4月12日の読売新聞くらし面が「公立 学用品など年10万円超」を伝えていました。
・・・「義務教育は、これを無償とする」。憲法26条に明記されているように、公立の小中学校は無償のイメージが強いが、ドリルや資料集、算数セットや書道セットなどを買いそろえる必要があり、保護者の出費が結構かさむ。その実態を探ってみた・・・
・・・今春、長女が宮崎県内の公立小学校に入学する会社員女性(31)は入学前にそろえた学校指定の学用品を前につぶやいた。指定された体操服や算数セット、粘土などは結構高く、総額2万円超。入学後も 鍵盤けんばん ハーモニカや絵の具セットが必要で、「子どもが使うので費用負担は仕方ないけれど……」と声を落とした・・・
・・・文部科学省の2018年度の調査によると、学校教育費として、公立小に通う子どもを持つ保護者が1年間で負担したのは6万3102円だった。内訳は、図書や文房具など学習に使うものへの支出が1万9673円と3割超を占め、ランドセルなどの通学関係費が1万8032円、学級費などの学校納付金が1万2235円。修学旅行や遠足などは6951円だった。給食も年間4万3728円かかり、学校教育費とあわせて年間10万円強の負担だ。公立中の学校教育費は制服がある学校が多く、年間13万8961円と倍増する。給食費とあわせて年間18万円強だ・・・