カテゴリーアーカイブ:経済

人生前半投資

2007年12月19日   岡本全勝
18日の日経新聞経済教室は、守島基博教授の「格差是正に向けた経済政策、人的資本形成重視を」でした。
経済成長と公平を実現するために、人的資本形成を重要視しておられます。それは、個人の持っている知識や技術だけでなく、意欲、コミュニケーション能力、忍耐力をも含めたものです。そのために、人生の早い時期から形成すべきであることを主張しておられます。就学前から能力開発をしようというのです。問題発生後に「給付」するより、人生前半期に投資しようということです。
遅くなりましたが、18日の2008年度地方財政対策の概要、24日の2008年度国の予算案の、ホームページを紹介しておきます。便利になったものです。(12月25日)

経済成長

2007年12月4日   岡本全勝
4日の日経新聞経済教室に、牛尾治朗さんが、「人口減少下のサービス産業、生産性向上に国民運動を」を書いておられます。日本で広義のサービス産業のGDPの割合は7割を超えていること。その生産性向上は、製造業以上に効果があることを述べておられます。
学校で、1次産業・2次産業・3次産業の区分を習いました。しかし、経済の分析には、この区分は役に立ちません。2005年の統計では、第1次産業(農林水産業)は1.4%しかありません。第2次産業(鉱業、製造業、建設業)は26.4%、第3次産業(その他)が72.2%になっています(「平成17年度国民経済計算のポイント」p4、詳しくは「経済活動別国内総生産」の構成比)。
ここからわかるのは、日本がそして地域が豊かになるためには、農業だけでは限界があるということ、製造業も大切だけれども、サービス業の方がもっと重要だということです。

ガソリン税

2007年12月4日   岡本全勝
4日の朝日新聞に、ガソリン税(揮発油税と地方道路税)の暫定税率についての世論調査が出ていました。記事では、1リットル当たり150円の価格の内訳が、わかりやすく図示されています。原価は87.1円です。ガソリン税の本則分が28.7円、暫定税率分が25.1円、合計53.8円乗っています。そのほか消費税などを合わせ、税金が62.9円です。
このうち暫定税率分は、来年3月に期限が来ます。単純に言うと、延長しないと、4月からガソリンが25円程度安くなります。一方、この財源で道路を造っているので、道路財源が減ります。世論調査結果で、暫定税率延長賛成が21%、反対が68%でした。また、大都市と地方で、結果にあまり差がありません。

金融ビッグバン

2007年11月17日   岡本全勝

17日の朝日新聞変転経済は、「金融危機10年」の第4回「96年秋、日本版ビッグバン構想。セーフティネットなかった」でした。金融行政が、護送船団方式から自由化へ大きく改革が進みました。その際には、さまざまな思惑があったこと、また自由化で脱落する金融機関への安全網がなかったこと、そして想定外のアジア通貨危機が起きたことが解説されています。