の悩み
第6回 10月6日 実は人間関係に悩んでいる

日経新聞夕刊コラム「あすへの話題」2018年4月5日「新人諸君へ」での解説

お役に立った「明るい公務員講座」

先日、若手職員から、報告がありました。
前の職場でのことです。仕事をどう進めたら良いか、分からなくなったのだそうです。その職場でも前例のない案件を、担当したのです。
どうして良いかわからない。相談する人も、いなかったとのこと(ここが重要なのですが)。
かなり落ち込んで、そのうちに、何を悩んでいるか分からなくなったのです。「私一人ができないのか、誰がやってもできないのか」と悩みました。

そのとき、知人が「明るい公務員講座」読んでみたらと、助言をくれました。読んでみたら、「第2章と第3章が、私のことだ」と思えたそうです。それで、脱出できたとのこと。
よかったですね。お役に立てて、うれしいです。

『明るい公務員講座』4刷り

明るい公務員講座』の4刷りが出ました。6月30日付けです。引き続き売れているようです。ありがとうございます。内容は変わっていません。
若い人とともに、若い人を指導する立場の人が、読んでくれているようです。
本にも書いたように、珍しいことやびっくりするようなことは、書いていません。多くの職場で、多くの人が、実践していることです。
しかし、若手職員は、きちんと教えてもらっていない。指導する立場の人も、系統だって指導を受けていない。よって、この本を読んで、「そうか、こうすれば良いのか」とか、「私のやり方が正しかったんだ」と安心するのです。

「中級編は、まだ単行本にならないのですか」との問い合わせが、たくさんあります。はい、検討はしているのですが、今は中級編の連載に追われていて、それどころではないのです。しかも、この本が出たのが2月下旬。まだ、半年も経っていないのですよ。焦らないでください(苦笑)。
もっとも、ある読者曰く「全勝さん、最近の連載は中級編を通り越して、上級編になっていませんか」と。そうですね。あれも書きたい、これも書きたいと思って、次々と発展しています。単行本にする際には、組み立てを考えなければなりません。